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>PNAS止まり(Nature, Cell, Scienceに載らなかった)という場合、一歩引いて判断しておく方がいいというか
これが日本にはびこるCNS信仰ってやつでしょうか。論文の中身でなく「どこに載ったか」でその価値を判断するという権威主義。CNS信仰を捨てない限り、日本のサイエンス(というかバイオロジーか)は永遠に米英に支配されつづけますよ。件の論文もPNASに出したのは単にCSNの上から目線な査読がいやという理由かも知れません。日本のバイオロジーはCNSのいいなりになっていて莫大な納税者からの血税が米英への単なる貢ぎ物になっている。
バイオ系じゃないのでよくわからないのですが、
日本のバイオロジーはCNSのいいなりになっていて莫大な納税者からの血税が米英への単なる貢ぎ物になっている。
これは具体的にはどういう意味ですか。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
プレスリリース読んだ感じだと (スコア:3, 興味深い)
>すべての細胞に分化可能かどうか
まぁ畸形腫(テラトーマ)形成しないみたいなので、ちょっと望み薄いのかなぁ、と思ってみたり。
#テラトーマ形成をがん化と結びつけて考える人もいるけど、悪性ではないことが多いし、分化多能性の指標でもあるので。
それから、身もふたもない言い方になっちゃうけど、プレスリリースの内容を読むとこれだけ面白そうで、いかにも実用性がありそうな内容なのに、PNAS止まり(Nature, Cell, Scienceに載らなかった)という場合、一歩引いて判断しておく方がいいというか…iPSやESをリプレースできるものになるかについては、少なくとも現時点では、その可能性は低いんじゃないかと。
Re: (スコア:2, 興味深い)
>PNAS止まり(Nature, Cell, Scienceに載らなかった)という場合、一歩引いて判断しておく方がいいというか
これが日本にはびこるCNS信仰ってやつでしょうか。論文の中身でなく「どこに載ったか」でその価値を判断するという権威主義。CNS信仰を捨てない限り、日本のサイエンス(というかバイオロジーか)は永遠に米英に支配されつづけますよ。件の論文もPNASに出したのは単にCSNの上から目線な査読がいやという理由かも知れません。日本のバイオロジーはCNSのいいなりになっていて莫大な納税者からの血税が米英への単なる貢ぎ物になっている。
Re: (スコア:0)
バイオ系じゃないのでよくわからないのですが、
これは具体的にはどういう意味ですか。
Re:プレスリリース読んだ感じだと (スコア:3, 興味深い)
Nature, Science, PNASはいずれもGeneralなJournalで自然科学の全分野を扱う雑誌(とは言え、物理系なんかは別枠ですが)、Cellはもう少し狭く、細胞生物学に絞った分野を扱いますが、「細胞生物学」自体がかなり広い範囲に亘るので、それを全般に扱うためGeneral journalと似た性質を持ってます。Impact factorで見ると、Cell, Nature, Scienceが30点前後、PNASは10点前後をうろうろしてる感じで、バイオ系でも分野によってはPNASよりIFが上のTop Journalがあるものもあります(J. Cell. Biol.とか)。
そもそもPNASは「アメリカ科学アカデミー」の機関誌なんで、規模は大きいんですが基本的には「学会誌」です。なので、まぁ「米英がどうたら」言うのであれば、PNASだって変わらない(というかむしろ、より「アメリカ」寄り)わけでして。
ただ、IFで言ったら段違いなんで、日本人に限らず、まずはCell, Nature, Scienceからトライしてみる、というのが割と当たり前です。最近は、特にオンライン投稿になって、審査が早く、早ければ1週間、遅くても1ヶ月くらいには最初の正否が出ます。で、rejectだったら、reviewerに指摘されたところを適宜直したりして(その部分は他のreviewerからも指摘される可能性が高いから)、ワンランク落としたところに投稿する、という感じでしょう。
で、PNASにはいわゆる「抜け穴」みたいなところがあって、アカデミー会員から投稿であれば、審査がぐんと甘くなります。なので、「10点前後にキープするための、最後の砦」みたいな感じで使ってる人が、割といます。PNASに載る論文は、玉石混淆でしかも「石」の割合が比較的多いと評されますが、この辺りの事情が関わってる、と。