ブログ [derekwyatt.co.uk]にある 「TURING'S FIRST PUBLISHED PAPER」ですが、 この雑誌の公式ページからたどれる目次 [oxfordjournals.org]に、 > A. M. Turing > Equivalence of Left and Right almost Periodicity > J. London Math. Soc. (1935) s1-10(4): 284-285 doi:10.1112/jlms/s1-10.40.284 というのがあり、そこからPDFをダウンロードできるようです [oxfordjournals.org] (有料、または大学や研究所等からアクセスすればそこの図書館等が購読していれば無料かも)。
別刷りがあるということは、その論文は出版されているということです。未出版の原稿が新たに見つかったとか、そういう話ではありません。なので、論文の内容を読むだけなら、その論文を含む論文誌を見れば載っています。さらに、 Turing の論文を集めて Collective Works of A. M. Turing という題名の 4 巻組の本が出版されている [turing.org.uk]ようなので、論文誌を購読していなくても数万円出せば Turing の論文を全部読めるはずです。
>his first published paper (スコア:1, すばらしい洞察)
「published paper」がオークションにかかるということ自体が理解の果てなんだが。
Re: (スコア:1, 興味深い)
雑誌名、巻、号、ページ、などがどこを探しても見当たりません。
ITMediaからリンクされている ページ [justgiving.com]には、
「impressive quantity of Turing's offprints」とありますが、
impressive quantityとは具体的にいくつなのか、目録も見当たりません。
ちなみにoffprint(別刷り)とのことなので、論文が掲載された雑誌そのもの
よりは価値が高いかもしれません。(別刷りとは、業界や時代によって違うかも
しれませんが、論文の雑誌への掲載が決まったときに、著者が50部なり100部なりの
その論文だけを印刷した小冊子を出版社からもらったり買い取ったりして、著者が
別の研究者から求められたときに
Re: (スコア:2)
別のコメント [srad.jp]で書きましたが、オークションが不成立で終わったから、寄付の呼びかけからリンクされていたオークション会社 Christie’s のページが消えたんですってば。それまではちゃんと Christie’s のページに載っていたのでしょう、知りませんけれど。いくらなんでも、「Alan Turing の論文別刷りたくさん」というだけの情報で 30 万ポンドからのオークションなんか開いたら馬鹿ですから。
試しに検索してみたら、英国の元国会議員の Derek Hyatt さんの
最初の論文はPDF化されてるようです (スコア:-1, オフトピック)
ブログ [derekwyatt.co.uk]にある
「TURING'S FIRST PUBLISHED PAPER」ですが、
この雑誌の公式ページからたどれる目次 [oxfordjournals.org]に、
> A. M. Turing
> Equivalence of Left and Right almost Periodicity
> J. London Math. Soc. (1935) s1-10(4): 284-285 doi:10.1112/jlms/s1-10.40.284
というのがあり、そこからPDFをダウンロードできるようです [oxfordjournals.org]
(有料、または大学や研究所等からアクセスすればそこの図書館等が購読していれば無料かも)。
この調子でいくと、いま話題となっているたくさんの論文について、
内容を読むだけなら安価に簡単にできてしまうかも知れません。
確かめた
Re:最初の論文はPDF化されてるようです (スコア:2)
万一、数千万円出さないと論文の内容を読めないと勘違いしている人が、その勘違いを理由に募金に応じたのだとしたら、それは申し訳ないけれど募金に応じた側の調査不足というものです。
寄付を求めるページに、オークションに出されているのは「論文の別刷り」であることがはっきり書かれています。「何だか知らないけれど重要だって言っているから協力しよう」という考えで募金に応じる人はいるでしょうけれど、そうやって信じて寄付する以外の人は、呼びかけに応じる前にせめて「論文の別刷り」というのがどういうものなのかを理解するべきでしょう。
別刷りがあるということは、その論文は出版されているということです。未出版の原稿が新たに見つかったとか、そういう話ではありません。なので、論文の内容を読むだけなら、その論文を含む論文誌を見れば載っています。さらに、 Turing の論文を集めて Collective Works of A. M. Turing という題名の 4 巻組の本が出版されている [turing.org.uk]ようなので、論文誌を購読していなくても数万円出せば Turing の論文を全部読めるはずです。
この程度の、少し調べればわかることを知って寄付する気がなくなるような人は、さすがに最初から寄付なんかしていないと信じたいです。