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機械船の損傷具合がわからない以上、着陸船のエンジンに頼るしかない状況では、諦めるか、月周回しかなかったように思えるのは結果論でしょうか?
そもそもアポロの8の字軌道は、月の裏側で減速動作をしなければそのまま地球に帰ってこられることを狙って設計されたものですからね。
どこかで話が歪んでるんだと思いますよ。
http://metamorphose-planet.blog.so-net.ne.jp/2010-12-15 [so-net.ne.jp]
アポロ13は事故発生前に月着陸のために軌道遷移していたので、そのまま飛んでいたら地球には帰還しなかった宋。
以下のどれかのアイデアがMITの学生発案ということかな。
この場合、帰還方法としては、
①宇宙船全体を反転させ、機械船のエンジンを噴射して減速・逆方向に再加速して引き返す「直接中止」②月の裏側を回って自動的に地球に帰還することができる自由帰還軌道を利用する「月周回中止」
などの方法がありました。直接中止には機械船のエンジンが完全な状態で使用できることが必要条件ですが、アポロ13号の場合は酸素タンクの爆発により機械船のエンジンが損傷を受けている可能性が大きいため、この方法による帰還は不可能と判断されました。
月周回中止については、アポロ13号は当初はこの軌道に乗って月を目指していましたが、フラ・マウロ高地へ向かうため打ち上げの翌日に機械船のエンジンを噴射して自由帰還軌道から離脱していたため、そのまま放置すると月の裏側を回って地球の方向には戻りますが、地球を大きく外れてしまう長大な楕円軌道乗っていました。そのため、事故発生からおよそ5時間半が経過した時点で、宇宙船を自由帰還軌道に戻すために月着陸船の降下用エンジンを噴射する軌道修が実行されました。その後、電池の消費問題に対応するために、地球帰還所要時間を16時間短縮させる方法がとられました。しかし、その噴射を行う前にアポロ13号の姿勢を確認する必要がありました。姿勢が正しく帰還コースに向いてないと地球に戻れないのです。管制センターからの指示でラヴェル船長はよく知られている星を航法用望遠鏡で探しましたがあまりにも星が多すぎて失敗。次の手段として管制センターが指示したのが、太陽を姿勢確認のための目標にすることがうまく行き、アポロ13号はいよいよ月周回軌道に入り、月の裏側から出た1時間後に着陸船の降下用エンジンを噴射して宇宙船を加速するPC+2噴射が実行されました。(注:PC+2噴射とは、月面探査を終わって地球に帰還する際に近月点通過後2時間経過した時点でエンジンを噴射し、加速して自由帰還軌道に戻るための噴射のこと)地球目指して正しいコースを飛び続けているはずのアポロ13号でしたが、管制センターは追跡レーダーからの報告で宇宙船がわずかにコースをそれつつあることを知らされます。実は冷却装置から排出されるわずかな水蒸気が長距離を航行する間に目に見えるほどコースを外させたのです。管制センターからは正しい角度で地球に帰還(大気圏再突入)できるように宇宙船の姿勢修正を指示してきました。 しかし、ナビゲーションシステムはOFFになっているため、目測、手動操作で軌道修正するしかありません。乗組員たちの必死の努力で、ようやく正しいと思える角度に正すことができました。管制センターからは最適の角度に修正できたことを確認してきました。
アポロ13号が大気圏再突入をするまでにあと一日となりました。管制センター対策チームのジョン・アーロンは、どうしたら大気圏再突入時に司令船に必要な電力を供給できるかを必死になって検討していました。もう何十回もシュミレーションで試していましたが、どうしても必要な電力量が確保できなかったのです。しかし、突然、あるアイデアがアーロンの頭に閃きました。正常時には司令船から月着陸船に供給される電力を、逆に着陸船から司令船に供給することを考えついたのです。シュミレーションもしないまま、それをアポロ13号に伝え、手順にそって実施するとうまくいきました。こうして全ての問題をクリアし、大気圏再突入に備え機械船を切り離しました。
>星を航法用望遠鏡で探しましたがあまりにも星が多すぎて失敗。
後に、爆発で噴出したガスが周辺を漂っていたことが原因だったとラベル船長が語っていたような記憶がある。
自由帰還軌道はトラブル発生時の対応に組み込まれていたような話を何かで読んだ覚えがありますね。計画時にはアポロ10、11、12号はフェールセーフのために自由帰還軌道を選択、アポロ13号でも自由帰還軌道に戻せる軌道があらかじめ選択されたとかそんな感じだったかな?なので、MITの学生が提案したというのはちょっと無いかなと思いますよね。
ご老齢ということを考えると、何か別の提案をして採用されたのと混同したってことはあるかもしれませんね。その学生がアポロのシステムをどこまで知っていたかによって提案できる内容も変わると思いますけど、MITはアポロ計画に結構噛んでるみたいなので、何か提案して受け入れられたってのは、ありえなくはないかなあ。
ただ自由帰還軌道にのっているだけだと酸素が足らないからクライシスだったのでは?>アポロ13
タレコミが情報不足な感じは同意。
関連するけど燃料電池破損(使用不能)による電力不足も大きな問題
ジャイロがつかえないとか、停止した電子機器への結露とか、よく戻って来れたものだと。
#危機対応に関するNASAの底力を見せつけた出来事ですね
その非常時でも,NASAは3交代で対応に当たるだけの人材がいたそうな。一方日本は,はやぶさの着陸・トラブルの時は,リポビタンDと気合いで乗り切ったそうで。
よい意味でも悪い意味でも太平洋戦争の時となにも変わっていないな。
お前さんはアポロ計画のアメリカ/NASAでの位置づけをよく考えてから物を言った方がいい。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
他に方法があったとは思えないけど? (スコア:0)
機械船の損傷具合がわからない以上、着陸船のエンジンに頼るしかない状況では、
諦めるか、月周回しかなかったように思えるのは結果論でしょうか?
Re: (スコア:1)
Re:他に方法があったとは思えないけど? (スコア:0)
そもそもアポロの8の字軌道は、月の裏側で減速動作をしなければそのまま地球に帰ってこられることを狙って設計されたものですからね。
どこかで話が歪んでるんだと思いますよ。
Re:他に方法があったとは思えないけど? (スコア:5, 参考になる)
http://metamorphose-planet.blog.so-net.ne.jp/2010-12-15 [so-net.ne.jp]
アポロ13は事故発生前に月着陸のために軌道遷移していたので、そのまま飛んでいたら地球には帰還しなかった宋。
以下のどれかのアイデアがMITの学生発案ということかな。
この場合、帰還方法としては、
①宇宙船全体を反転させ、機械船のエンジンを噴射して減速・逆方向に再加速して引き返す「直接中止」
②月の裏側を回って自動的に地球に帰還することができる自由帰還軌道を利用する「月周回中止」
などの方法がありました。直接中止には機械船のエンジンが完全な状態で使用できることが必要条件ですが、アポロ13号の場合は酸素タンクの爆発により機械船のエンジンが損傷を受けている可能性が大きいため、この方法による帰還は不可能と判断されました。
月周回中止については、アポロ13号は当初はこの軌道に乗って月を目指していましたが、フラ・マウロ高地へ向かうため打ち上げの翌日に機械船のエンジンを噴射して自由帰還軌道から離脱していたため、そのまま放置すると月の裏側を回って地球の方向には戻りますが、地球を大きく外れてしまう長大な楕円軌道乗っていました。そのため、事故発生からおよそ5時間半が経過した時点で、宇宙船を自由帰還軌道に戻すために月着陸船の降下用エンジンを噴射する軌道修が実行されました。その後、電池の消費問題に対応するために、地球帰還所要時間を16時間短縮させる方法がとられました。
しかし、その噴射を行う前にアポロ13号の姿勢を確認する必要がありました。姿勢が正しく帰還コースに向いてないと地球に戻れないのです。管制センターからの指示でラヴェル船長はよく知られている星を航法用望遠鏡で探しましたがあまりにも星が多すぎて失敗。
次の手段として管制センターが指示したのが、太陽を姿勢確認のための目標にすることがうまく行き、アポロ13号はいよいよ月周回軌道に入り、月の裏側から出た1時間後に着陸船の降下用エンジンを噴射して宇宙船を加速するPC+2噴射が実行されました。
(注:PC+2噴射とは、月面探査を終わって地球に帰還する際に近月点通過後2時間経過した時点でエンジンを噴射し、加速して自由帰還軌道に戻るための噴射のこと)
地球目指して正しいコースを飛び続けているはずのアポロ13号でしたが、管制センターは追跡レーダーからの報告で宇宙船がわずかにコースをそれつつあることを知らされます。実は冷却装置から排出されるわずかな水蒸気が長距離を航行する間に目に見えるほどコースを外させたのです。
管制センターからは正しい角度で地球に帰還(大気圏再突入)できるように宇宙船の姿勢修正を指示してきました。 しかし、ナビゲーションシステムはOFFになっているため、目測、手動操作で軌道修正するしかありません。乗組員たちの必死の努力で、ようやく正しいと思える角度に正すことができました。管制センターからは最適の角度に修正できたことを確認してきました。
アポロ13号が大気圏再突入をするまでにあと一日となりました。
管制センター対策チームのジョン・アーロンは、どうしたら大気圏再突入時に司令船に必要な電力を供給できるかを必死になって検討していました。もう何十回もシュミレーションで試していましたが、どうしても必要な電力量が確保できなかったのです。
しかし、突然、あるアイデアがアーロンの頭に閃きました。正常時には司令船から月着陸船に供給される電力を、逆に着陸船から司令船に供給することを考えついたのです。
シュミレーションもしないまま、それをアポロ13号に伝え、手順にそって実施するとうまくいきました。
こうして全ての問題をクリアし、大気圏再突入に備え機械船を切り離しました。
Re:他に方法があったとは思えないけど? (スコア:2)
>星を航法用望遠鏡で探しましたがあまりにも星が多すぎて失敗。
後に、爆発で噴出したガスが周辺を漂っていたことが原因だった
とラベル船長が語っていたような記憶がある。
Re:他に方法があったとは思えないけど? (スコア:2)
自由帰還軌道はトラブル発生時の対応に組み込まれていたような話を何かで
読んだ覚えがありますね。計画時にはアポロ10、11、12号はフェールセーフのために
自由帰還軌道を選択、アポロ13号でも自由帰還軌道に戻せる
軌道があらかじめ選択されたとかそんな感じだったかな?
なので、MITの学生が提案したというのはちょっと無いかなと
思いますよね。
ご老齢ということを考えると、何か別の提案をして採用されたのと混同したってことはある
かもしれませんね。その学生がアポロのシステムをどこまで知っていたかによって
提案できる内容も変わると思いますけど、MITはアポロ計画に結構噛んでるみたい
なので、何か提案して受け入れられたってのは、ありえなくはないかなあ。
Re:他に方法があったとは思えないけど? (スコア:1)
「おっちゃんは凄い名案だと思って話を上に通した(つもりだったけど、その報告はスルーされてミッションには影響を与えていない)」まで行けば、おっちゃんが自分の手柄だと思うには十分・・・。
>髪も髭も長く伸ばした筋金入りのヒッピー
が、誰か重要人物の変装だった、みたいなオチを期待したいところだけど・・・
Re: (スコア:0)
ただ自由帰還軌道にのっているだけだと酸素が足らないからクライシスだったのでは?>アポロ13
タレコミが情報不足な感じは同意。
Re: (スコア:0)
関連するけど燃料電池破損(使用不能)による電力不足も大きな問題
ジャイロがつかえないとか、停止した電子機器への結露とか、
よく戻って来れたものだと。
#危機対応に関するNASAの底力を見せつけた出来事ですね
Re: (スコア:0)
その非常時でも,NASAは3交代で対応に当たるだけの人材がいたそうな。
一方日本は,はやぶさの着陸・トラブルの時は,リポビタンDと気合いで乗り切ったそうで。
よい意味でも悪い意味でも太平洋戦争の時となにも変わっていないな。
Re: (スコア:0)
お前さんはアポロ計画のアメリカ/NASAでの位置づけをよく考えてから物を言った方がいい。