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使用済核燃料は、TWRの開発を進めて今世紀〜来世紀は再利用、その間に核種変換炉の開発を行う。遅くとも300年後には問題解決出来るようになっているというシナリオが描ける。
普通に増殖炉や低濃縮で使える炉では使えるのに、捨てることしか考えてないんだよなー。「分ければ資源」だろうに。
その変換炉の運用コストは、当然出した廃棄物の分量割ですよね。ただし日本は別として。
核種変換で熱が発生するだろうから、それで発電して運用コストを賄う。300年分燃料貯蔵すると考えれば、前向きな考え方も出来るだろう。
核種変換炉については2023年にはベルギーで実験炉が稼働するらしいから。300年掛からないはず。加速器を使って強力な陽子線作って、放射性元素を破砕して処理しながら発電するってやつ。他にもD-T核融合炉が実用化できれば、副産物の中性子線を使って処理することもできる。
厄介者の放射性廃棄物が宝の山になるかもね。溜まった廃棄物があるから当分ウランが要らんとか。
もともとそういう感じ(将来何とかなるだろ)というところもあったんだろうな事ことに及んでそれが言いにくい状態にただ300年分はきつくないか。
> その間に核種変換炉の開発を行う
こりゃ無理じゃない?核種変換って、要は錬金術なわけだけど、(1) 狙った変換だけできるとは限らない。副作用で生成される放射性同位体の量が一定以上あれば、核物質が減るどころか増えてしまう可能性がある。(2)加速器などで加えるエネルギーを揃えてやる方法なら(1)の問題は解決できる可能性はないわけでもないが、その場合はコストが高く、他のエネルギー生成手段よりずっと高価につく。たとえば、かなり高コストで現時点ではコスト的な面で競争力がない洋上風力発電でも、加速器を使うよりははるかに安くつくわけで、実用化する意味がない
でしょ?
今現在、原子力関係の予算を使って研究されている核種変換って、学術的興味によるものであって、実用化を本気で考えている人はいないのでは?(予算をとってくるために、お題目上は、実用化を目指していることにはなってるとは思うけど)
> 今の時点の浅はかな考えでコスト計算しても無意味です。
いやでも、他の発電手段よりも安くつくようになる可能性あるの?物理的に無理な気がする。
素粒子物理の世界で、これまでの常識をひっくり返すくらいの大発見でもあれば別だけど、それってつまり、現在、研究投資している方法とは全く別の方法が発見されれば、って話なわけで>> 今現在、原子力関係の予算を使って研究されている核種変換って、学術的興味によるものであって、>> 実用化を本気で考えている人はいないのでは?という結論は変わらないよね?(「今現在、原子力関係の予算を使って研究されている核種変換」ってとこに注目ね。)現時点で研究されている方法には、実用化の見込みなしでしょ。
こういう夢見がちな技術を、まじめに代替手段として主張してるから、信用されなくなるんだと思うけどな。「学術的に興味があって投資しているが、実用化はまだ見えてない」って正直に言って認められる範囲内なら、投資の継続にも賛成なんだけど…
今世紀中の話じゃないって書いてるのに、なんで今の時点の話をするんでしょう?イノベーションは常に起きるし、来世紀やその先の100年なんて見当もつかない進歩が起きてる分野が高エネルギー物理の世界だと思う。100年前には原爆なんてアイディアすらなかったのだよ。今や純水爆が出来ようとしてるってのに…。
> 今世紀中の話じゃないって書いてるのに、なんで今の時点の話をするんでしょう?
そりゃ、「今、原子力を続けてよい理由」として話してる人がいるからでしょう。「核変換技術が実用レベルに達するまで、いったん核分裂による発電は凍結し(まあすぐには凍結できないにしても、20〜30年以内をめどに、いったん撤廃し)、 核変換技術が実用化されたら、利用を再開しましょう」という主張だったら、何の問題もなく賛成しますよ。できるかどうかも分からない、それどころか、むしろ現時点での予測では、できない可能性が高い技術をベースに原子力発電の継続を主張するなんて、明らかにおかしいでしょう?
原発やめたら出来るはずがない。撤廃とか凍結とかしたら、エネルギー源でもある使用済核燃料を活用する道も処分する道も閉ざすということが判らないのは馬鹿なのですか?止めようとしていた化石燃料を使う以外代替手段がないのに、なんでこう考えもしないで、簡単に凍結とか撤廃とかあり得ないことを言う愚かな人が増えたのでしょうか…むしろ予算を増やして、原発の革新を今こそすべきでしょう。
> 原発やめたら出来るはずがない。撤廃とか凍結とかしたら、エネルギー源でも> ある使用済核燃料を活用する道も処分する道も閉ざすということが判らないのは> 馬鹿なのですか?
まず、これがおかしい。一時的にやめたとしても、十分有望な技術であれば、問題点が解消された後、再開可能でしょう。一時的にやめている間の代替をどうするかはもちろん問題ですが、原子力発電関係の技術開発が「出来るはずがない」というのはまったく根拠がありません。使用済核燃料は300年たっても、ほとんど減らないわけですから。
> 止めようとしていた化石燃料を使う以外代替手段がないのに、
これ
> 狙った変換だけできるとは限らない。副作用で生成される放射性同位体の量が一定以上あれば、> 核物質が減るどころか増えてしまう可能性がある。
特に高レベル廃棄物や汚染瓦礫の焼却灰だと様々な核種が混在している状態で特定の核種に成るようにコントロールするのは不可能ですが ほとんどの場合、中性子を捕獲した放射生物質はより短命な核種に変化するだけなので放置するよりも遥かにコストや環境に対してメリットがあります。
>コストが高く、他のエネルギー生成手段よりずっと高価につく。
ネタ元の示すように地層処分が安全とは言えないこと、そもそもスペース的
どこにつけるか迷いましたが、とりあえず、ここに、これを貼っておきますね。 http://ieer.org/wp/wp-content/uploads/2000/05/E&S13JapaneseWasteTr... [ieer.org] > 我々の主たる所見は、核変換方式は長期的な廃棄物管理問題を解決しないということである。> 核変換が提唱されている廃棄物のほぼ全量はウランからなるが、これらは、現在の公式提案に> よれば、低レベル放射性廃棄物として扱われ、慎重に選択され設計された処分場での処分より、> はるかに大きなリスクをもたらす方法で処分されることになっている。加えて、核変換物質の> 相当
「より短命な核種に変化する」を分かって書いてるとは思えんな。
> 「より短命な核種に変化する」を分かって書いてるとは思えんな。
ペーパーの中に、核種別の寿命も書いて論じてるのに、分かってないわけがないでしょ。印象操作乙。
TWRも魅力的ですが既に要素技術が開発されている加速器駆動未臨界炉(ADSR)で良いのではないでしょうか?
一回点火してしまうと手を入れる必要がない=手が出せない進行波炉はまだまだ研究を進める必要はあるけれどADSRなら既存の技術だけでほぼ商業規模で作れるところまで来ています。安全面に関してもスイッチを入れなければ臨界は起こらないので暴走やメルトダウン・スルーの心配がない。 大量に溜まった高レベル廃棄物やセシウム吸着剤をばんばか処理できると今の日本の情況にはピッタリだと思うのです。
ただこのご時世に、どんな安全で有用なものであっても新たに原子炉が作られる許可が降りないだろうことは予想できますが。
TWRは未臨界量を反射材で臨界させてるから反射材取れば止まるよ?
依頼した側が、今の構想の最終処分は適切ではない、って答えを受け入れないんでしょうね。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
核種変換 (スコア:0)
使用済核燃料は、TWRの開発を進めて今世紀〜来世紀は再利用、
その間に核種変換炉の開発を行う。遅くとも300年後には問題
解決出来るようになっているというシナリオが描ける。
Re:核種変換 (スコア:1)
普通に増殖炉や低濃縮で使える炉では使えるのに、捨てることしか考えてないんだよなー。
「分ければ資源」だろうに。
Re: (スコア:0)
その変換炉の運用コストは、当然出した廃棄物の分量割ですよね。
ただし日本は別として。
Re: (スコア:0)
核種変換で熱が発生するだろうから、それで発電して運用コストを賄う。
300年分燃料貯蔵すると考えれば、前向きな考え方も出来るだろう。
Re:核種変換 (スコア:1)
核種変換炉については2023年にはベルギーで実験炉が稼働するらしいから。300年掛からないはず。
加速器を使って強力な陽子線作って、放射性元素を破砕して処理しながら発電するってやつ。
他にもD-T核融合炉が実用化できれば、副産物の中性子線を使って処理することもできる。
Re:核種変換 (スコア:1)
厄介者の放射性廃棄物が宝の山になるかもね。
溜まった廃棄物があるから当分ウランが要らんとか。
the.ACount
Re: (スコア:0)
もともとそういう感じ(将来何とかなるだろ)というところもあったんだろうな
事ことに及んでそれが言いにくい状態に
ただ300年分はきつくないか。
Re: (スコア:0)
> その間に核種変換炉の開発を行う
こりゃ無理じゃない?
核種変換って、要は錬金術なわけだけど、
(1) 狙った変換だけできるとは限らない。副作用で生成される放射性同位体の量が一定以上あれば、核物質が減るどころか増えてしまう可能性がある。
(2)加速器などで加えるエネルギーを揃えてやる方法なら(1)の問題は解決できる可能性はないわけでもないが、その場合はコストが高く、他のエネルギー生成手段よりずっと高価につく。たとえば、かなり高コストで現時点ではコスト的な面で競争力がない洋上風力発電でも、加速器を使うよりははるかに安くつくわけで、実用化する意味がない
でしょ?
今現在、原子力関係の予算を使って研究されている核種変換って、学術的興味によるものであって、
実用化を本気で考えている人はいないのでは?
(予算をとってくるために、お題目上は、実用化を目指していることにはなってるとは思うけど)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
> 今の時点の浅はかな考えでコスト計算しても無意味です。
いやでも、他の発電手段よりも安くつくようになる可能性あるの?
物理的に無理な気がする。
素粒子物理の世界で、これまでの常識をひっくり返すくらいの大発見でもあれば別だけど、
それってつまり、現在、研究投資している方法とは全く別の方法が発見されれば、って話なわけで
>> 今現在、原子力関係の予算を使って研究されている核種変換って、学術的興味によるものであって、
>> 実用化を本気で考えている人はいないのでは?
という結論は変わらないよね?
(「今現在、原子力関係の予算を使って研究されている核種変換」ってとこに注目ね。)
現時点で研究されている方法には、実用化の見込みなしでしょ。
こういう夢見がちな技術を、まじめに代替手段として主張してるから、信用されなくなるんだと思うけどな。
「学術的に興味があって投資しているが、実用化はまだ見えてない」って正直に言って認められる範囲内
なら、投資の継続にも賛成なんだけど…
Re: (スコア:0)
今世紀中の話じゃないって書いてるのに、なんで今の時点の話をするんでしょう?
イノベーションは常に起きるし、来世紀やその先の100年なんて見当もつかない
進歩が起きてる分野が高エネルギー物理の世界だと思う。100年前には原爆なんて
アイディアすらなかったのだよ。今や純水爆が出来ようとしてるってのに…。
Re: (スコア:0)
> 今世紀中の話じゃないって書いてるのに、なんで今の時点の話をするんでしょう?
そりゃ、「今、原子力を続けてよい理由」として話してる人がいるからでしょう。
「核変換技術が実用レベルに達するまで、いったん核分裂による発電は凍結し
(まあすぐには凍結できないにしても、20〜30年以内をめどに、いったん撤廃し)、
核変換技術が実用化されたら、利用を再開しましょう」
という主張だったら、何の問題もなく賛成しますよ。
できるかどうかも分からない、それどころか、むしろ現時点での予測では、
できない可能性が高い技術をベースに原子力発電の継続を主張するなんて、
明らかにおかしいでしょう?
Re: (スコア:0)
原発やめたら出来るはずがない。撤廃とか凍結とかしたら、エネルギー源でも
ある使用済核燃料を活用する道も処分する道も閉ざすということが判らないのは
馬鹿なのですか?止めようとしていた化石燃料を使う以外代替手段がないのに、
なんでこう考えもしないで、簡単に凍結とか撤廃とかあり得ないことを言う
愚かな人が増えたのでしょうか…むしろ予算を増やして、原発の革新を
今こそすべきでしょう。
Re: (スコア:0)
> 原発やめたら出来るはずがない。撤廃とか凍結とかしたら、エネルギー源でも
> ある使用済核燃料を活用する道も処分する道も閉ざすということが判らないのは
> 馬鹿なのですか?
まず、これがおかしい。
一時的にやめたとしても、十分有望な技術であれば、問題点が解消された後、
再開可能でしょう。一時的にやめている間の代替をどうするかはもちろん問題ですが、
原子力発電関係の技術開発が「出来るはずがない」というのはまったく根拠がありません。
使用済核燃料は300年たっても、ほとんど減らないわけですから。
> 止めようとしていた化石燃料を使う以外代替手段がないのに、
これ
Re: (スコア:0)
> 狙った変換だけできるとは限らない。副作用で生成される放射性同位体の量が一定以上あれば、
> 核物質が減るどころか増えてしまう可能性がある。
特に高レベル廃棄物や汚染瓦礫の焼却灰だと様々な核種が混在している状態で特定の核種に
成るようにコントロールするのは不可能ですが ほとんどの場合、中性子を捕獲した放射生物質は
より短命な核種に変化するだけなので放置するよりも遥かにコストや環境に対してメリットがあります。
>コストが高く、他のエネルギー生成手段よりずっと高価につく。
ネタ元の示すように地層処分が安全とは言えないこと、そもそもスペース的
Re: (スコア:0)
どこにつけるか迷いましたが、とりあえず、ここに、これを貼っておきますね。
http://ieer.org/wp/wp-content/uploads/2000/05/E&S13JapaneseWasteTr... [ieer.org]
> 我々の主たる所見は、核変換方式は長期的な廃棄物管理問題を解決しないということである。
> 核変換が提唱されている廃棄物のほぼ全量はウランからなるが、これらは、現在の公式提案に
> よれば、低レベル放射性廃棄物として扱われ、慎重に選択され設計された処分場での処分より、
> はるかに大きなリスクをもたらす方法で処分されることになっている。加えて、核変換物質の
> 相当
Re:核種変換 (スコア:1)
「より短命な核種に変化する」を分かって書いてるとは思えんな。
the.ACount
Re: (スコア:0)
> 「より短命な核種に変化する」を分かって書いてるとは思えんな。
ペーパーの中に、核種別の寿命も書いて論じてるのに、分かってないわけがないでしょ。
印象操作乙。
Re: (スコア:0)
TWRも魅力的ですが既に要素技術が開発されている
加速器駆動未臨界炉(ADSR)で良いのではないでしょうか?
一回点火してしまうと手を入れる必要がない=手が出せない
進行波炉はまだまだ研究を進める必要はあるけれどADSRなら
既存の技術だけでほぼ商業規模で作れるところまで来ています。
安全面に関してもスイッチを入れなければ臨界は起こらないので
暴走やメルトダウン・スルーの心配がない。 大量に溜まった
高レベル廃棄物やセシウム吸着剤をばんばか処理できると
今の日本の情況にはピッタリだと思うのです。
ただこのご時世に、どんな安全で有用なものであっても
新たに原子炉が作られる許可が降りないだろうことは
予想できますが。
Re:核種変換 (スコア:1)
TWRは未臨界量を反射材で臨界させてるから反射材取れば止まるよ?
Re: (スコア:0)
依頼した側が、今の構想の最終処分は適切ではない、って答えを受け入れないんでしょうね。