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地学・海洋学的な微細観察とか定点観測とかは?
望遠鏡の波長特性が見当たらないので断言できませんが、海洋学には使えないと思います。
海洋学だと、ある波長とある波長の反射光や放射された電磁波の比とか差とかの分光特性からいろんなパラメータを推定します。つまり、特定の波長だけを通す(しかも波長幅は小さく)フィルタのようなものを通した観測が必要です。そのため、空間分解能はある程度犠牲にして(広い範囲からの反射光や放射光を積分してS/Nを高める)、波長分解能に特化したセンサが求められます。ですので、空間分解能としては海洋学ではO(100m)が今チャレンジングなセンサとして各国しのぎを削ってます。(波長分解能は数十nm近接しあうチャンネルで違うシグナルを出すように設計されている)また、海洋の現象は数日程度で変化するものが多いため、少なくとも週に2度以上の観測回数が必要です。
この手の高空間分解能高額、じゃない光学顕微鏡は空間分解能を上げるために、波長分解能を犠牲にして空間的に狭い範囲からの幅広いレンジの波長帯の反射光・放射光を積分してS/N比を高めます。今回のこれはわかりませんが、下手すれば可視光域(400nm~700nmくらいまで)を全部積分していてもおかしくありません。そんな雑多なものを積分しちゃったら元のシグナルに戻せないので、海洋学では使えません。
また、この手のスパイ衛星って、一箇所当たりの積分時間を高める(S/Nを高める)ために、一度に観測できる範囲もそう広くはできません。これは、スパイ目的だと「30日前にはなかった建物ができてる。ミサイル発射/核実験の予兆だ」という程度の観測頻度で十分だということもあります。ただし、建物や運搬車の種類などを判別できる必要があるため、数cmから数十mの空間分解能があります。数十mとなると、地図作成用途などの民間衛星でもできるので、今回のは本当に数cmからメートル以下の精度があるのかも。
#冷戦時代に言われていた笑い話に、米ソ両国のスパイ衛星技術者が解像度を自慢しあって曰く# 「俺っちのスパイ衛星だと、お前んとこの軍事基地で立小便してるさぼり兵士見つけられるもんね!」# 「何お!俺のところのスパイ衛星なら、その立小便してる兵士がHo茎かどうかもわかるもんね!」
NASAが求めるようなプロポーザルは、「30日から60日に一回くらいの観測で、数cmから数mの空間スケールで変化が観察できるような現象を観測するとブレークスルーとなるような分野」だと思います。海洋学にはたぶんありません。地学は知りません。ごみの不法投棄とか、アマゾンの不法伐採とかの監視目的はありだと思います。まんまスパイ用途的ですけど。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
当たり前だけど (スコア:0)
地学・海洋学的な微細観察とか定点観測とかは?
Re:当たり前だけど (スコア:3, 興味深い)
望遠鏡の波長特性が見当たらないので断言できませんが、海洋学には使えないと思います。
海洋学だと、ある波長とある波長の反射光や放射された電磁波の比とか差とかの分光特性からいろんなパラメータを推定します。
つまり、特定の波長だけを通す(しかも波長幅は小さく)フィルタのようなものを通した観測が必要です。
そのため、空間分解能はある程度犠牲にして(広い範囲からの反射光や放射光を積分してS/Nを高める)、
波長分解能に特化したセンサが求められます。
ですので、空間分解能としては海洋学ではO(100m)が今チャレンジングなセンサとして各国しのぎを削ってます。
(波長分解能は数十nm近接しあうチャンネルで違うシグナルを出すように設計されている)
また、海洋の現象は数日程度で変化するものが多いため、少なくとも週に2度以上の観測回数が必要です。
この手の高空間分解能高額、じゃない光学顕微鏡は空間分解能を上げるために、波長分解能を犠牲にして
空間的に狭い範囲からの幅広いレンジの波長帯の反射光・放射光を積分してS/N比を高めます。
今回のこれはわかりませんが、下手すれば可視光域(400nm~700nmくらいまで)を全部積分していてもおかしくありません。
そんな雑多なものを積分しちゃったら元のシグナルに戻せないので、海洋学では使えません。
また、この手のスパイ衛星って、一箇所当たりの積分時間を高める(S/Nを高める)ために、一度に観測できる範囲もそう広くはできません。
これは、スパイ目的だと「30日前にはなかった建物ができてる。ミサイル発射/核実験の予兆だ」という程度の観測頻度で十分だということもあります。
ただし、建物や運搬車の種類などを判別できる必要があるため、数cmから数十mの空間分解能があります。
数十mとなると、地図作成用途などの民間衛星でもできるので、今回のは本当に数cmからメートル以下の精度があるのかも。
#冷戦時代に言われていた笑い話に、米ソ両国のスパイ衛星技術者が解像度を自慢しあって曰く
# 「俺っちのスパイ衛星だと、お前んとこの軍事基地で立小便してるさぼり兵士見つけられるもんね!」
# 「何お!俺のところのスパイ衛星なら、その立小便してる兵士がHo茎かどうかもわかるもんね!」
NASAが求めるようなプロポーザルは、「30日から60日に一回くらいの観測で、数cmから数mの空間スケールで変化が観察できるような現象を観測すると
ブレークスルーとなるような分野」だと思います。
海洋学にはたぶんありません。地学は知りません。ごみの不法投棄とか、アマゾンの不法伐採とかの監視目的はありだと思います。まんまスパイ用途的ですけど。