アカウント名:
パスワード:
リンク先の動画を見てびっくりしたのですが、タンパク質やDNAは残し、脂質のみを除去しているわけです。なので、特定のたんぱく質や塩基配列を蛍光染色して、脳の中の神経ネットワークの立体構造をそのまま見る事が出来るわけです。
うまくやれば、遺伝子の発現パターンなんかも見れるかも知れませんね。
原理としては、サイズ選択による低分子除去のようです。
ポリアクリルアミドゲルは、タンパク質や核酸の電気泳動に用いるゲル化剤ですので、基本的にタンパク質や核酸のような高分子はゲルに引っ掛かってその場に留まりますが、低分子の脂質はゲルのアミ目をすり抜けるので溶媒で除去する事が出来る、という事でしょう。
分子ふるいとして泳動速度の違いで分けているのではなく、タンパク質等の組織はホルムアルデヒドでゲルに架橋してしまっているようですよ。組織が固定されているからじっくり数日かけた電気泳動で脂質の荷電ミセルを追い出せると。泳動速度差だけで分けようとすると、いくら高分子とはいえ少しずつ動いてしまうし、ゲル内で拡散もするのであまり長時間はかけられない。
ありがとうございます。ざっと動画を見ただけできちんと理解できていませんでした。なるほど、凄い事を考えるものです。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
タンパク質やDNAは残っている (スコア:4, 参考になる)
リンク先の動画を見てびっくりしたのですが、タンパク質やDNAは残し、脂質のみを除去しているわけです。
なので、特定のたんぱく質や塩基配列を蛍光染色して、脳の中の神経ネットワークの立体構造をそのまま見る事が出来るわけです。
うまくやれば、遺伝子の発現パターンなんかも見れるかも知れませんね。
原理としては、サイズ選択による低分子除去のようです。
ポリアクリルアミドゲルは、タンパク質や核酸の電気泳動に用いるゲル化剤ですので、
基本的にタンパク質や核酸のような高分子はゲルに引っ掛かってその場に留まりますが、低分子の脂質はゲルのアミ目をすり抜けるので溶媒で除去する事が出来る、という事でしょう。
Re:タンパク質やDNAは残っている (スコア:4, 参考になる)
分子ふるいとして泳動速度の違いで分けているのではなく、
タンパク質等の組織はホルムアルデヒドでゲルに架橋してしまっているようですよ。
組織が固定されているからじっくり数日かけた電気泳動で脂質の荷電ミセルを追い出せると。
泳動速度差だけで分けようとすると、いくら高分子とはいえ少しずつ動いてしまうし、ゲル内で拡散もするのであまり長時間はかけられない。
Re: (スコア:0)
ありがとうございます。
ざっと動画を見ただけできちんと理解できていませんでした。
なるほど、凄い事を考えるものです。