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淡水魚用のフィルター用活性炭(ブラックホールっていうヤツ)と比べるとたいした事ないのでは。単なる竹の活性炭でしかない。
活性炭が様々な物質を吸着するのは,孔構造が発達していて比表面積が非常に大きいからですが, ・スタート物質(原材料)として何を使ったのか ・賦活化処理をどのように行ったかで,その孔構造や孔径分布に大きな違いが生じます.従って一口に活性炭といってもその吸着能は様々.webで確認できる資料だと例えば↓の中程,『活性炭細孔分布図』.http://kiwachem.co.jp/knowledge/index.html [kiwachem.co.jp]
活性炭の中でも特に比表面積が大きい物は 東北大京谷研で開発されたゼオライトテンプレートカーボン(約4000 m2/g) http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/kyotani/research.html [tohoku.ac.jp] 大阪ガスが開発した活性炭素繊維(最高で約3000 g2,市販品は最高約2000 g2) http://www.adall.co.jp/adall_nb/prop.htm [adall.co.jp]あたりかな.
もちろん,今回の報告はゼオライトと竹炭(竹から作った活性炭?)との比較のようなので,活性炭ならどれも同じような吸着能があるのか,それともこの竹炭が特に良い性能を示すのかは判断つきませんね.
活性炭と言わず竹炭と言ってるんだから活性炭ではないんでしょう。とはいえ元々木炭に比べて比表面積が大きく、頑張ればかなり活性炭っぽくなるようです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E7%82%AD [wikipedia.org]
性能で言えば活性炭にはかなわないと思いますが、竹炭の利点はコストでしょうね。ゼオライトに対しては燃やせるってのは利点ですが、ゼオライトもイオン交換出来るし、コストで言えばゼオライトの方が上だったと思います。まあ、特性が違うんで状況に合わせて選択ですね。
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活性炭とどう違うのかと、説教すること3時間 (スコア:1)
淡水魚用のフィルター用活性炭(ブラックホールっていうヤツ)と比べるとたいした事ないのでは。
単なる竹の活性炭でしかない。
孔径分布 (スコア:5, 参考になる)
活性炭が様々な物質を吸着するのは,孔構造が発達していて比表面積が非常に大きいからですが,
・スタート物質(原材料)として何を使ったのか
・賦活化処理をどのように行ったか
で,その孔構造や孔径分布に大きな違いが生じます.従って一口に活性炭といってもその吸着能は様々.
webで確認できる資料だと例えば↓の中程,『活性炭細孔分布図』.
http://kiwachem.co.jp/knowledge/index.html [kiwachem.co.jp]
活性炭の中でも特に比表面積が大きい物は
東北大京谷研で開発されたゼオライトテンプレートカーボン(約4000 m2/g)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/kyotani/research.html [tohoku.ac.jp]
大阪ガスが開発した活性炭素繊維(最高で約3000 g2,市販品は最高約2000 g2)
http://www.adall.co.jp/adall_nb/prop.htm [adall.co.jp]
あたりかな.
もちろん,今回の報告はゼオライトと竹炭(竹から作った活性炭?)との比較のようなので,
活性炭ならどれも同じような吸着能があるのか,それともこの竹炭が特に良い性能を示すのかは判断つきませんね.
Re:孔径分布 (スコア:1)
活性炭は表面電位が小さくファンデルワールス力による吸着がメインなのに対し,
竹炭はフェノール基などの極性分子がpH条件によって表面錯体をつくり,イオンを電気的に吸着できるということだと思います.
つまり同じ吸着でも支配する力学が異なるため,選択性が全く異なるのです.
余談ですが,セシウムとヨウ素を同時に吸着させるのではなく,低pHで陰イオン,高pHで陽イオンを吸着させるのが効率的でしょう.
Re: (スコア:0)
活性炭と言わず竹炭と言ってるんだから活性炭ではないんでしょう。
とはいえ元々木炭に比べて比表面積が大きく、頑張ればかなり活性炭っぽくなるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E7%82%AD [wikipedia.org]
性能で言えば活性炭にはかなわないと思いますが、竹炭の利点はコストでしょうね。
ゼオライトに対しては燃やせるってのは利点ですが、ゼオライトもイオン交換出来るし、コストで言えばゼオライトの方が上だったと思います。
まあ、特性が違うんで状況に合わせて選択ですね。