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これ、フィクションなら何の問題もない話だよね。
ラピュタの光はソドムとゴモラを破壊した。インドではラーマヤナの火と呼ばれている。
ただ問題は、現代だろうが古代だろうが、そういうフィクションに基づいた迷信を作り出そうとしている人たちが常に一定数存在していることで、それはキリスト教だろうが道教だろうが変わらない。そういう神秘主義には、常に理性的な視点で対処していかなければいけない。
そういう意味での反宗教だった仏教(バラモン教、バラモン階級の優越、ヴェーダ的輪廻転生の意義を否定)が、竜樹の大乗仏教(バラモン教的な神々の存在を認
>ただ問題は、現代だろうが古代だろうが、そういうフィクションに基づいた迷信を作り出そうとしている人たちが常に一定数存在していることで、それはキリスト教だろうが道教だろうが変わらない。そういう神秘主義には、常に理性的な視点で対処していかなければいけない。
正論! 合理的!しかし現在の日本で天皇神話に対して、同じことを言える人がどれだけいるか?歴史修正主義もまったく同じ。
日本人で、天皇神話を史実だと思っている人は圧倒的に少数派だと思ってたんだけど、俺の認識は間違ってる?もし、天皇神話を史実だと思っている人が多かったら、日本はかなりまずい状況だと思う。進化論を否定する人が多いアメリカのことをばかできない。
さすがにがちがちの右翼の中でも、天皇神話を史実だと思ってる人はごく一部だと思うんだけど。
史実だとは思いますよ。
人類が認識する自然物や自然現象、または民族や文化・文明などさまざまな事象を、世界が始まった時代における神など超自然的・形而上的な存在や文化英雄などとむすびつけた一回限りの出来事として説明する物語であり、諸事象の起源や存在理由を語る説話(略)
という部分 [wikipedia.org]に限っては。
世界中の神話には、いわゆる創造論にとどまらない様々な「現実に基づいたであろう神話」があります。貴種流離譚や洪水神話、双子神話や死と再生の神…これらは太古の、およそ表現に乏しい時代における歴史を著述するための1つの手段なんです。その観点で言えば国譲りなんて服属神話の一類型ですしフィンブルヴェトからのラグナロクだって冬の厳しい寒さや食料不足からくる民族の破局的闘争とも取れ、ヒンドゥー教にしても生→世→死のプロセスを人間の営みに、カーストを立地や環境に例えただけの話になります。
ここで大事なのは「創世神話」だけは環境の説明ではなく権威の付与のために作られた神話であるという点です。とりもなおさず人類誕生、より正確を期せば人類が正気を持ち始めた頃から生きていた伝承はない以上、創世神話は自己と土地や部族や正統性とを結びつけるための権威として制定されているからです。キリスト教とて初期の洪水神話といった通常の神話とローマユダヤ教徒との闘争に敗れての刑死以後では明らかに毛色が違います。また自己を偉く見せるための歴史的著述部分について信用ならないのは他国の史書や態度を見ても明らかですね。
だから天皇神話(とやら)のみならず、件の記事の「○○は~~によって作られた」というのは明確な創世神話、誤謬です。「世界最初の飛行機の発明者は古代ヒンドゥー教の賢人Maharishi Bharadwajによって作られた」と「人間は(神|宇宙人|スパゲティ・モンスター|キュウべえ)によって作られた」が論理フロー的に同じなのは理解できますね?その点でこのAnand J. Bodas氏の発言は数千年前に誰かが無知な民衆を騙して権力を得ようとうそぶいた創世神話と同じ程度のパワーしか持ちません。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
ラピュタ (スコア:0)
これ、フィクションなら何の問題もない話だよね。
ただ問題は、現代だろうが古代だろうが、そういうフィクションに基づいた迷信を作り出そうとしている人たちが常に一定数存在していることで、それはキリスト教だろうが道教だろうが変わらない。そういう神秘主義には、常に理性的な視点で対処していかなければいけない。
そういう意味での反宗教だった仏教(バラモン教、バラモン階級の優越、ヴェーダ的輪廻転生の意義を否定)が、竜樹の大乗仏教(バラモン教的な神々の存在を認
Re: (スコア:0)
>ただ問題は、現代だろうが古代だろうが、そういうフィクションに基づいた迷信を作り出そうとしている人たちが常に一定数存在していることで、それはキリスト教だろうが道教だろうが変わらない。そういう神秘主義には、常に理性的な視点で対処していかなければいけない。
正論! 合理的!
しかし現在の日本で天皇神話に対して、同じことを言える人がどれだけいるか?
歴史修正主義もまったく同じ。
Re: (スコア:0)
日本人で、天皇神話を史実だと思っている人は圧倒的に少数派だと思ってたんだけど、俺の認識は間違ってる?
もし、天皇神話を史実だと思っている人が多かったら、日本はかなりまずい状況だと思う。
進化論を否定する人が多いアメリカのことをばかできない。
さすがにがちがちの右翼の中でも、天皇神話を史実だと思ってる人はごく一部だと思うんだけど。
ラピュタに実体あり、ラピュタ人に実体なし (スコア:1)
史実だとは思いますよ。
人類が認識する自然物や自然現象、または民族や文化・文明などさまざまな事象を、世界が始まった時代における神など超自然的・形而上的な存在や文化英雄などとむすびつけた一回限りの出来事として説明する物語であり、諸事象の起源や存在理由を語る説話(略)
という部分 [wikipedia.org]に限っては。
世界中の神話には、いわゆる創造論にとどまらない様々な「現実に基づいたであろう神話」があります。
貴種流離譚や洪水神話、双子神話や死と再生の神…これらは太古の、およそ表現に乏しい時代における歴史を著述するための1つの手段なんです。
その観点で言えば国譲りなんて服属神話の一類型ですしフィンブルヴェトからのラグナロクだって冬の厳しい寒さや食料不足からくる民族の破局的闘争とも取れ、
ヒンドゥー教にしても生→世→死のプロセスを人間の営みに、カーストを立地や環境に例えただけの話になります。
ここで大事なのは「創世神話」だけは環境の説明ではなく権威の付与のために作られた神話であるという点です。
とりもなおさず人類誕生、より正確を期せば人類が正気を持ち始めた頃から生きていた伝承はない以上、創世神話は自己と土地や部族や正統性とを結びつけるための権威として制定されているからです。
キリスト教とて初期の洪水神話といった通常の神話とローマユダヤ教徒との闘争に敗れての刑死以後では明らかに毛色が違います。
また自己を偉く見せるための歴史的著述部分について信用ならないのは他国の史書や態度を見ても明らかですね。
だから天皇神話(とやら)のみならず、件の記事の「○○は~~によって作られた」というのは明確な創世神話、誤謬です。
「世界最初の飛行機の発明者は古代ヒンドゥー教の賢人Maharishi Bharadwajによって作られた」と
「人間は(神|宇宙人|スパゲティ・モンスター|キュウべえ)によって作られた」が論理フロー的に同じなのは理解できますね?
その点でこのAnand J. Bodas氏の発言は数千年前に誰かが無知な民衆を騙して権力を得ようとうそぶいた創世神話と同じ程度のパワーしか持ちません。