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真上に上がって、同じところに戻って来ないんだろう?
普通は大気密度の低いところまで高度を稼ぐと同時に周回軌道に乗せるための速度を稼ぐために機体姿勢は徐々に水平になるだから同じところには戻ってこない一方、高度を稼ぐだけで一段目が同じところに戻ってくる打ち上げをするロケットもある
第一段を再利用するなら高度を稼ぐまでは垂直に打ち上げて、第一段を切り離したら横に倒して第二段に点火したらいい気がした。最近のロケットは第三段まであるみたいだけど、第一段を分割して四段式ロケットにするか、第二段を高性能化するか。
って、それが「一方、高度を稼ぐだけで一段目が同じところに戻ってくる打ち上げをするロケットもある」か。
そっすね。更に言うと、最近のロケットは段数はなるべく減らす方向。エンジンの性能が良くてロケットが大きいなら極力段数は少ない方が効率が良い。例えばFalcon9は2段式、H2A/H2B/H3も2段式。ただしH2/3は比較的大きなSRBを使うから2.5段ぐらいではあるけども。H3はSRB無しがあるけどね。極端に大きなロケット、具体的にはSpaceXのスターシップは単段式。
なぜ減らす方がいいかというと、段数多いとそれだけエンジンの数や種類が増え、タンクの数も増え、本来の荷物以外の重量が嵩む。その結果打ち上げ可能質量が減り、製造コストが嵩み、トラブルの可能性が上がるのだ。
高度稼ぐだけで同じ所に戻ってくるロケットは、Falcon9の打ち上げ方法の1つだね。荷物が軽い場合、一段目は高度を稼ぐだけで、ほとんど水平移動しない。安全のための距離取る程度。軌道速度を出す仕事は第2段が行う。発射地点に降りてくるので回収の手間が無いのと、着陸シーンを見れるので人気。
一方、同じFalcon9でも少し重い荷物の場合は、第1段は上空に上がった後水平にも加速する。その結果、発射地点まで戻って来れなくなるけども、洋上に無人船があって、そこにピンポイントで着陸するようになっている。もしもっと重い荷物の場合は回収せず使い捨てになるね。
日本のH2/H3の場合、第1段ロケットを高性能にして長時間使用する作りなので、例え再利用可能な作りにできたとしても、打ち上げ地点に戻すような運用はできなそう。無人船もしくは洋上の島などに着陸地が必要になるね。その場合でも、水平速度をかなり稼いだ後なので、再突入のための負荷が多くて不利になり得る。
てわけで、第1段目をどういう位置づけにするかで再利用方法も変わるのだ。大気から抜けてほぼ真空の所まで持ち上げるだけの仕事をさせるなら、「真上に上がって、同じところに戻って来る」作りにする。第1段というよりブースター(補助ロケット)的なイメージになるからか、フライバックブースターと呼ばれることがある。羽根つけて滑走路に帰還させて再利用するものとか計画されたことはあるけど、実現してないね。ロケット噴射の垂直着陸が可能と証明されたので、今後は翼付きのロケットは計画されないかもなぁ…。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
なんで (スコア:0)
真上に上がって、同じところに戻って来ないんだろう?
Re: (スコア:0)
普通は大気密度の低いところまで高度を稼ぐと同時に周回軌道に乗せるための速度を稼ぐために機体姿勢は徐々に水平になる
だから同じところには戻ってこない
一方、高度を稼ぐだけで一段目が同じところに戻ってくる打ち上げをするロケットもある
Re: (スコア:0)
第一段を再利用するなら高度を稼ぐまでは垂直に打ち上げて、第一段を切り離したら横に倒して第二段に点火したらいい気がした。
最近のロケットは第三段まであるみたいだけど、第一段を分割して四段式ロケットにするか、第二段を高性能化するか。
Re: (スコア:0)
って、それが「一方、高度を稼ぐだけで一段目が同じところに戻ってくる打ち上げをするロケットもある」か。
Re:なんで (スコア:0)
そっすね。
更に言うと、最近のロケットは段数はなるべく減らす方向。
エンジンの性能が良くてロケットが大きいなら極力段数は少ない方が効率が良い。
例えばFalcon9は2段式、H2A/H2B/H3も2段式。
ただしH2/3は比較的大きなSRBを使うから2.5段ぐらいではあるけども。H3はSRB無しがあるけどね。
極端に大きなロケット、具体的にはSpaceXのスターシップは単段式。
なぜ減らす方がいいかというと、段数多いとそれだけエンジンの数や種類が増え、タンクの数も増え、本来の荷物以外の重量が嵩む。その結果打ち上げ可能質量が減り、製造コストが嵩み、トラブルの可能性が上がるのだ。
高度稼ぐだけで同じ所に戻ってくるロケットは、Falcon9の打ち上げ方法の1つだね。
荷物が軽い場合、一段目は高度を稼ぐだけで、ほとんど水平移動しない。安全のための距離取る程度。軌道速度を出す仕事は第2段が行う。発射地点に降りてくるので回収の手間が無いのと、着陸シーンを見れるので人気。
一方、同じFalcon9でも少し重い荷物の場合は、第1段は上空に上がった後水平にも加速する。
その結果、発射地点まで戻って来れなくなるけども、洋上に無人船があって、そこにピンポイントで着陸するようになっている。
もしもっと重い荷物の場合は回収せず使い捨てになるね。
日本のH2/H3の場合、第1段ロケットを高性能にして長時間使用する作りなので、例え再利用可能な作りにできたとしても、打ち上げ地点に戻すような運用はできなそう。無人船もしくは洋上の島などに着陸地が必要になるね。
その場合でも、水平速度をかなり稼いだ後なので、再突入のための負荷が多くて不利になり得る。
てわけで、第1段目をどういう位置づけにするかで再利用方法も変わるのだ。
大気から抜けてほぼ真空の所まで持ち上げるだけの仕事をさせるなら、「真上に上がって、同じところに戻って来る」作りにする。第1段というよりブースター(補助ロケット)的なイメージになるからか、フライバックブースターと呼ばれることがある。
羽根つけて滑走路に帰還させて再利用するものとか計画されたことはあるけど、実現してないね。
ロケット噴射の垂直着陸が可能と証明されたので、今後は翼付きのロケットは計画されないかもなぁ…。