「代替燃料には何が有利なの?」記事へのコメント

科学的な議論ということなら

[Anonymous Coward]

代替燃料を作った場合のコストと、代替燃料を作らないで、戦争なんかの手段により石油を確保した場合のコストも比較すべきだと思う。善悪とか倫理とかの余計な思考は抜きで。
そういうのとも比較することで、初めて代替燃料を使うべきだという論理が展開できるはず。

＃後者の方が効率よかったらどうしよう。まぁ、後者のコストは国によってだいぶ違うし、それによる安全確保費用なんかも考慮しなきゃいけないから、簡単に算出できるものでもないだろうが・・・。

Re:科学的な議論ということなら

[crayfish (9255)]

どっちにしても、石油が有限な資源であり、人間が作り出すことのできない資源であることがわかっているわけです。
コストがどうあれ、それを燃料として燃やしてしまうのは非常にもったいない話で、化学工業や製薬などに使っていくべきなのです。
ですから、たとえ石油を使った方がコストが安くても、石油を燃やさなくてもいい代替燃料が必要なのです。

Re:科学的な議論ということなら

[Anonymous Coward]

>石油が有限な資源

ほんとに？
騙されてない？

Re:科学的な議論ということなら

[crayfish (9255)]

化石燃料である以上は有限では？
無限の資源であるなら、こんないいことはありません。とりあえずはエネルギー源は無限にあることになりますから、どんなにエネルギーを無駄にしても良いから、空気中の二酸化炭素を固定するシステムをつくれば、温暖化も解決するかも知れません。

40年前に「あと40年でなくなります」とか言っていたからと言って、40年後に「あと40年でなくなります」と言っているとは限らないですよ。

Re:科学的な議論ということなら

[TarZ (28055)]

仮に地球全体が化石燃料でできていて、かつ、排出炭酸ガスを全て固定化することで温暖化問題を
クリアできたと仮定したとしても、化石燃料全てを使い切るわけにはいきませんよ。

地球の大気圏には、10¹⁸kgの酸素があります。当然ですが、これを全て使うわけにはいきません。
（炭酸ガスを固定化して循環させないという前提だから）
酸素の分圧をエベレスト山頂並みになるまで使うとしたら、化石燃料の燃焼に使えるのはこの半分です。
この酸素でメタンを燃やしたときに得られる総エネルギーは 6.7 x 10²¹Jです。

西暦2000年の全世界のエネルギー消費の統計から計算すると、消費エネルギーを全て化石燃料で
まかなった場合、大気中の酸素が半分になるのに1000年かかりません。

# 実際は原子力や水力その他再利用可能なエネルギーもあるのでここまでひどくはない。

今のような文明を維持し続けるには、化石燃料に頼れる時間はあまり残されていません。