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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
教えてください (スコア:-1, 荒らし)
という話は、月探査に限らず、地底深層部、火星、土星などの宇宙探査でも云われることですが、
このデータが得られたあと、どうなるのですか?
”分からなかったことが判明する。”は理解できるのですが、判明することで我々の
生活にどのような恩恵が得られるのでしょうか?
月の地殻に鉄、マンガン等の金属が含まれているからといっても月から採掘して
持ってくる訳にも行かないでしょうし、月に人間が住んでそれを利用するのは
いつの話になるのやらだし...。
「単に個人的な興味を満たしただけじゃぁないの?」て云うのが周囲の結論なのですが、
それに多大な税金が投入されているという点で、???なのですが...。
Re:教えてください (スコア:3, すばらしい洞察)
1.科学及び技術の牽引
先端科学、先端技術は、牽引するものがなければ発展しません。
先端の牽引により、国家全体の科学・技術のレベルが底上げされると期待できます。
無資源国の日本は、国民・国家の科学・技術力を向上させることが、富の増大に繋がります。
2.世界の科学への貢献
科学先進国は、相応の世界への貢献を求められます。
他国の成果を利用して研究するだけでは、世界から一目おかれる存在になれません。
身銭を切って、あるいは知恵を絞って、人類世界の叡智に貢献することは、先進国としての義務でもあります。
3.将来の権益の確保
長期的には、これが一番重要かもしれません。
例えば、南極を初期に探検しなかった者に、南極の領有権はありません。
今は協定によりどの国も領土を主張しない建前ですが、もし南極分割統治にでもなったら、
日本は白瀬中尉のおかげで権利を主張することができます。
これと同じく、月探査・小惑星探査なども、宇宙開発初期(今の時点でも充分初期です)から参加した
国は、将来発言権が高まると言えます。
例えば月に氷が見つかったとして、利用の優先権が得られるかもしれません。
月その他の天体の資源所有等を禁止する、月協定というものがあります。
しかし、この協定の締結国は、独自に宇宙開発していない国家ばかりであり、米ロ中日などの
宇宙開発先進国から無視されています。
未知の世界の探検には、手足を動かさなかった者には発言権すら無いのです。