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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
ちなみに (スコア:5, 参考になる)
遺伝子操作で運動効果が高いマウスや、高脂肪な食事を摂取しても太らないマウスを作れるということにも驚きましたが、薬で遺伝子操作と同様の作用を与えられたという点にはさらに驚きました。
あと、今回開発しているドーピング検査は来る北京オリンピックに出場する選手に対しても行われる可能性があるそうです。もしかしたらすでにこの方法でドーピングしている選手がいる可能性もある、ということなんですかね……。
Re: (スコア:4, 興味深い)
死亡事故などが起きたために禁止されるようになったはず。
今回発見された薬が、そういう危険な副作用などを起こさないものならば、
扱いもまた変わってくるかも。
しかしなんだ。
考えてみれば当たり前のことといわれればそうなんだが、
一生懸命鍛えれば筋肉がついて体も健康になるとか、怠惰な生活を送れば脂肪がつき、
ほかの臓器も不調になるとかいうのも体内の化学物質の作用の結果。
それを人工的にうまく調節できれば、怠惰な生活を送るまま、筋肉隆々のスポーツマン的な
身体を手に入れることも可能になるということか。理屈上は。
理屈上はそうなんだが、私のような古い人間にとっては、楽して簡単によい環境を手に入れると、
なんかそのうち「ばち」が当たりそうな気がしてしまう。
そういう根拠のない罪悪感を感じてしまうが、科学はそういう古いモラルではついて行けないところまで、
どんどん突き進んでいってしまうなぁ。
Re: (スコア:0)
体だけ手に入れても駄目なんじゃないですかねー
バーチャルな学習体験とか、そういったものが発展すれば別ですけど
Re: (スコア:2, 興味深い)
ああいうのは脳内の化学物質の分泌の割合をちょっといじってやるだけでできそうな。
アメリカなどではそういう向精神薬の軽いやつなんて普通に売られているね。CMもばんばんやってるし。
いままでたゆまぬ努力や海千山千の経験、あるいは生まれつきの才能といわれていたものが
薬一錠飲むだけで手に入るようになると、どういう社会になるんだろうね。
いままで身体内部の状態というのは、外界との相互作用で変化・獲得してきたのだけど、科学のおかげで
外界とは無関係に、まさに「設定」できるようになる。
薬飲んで幸せな気分になったり、明るい性格になったり、自信にあふれる行動を取れるようになったり、
スポーツマンのような身体を手に入れられたり、まさに理由のない幸福を手に入れられて、
それは幸せなんだろうか?
参考文献:グレッグ・イーガン「幸せの理由」
Re:ちなみに (スコア:0)
日本人は精神論に頼りすぎる。便利で(薬理的・社会的)副作用の少ない薬なら、積極的に使う方が人生の質が上がりますよ。
自分はかつて神経症で引きこもっていましたが、抗不安薬を飲むと飲まないとで外出の容易さが大違いでした。
飲まない時→昼間部屋から出られない、飲んだとき→人がいっぱいの電車に乗れる。みたいな。
病気の人に効果がてきめんなんですから、ちょっと自信ない一般人が飲んだらけっこうすごそうですよ!
「根拠のない自信」みたいなモンは、結局脳内物質のバランスの問題。ならドーピングしてもいいと思いますけどね。
脳と脳内物質も含めて、精神は肉体の奴隷なんです。
もし、精神を肉体より上位に置くとすれば、薬で制御するのも一つの方法です。
無論、健全な肉体に健全な精神が宿るという考え方もあっていいと思いますが、選択肢は複数無いと。
脳を化学物質や電気刺激で制御して、すごい勢いで集中して仕事できるスイッチとか売ってたら、大喜びで買っちゃう人、大勢いるでしょ?
※「幸せの理由」、文庫本買ったのにまだ読んでないな…。