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火星に生命存在の可能性? NASAが近く発表」記事へのコメント

  • 水は既報で、また、生命そのものじゃないとすると、どんな可能性があるでしょうか。
    思いつくままに挙げてみました。

    ・地底湖に、液体の水を発見
    ・有機物を発見
    ・アミノ酸を発見
    ・核酸を発見
    ・ミセル状物質を発見
    ・二重脂質膜を発見
    • アミノ酸や核酸の類が地表近くで分解されずに残されているのだろうかという根本的な問題があるのですが…考えられるとしたら地下数メートルよりも深いあたりから。となりますが…

      で、火星が以下のような歴史を辿ったと「仮定した上で」、直接的な証拠ではない(=形が分かる化石や死骸が見つかったとかではない)と条件を絞り込んで何がありうるか一寸考えてみました。
      ・そう遠くない過去、数億年以内に地表面にある種の生物相が存在していた。
      ・その生物相は地球の多数派の生物と同じように酸素を媒介にして生命活動を行っていた
       →当時は一定のオゾン層や水蒸気層が存在していて有害な紫外線や放射線をカットオフしていた
      ・しかし、酸素が過剰になったか急激な気候変動か、それとも火星人文明の暴走(^^;かなにかで地上で酸素などのガスバランスを維持してきた生態系が破綻して、オゾン層が維持できなくなるところまで酸素や水蒸気が減り、酸素不足と急激に紫外線・放射線が地表に降り注いで地表での生命活動維持が非常に困難になった。

      あくまでも、地球のケースを例に取りますが(地球とは全く異質な生物による生態系が実際には存在し得るので)、過去に地球型生命体に類似した生物が生息できる程度には紫外線をカットオフ可能なオゾン層が生成できる状況が存在したとすると、原始的な海の内部に単細胞生物に近い原始的な藻が大量に生息していてその中で別の生物への進化が起きていたと考えられます。

      で、その当時(五億年程度前から数億年程度前まで?)の地球の痕跡がどのように残ってるかというと、海の中の生態系として生き残ってるものでは西オーストラリアのハメリン・ループなどに棲息し続けているストロマトライト [osaka.jp]ですし、
      多くの陸地に鉱脈として残っているものの多くは、このような原始的な藻が海中の金属イオンを取り込んで長い時間堆積し、鉄鋼脈や石灰岩の山を地表近くに生成して結局地殻変動で表に出てきている訳です。

      …と考えると、
      「砂や岩の中に異常に高い割合で金属の酸化物(もしくは石灰石のように炭酸ガスとカルシウムやナトリウムなどのイオンが結合した固体物)とある種の必須アミノ酸が太陽光下で放置・分解された時にできうる有機化合物が地球各地にある『痕跡』と酷似した形で存在していることが発見された」
      ってあたりじゃないですか?

      あくまでも、極端に遠くない過去の火星が五億年くらい前の地球と同じ状況を通っていれば…と言う仮定ですけど。
      親コメント
      • >多くの陸地に鉱脈として残っているものの多くは、このような原始的な藻が海中の
        >金属イオンを取り込んで長い時間堆積し、鉄鋼脈や石灰岩の山を地表近くに生成して
        >結局地殻変動で表に出てきている訳です。

        何でこう毎度毎度わけのわからない間違いを書くかな……
        現在の金属鉱脈は火山活動やら高濃度塩水からの析出などの過程で作られたものです。
        #まあ石灰岩は確かにそうですが。

        つい最近のトピックでのコメント [srad.jp]でも「ツングースカブラックホール説が見直されている」
        (そんな事実はない)だとか「LHCでのブラックホール生成説においては次元のゆがみで
        ブラックホールができると考えられている」(まったく違う)とかまるっきり間違ったことを
        書かれていますが、もうちょっときちんと調べてから書かれると良いのではないかと。
        親コメント
        • > >多くの陸地に鉱脈として残っているものの多くは、このような原始的な藻が海中の
          > >金属イオンを取り込んで長い時間堆積し、鉄鋼脈や石灰岩の山を地表近くに生成して
          > >結局地殻変動で表に出てきている訳です。
          >
          > 何でこう毎度毎度わけのわからない間違いを書くかな……

          いやまぁ、完全に嘘とも言い切れなくて、実際BIF(縞状鉄鉱層)なんてのは
          藍藻の活動によって海水中の鉄分が沈殿してできたものと考えられてますね。
          ま、藻が体積したわけでもないし、多くの陸地に残っているものではありませんが…。

          あと、日本のような沈込帯付近ではチャートも位置づけとしては近い。

          だから、鉱床によっては生物の痕跡があったと言えるものもある、という
          程度であればあながち間違いではないと思う。
          --
          ・−− ・− ・・・ ・・・ −・−−
          親コメント
          • >藍藻の活動によって海水中の鉄分が沈殿してできたもの

            読まれている方の中で詳しくない方への補足

            地球の原始大気は還元性であったと考えられており、土中から溶け出した
            大量の鉄イオンはFe2+として存在していました。
            ある時期光合成をおこなう生物種が発生し数を増やすと、大気中の酸素分圧が
            大幅に増大し、大気は酸化性となります。これにより鉄イオンはより溶解度の
            低いFe3+へと酸化され、世界中で大規模な酸化鉄の沈殿を生じ
            ました。これが巡り巡って現在の大規模な鉄鉱床となっていたりします。
            こうしてできた縞状鉄鉱層は火山性の鉄鉱床に比べ品位は低かったりする
            (鉄の含有量が低い)のですが、大規模なものが広く分布しているため、
            現在利用される鉄鉱石の大きな部分を占めています。
            親コメント
      • えー、火星でそこまで生物進化して、惑星の環境を激変してたって仮説はちょっと(ry

        ありえそうだと私が個人的に思っていたのは
        「火星の(実際水が溜まっていた)水深がある程度ある海で嫌気性の生物が繁茂していた」
          の証拠が見つかった程度なんですが。

        #地球の進化史を見ていて光合成する葉緑素持った生物の誕生って必然的とは思えない。
        #地球で支配者となったとはいえ(>植物)、それが火星でもたとえ一時的でも支配的になりえたというのは可能性としてどうかと。
        #嫌気性の生物が非生産的な環境で数億年のんびり暮らし続けてきたって歴史もありえないわけではないと思う。

        ##追記して説明しますが、今の地球型生物相の繁栄に不可欠な条件として、
        ##大気中における十分な酸素とその余剰によるオゾン層、オゾン層による紫外線遮断による陸上進出があるのですが、
        ##そもそも、光合成生物が出現する前までは酸素はほとんどすべての生物にとって毒であった、
        ##オゾン層がなくても海の深いところに居れば紫外線は遮断できた、
        ##などの条件を鑑みれば、進化の圧力が大きくない環境下なら嫌気性の生物が主体的と思うのは普通というか。

        ああ、そういえばこんなストーリーがあった。
        かつて地球は「紫の惑星」だった…かもしれない [srad.jp]

        これは古地球が嫌気性光合成生物に覆われていたら紫だったかも、という仮説。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        > 容赦なく紫外線などが降り注ぐ火星で

        いろんな意味で、液体(それも極性があり、溶媒として優れた液体)の中でないと、
        生命は誕生しにくいかもしれません。地球だと水ですが、アンモニアとかも
        可能性があると言われてますよね。メタンは極性がないからだめかな。

        で、液体の中なら、紫外線はだいぶ弱っていると期待されます。
      • by Anonymous Coward
        > あくまでも、極端に遠くない過去の火星が五億年くらい前の地球と同じ状況を通っていれば…と言う仮定ですけど。

        そうとう無理のある仮定だと思います。

        水が見つかった、というだけで大騒ぎになるような段階ですから。
        次は液体の水でしょうし、その次には化学進化による複雑な分子の合成、
        さらには自己複製可能な分子の誕生、それから生命の誕生でしょう。
        まずはこのあたりまで進む可能性について議論するだけでも、相当な
        夢物語だと言えるでしょう。

        真核生物の登場や多細胞生物の登場はそれよりさらに先の話です。
        (海があったとして)地上への進出や文明なんてもっと先の話。
        地球にも、植物誕生よりも前にはオゾン層なんてありませんでしたから。

アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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