Unexplained periodic fluctuations in the decay rates of Si-32 and Ra-226 have been reported by groups at Brookhaven National Laboratory (Si-32), and at the Physikalisch-Technische-Bundesandstalt in Germany (Ra-226).
We show from an analysis of the raw data in these experiments that the observed fluctuations are strongly correlated in time, not only with each other, but also with the distance between the Earth and the Sun.
Some implications of these results are also discussed, including the suggestion that discrepancies in published half-life determinations for these and other nuclides may be attributable in part to differences in solar activity during the course of the various experiments, or to seasonal variations in fundamental constants.
論文概要を訳してみた。 (スコア:3, 興味深い)
しかし適当なので,皆様フォローねがいます。
▼パラグラフ1 Brookhaven National Laboratory およびドイツの Physikalisch-Technische-Bundesandstalt のグループによって,それぞれ Si32 および Ra266 の崩壊速度に,説明されない (=説明の付かない?) 変動が観測されつづけていることが報告されている。
▼パラグラフ2 我々は,これらの実験で得た生データの解析から,次のことを示す: 観測されたこれらの時間経過に伴う変動は,互いに強く相関していたのみならず,地球と太陽との間の距離に対しても相関があった。
▼パラグラフ3 これらの結果が示唆することとして,次のことについても論じる: すなわち,ここで挙げたSi32やRa226をはじめとして,その他の核種についても,半減期推定値の公称値どうしの食い違いの原因の一部は,実験の過程での太陽活動の差異のせいであるかもしれないし,また基礎的な物理定数が季節変動しているせいかもしれない。
Re:論文概要を訳してみた。 (スコア:3, 参考になる)
Fig.1は崩壊率と 太陽と地球の距離(R)の2乗の逆数(1/R^2)の間に相関係数r=0.52が見られ
Fig.2は崩壊率5ポイントの移動平均とでは、相関係数r=0.65が見られた。というとこか
Fig3はラジウム226の崩壊率で、これも相関係数r=0.66
で、Fig4でシリコン32とラジウム226の崩壊率をまとめて乗せたら 両者の相関係数r=0.88。
以下、個人的意見。
シリコン32とラジウム226ともに、(1/R^2)との相関係数r=0.65とr=0.66でほぼ同じ
ってのが興味深いが、観測期間が違うんだよね(Fig2,Fig3)
でもって、同じ年代だけピックアップしてみるとずれてるし。。(Fig4)
もっと長い期間で見た追データがほしいね。
α崩壊とβ崩壊 (スコア:1, 興味深い)
Re: (スコア:0)
半減期を早くして、無害化することも可能?
ニュートリノを地球上でぶつけるのは危険そうだから、宇宙空間で処理する必要があるな。
#そのまま宇宙に捨てた方が安上がりっぽいですが。
Re:α崩壊とβ崩壊 (スコア:3, すばらしい洞察)
半減期が短くなったとしたら、そのあいだは放射能が強くなるわけですが。
しかも放射性廃棄物の中には何万年何億年の半減期を持つものもあるわけですが、その半減期がたとえ半分になったとしても今生きている人にとってはあまり関係ないような。
Re:α崩壊とβ崩壊 (スコア:2, 参考になる)
Re:α崩壊とβ崩壊 (スコア:2, 興味深い)
#ニュートリノビームだっ!
Re:α崩壊とβ崩壊 (スコア:1)
Re:α崩壊とβ崩壊 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
つーか既に比較はしてるのかな。
すまん、 (スコア:1)
-------- tear straight across --------
液晶 (スコア:1)
unbelievable (スコア:1)
これも、同様の経過を辿るんじゃないか?
the.ACount
ボイジャー (スコア:0)
こんな所を飛んでいるボイジャーには原子力電池が搭載されていますが、
何かデータは得られないのかな?
Re:ボイジャー (スコア:1, すばらしい洞察)
もし仮に、論文のような性質が放射性同位元素にあったとして、
地球の直径程度の距離の差で壊変速度が変動するのであれば、
外惑星探査機(もはや系外探査機か?)の存在するくらい
太陽から距離をとればその影響はもっと観測できるくらい変化になっているはず。
(詳しい計算は面倒なので省略、地球の直径と1天文単位の比は0.01%くらいか?)
実際の所は経年劣化に伴う起電力の低下の中での検出になるから難しいでしょうが。
#放射線取扱主任だけどACでいいや
#つうか、ウチの施設も遠くにやってしまいたい。
Re: (スコア:0, おもしろおかしい)
太陽内部では光の速度がきわめて遅い「無思考深部」(そもそも太陽中心核で発生した光子が太陽から出るまでに100万年かかるという事実はこれに由来する)であり、
太陽系中心部に近い地球は「低速圏」に属しており超光速航法は開発できず
太陽系外縁近い「際涯圏」では光は速く進み
太陽系外の「超越界」ではきわめて高度な知的生命体が存在しうるのだ、という説はどうだろう。
……いや、「どうだろう」とか言われても。
とかヴァーナー・ヴ [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
直感的に… (スコア:0, 興味深い)
日がな一日爆発してるんだから、
いろんなもんがしこたま降り注ぎますよね。
安定してそうなTシャツの染料も太陽に当ててれば分解してなくなっちゃうんだし、
不安定な物質はよっぽど影響受けそうだなぁ
というのが素人な私の感想。
直射日光あててみたら半減期もっと変動するんじゃないカナ?
そういう調査ってまったくやってないのカナ?
危なくてできないカナ?
Re:直感的に… (スコア:2, 興味深い)
“こうかもしれない”、“いろんなもんがありそう”を
“これとこれがこれだけあれば、こう”というところまで
もっていくことこそ科学のすべてでして。
今までの観測結果は、太陽は影響ありそうだと誰もが思えても
それを示していなかったけど、あるかもしれないという結果が
見つかったからちょっと面白い。
で、そんな調査を今までやっていなかったのかな?と思い
やろうとすると精度良い測定が必要でどうにも観測装置に金がかかる。
で、がんばって金を集めようとすると、“半減期がちょびっと太陽に
影響を受けるかどうかを調べて何の役に立つの?”と大声だけど
学生時代に勉強してなかった自称社会人が言いだす。
バッシングが大きくなると結局80年代の観測結果が偶然見つけ出される
まで、こんな誰でも思いつきそうな結果が科学的に今まで言えない
ことになる。
でも、今回は見つかった訳だからよかった
もし結果が本当ならば、人間界にようこそ真理君。
Re: (スコア:0)
それは、放射性崩壊とは違う現象ですよ。
Re: (スコア:0)
って言ってるから、もっと一般論なんじゃないの?
太陽に当てると、いろんなものの変化が速まるって感じ?
さすがに放射性崩壊と紫外線による漂白作用を同じだというやつはいないだろう
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
あんがい (スコア:0, オフトピック)
Re: (スコア:0)
コアのちからすなわち核力がコイのちからに影響するのか。
この「論文」って何なんですか? (スコア:0)
Submitされてから数日しか経ってないし。
分野が違うのでよくわからないんですが、arXiv.orgってのは何なんでしょう?
Re:この「論文」って何なんですか? (スコア:2, 参考になる)
とはいえ、ここに掲載された論文が査読付きのJournalに送付されている可能性はなくはないです。
apJやICARUSなど、天文分野はその傾向が顕著です。
#とはいえ、ScienceやNatureなどに載った論文がここに出てるのは見た経験がないような気がする。
Re:この「論文」って何なんですか? (スコア:1, 参考になる)
#ScienceにもNatureに縁のない底辺研究者なのでAC
Re:この「論文」って何なんですか? (スコア:1, 興味深い)
いちおう微妙なタイミングっぽいけど、
Louis E. Strigari, et.al, A common mass scale for satellite galaxies of the Milky Way [nature.com], Nature 454, 1096-1097, (28 August 2008)
Louis E. Strigari, et.al, A common mass scale for satellite galaxies of the Milky Way [arxiv.org], arXiv:0808.3772v1, (Submitted on 27 Aug 2008)
# 牧野先生のサイトで叩かれてた論文。
Re: (スコア:0)
業界の常識として,公開済みの論文の投稿は禁止,二重投稿禁止です,
>> 研究者間の迅速な情報交換が主たる目的です。
通常の論文誌であればこの目的のため,論文とは別に速報(letter)を投稿可能です.
新規性が重視される速報でも掲載までにはそれなりの時間がかかりますが,
天文屋さんの業界なら速報を電子版で公開可能な論文誌もあるのでは?
日常的にarXiv.orgを使うのは基礎分野の数学屋さんがメインだと思ってた.
Re:この「論文」って何なんですか? (スコア:3, 参考になる)
うちら物理系でもそれなりに使いますよ。特に理論よりなんかですと。
むしろ物理が本流かと思ってました。なにせもともと物理分野用に作られたものですよね。
#でも調べてみると確かに天文は多い。
>二重投稿禁止です
ただ、この手のpreprintサーバは二重投稿というよりも、投稿前のディス
カッションの場とか、自分らが先であると明確に示すためだとか、速報用
(letterなんぞよりより早く、場合によっては論文にまとめる前の概要段階で
載せたりとか)として結構普通に昔から利用されていますので、いわゆる
二重投稿には当たらないという判断かと。極端な話、preprintサーバの当該
論文のアドレスを送ると、その時点での最新版をそのまま投稿論文の原稿として
受け付けてくれる論文誌もあったりしますし。
#PRA、PRB、PRD、PRLとか投稿中の論文が結構arXivに出てますよね。(C、Eは知らない)
#Accept後、onlineで載るまでの間にpreprintサーバに上げる方も結構います。
計測器の感度・誤差とかの季節変動 (スコア:0)
Re:計測器の感度・誤差とかの季節変動 (スコア:1, 興味深い)
referenceの6に入ってるみたいですね。そっちまでは読んでませんけど。
Re: (スコア:0)
冗談はさておき、微細構造定数にそんな簡単に変動されたら微細構造定数が一定であることを(暗黙に)前提としたとてつもない数の実験が影響を受けると思うのですが。そういう意味で水伝レベルだと思いますね。プログラマだったらまずOSのバグ、次にドライバのバグ、それからハードウェアのバグ、続いてライブラリのバグ、最後にようやく自分のコーディングミスの可能性を調べ始めるみたいな。
シリコン? (オフトピ) (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
言いますのでどちらでもOKです。
#例えば13Cも「たんそじゅうさん」とか「じゅうさんしー」とか
#「かーぼんさーてぃーん」だの人によっていろいろな言い方をします。
Re: (スコア:0)
電灯のことをランプと呼んでみたり、
扉のことをドアと呼んでみたり、
その程度のことだと思って頂ければいいかと。
Re: (スコア:0)
またはじくと遮蔽は違うが、放射線の遮蔽は普通に出来るよ。
胃のレントゲン検査でバリウム飲むのは、病院のドリンクサービスだと思ってた?
Re: (スコア:0)
その後で甘ったるい液体をくれるのがドリンクサービスですよね?
#腹下すけど
Re: (スコア:0)
だ、だめだ。
何回も読み返したが全く意味がわからない・・・・
電磁波のシールド?
の発生が可能?
放射線をはじく?はじく??
そして逆説?????
# 俺の理解力は確実に崩壊しています。
Re:っト言うことは??? (スコア:1, 興味深い)
#タト?
Re: (スコア:0)
よく理解できませんが。
ニュートリノジャマーが可能? (スコア:0)
Re: (スコア:0)