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ひよこに簡単な計算能力が存在?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2009年05月26日 15時38分 (#1573250)
    臭いとか、地面の微細な振動とかで判別してる可能性もあると思うんだが・・・。

    昔からカラスなんかは簡単な加減算を出来てるんじゃないかって言われてるけど、
    (例えば同じ格好の猟師を複数人小屋に潜ませて一人だけ残して全員帰られても警戒を解かない=引き算が出来てる?)
    鳥類全般結構頭良いのかも、って事なのかも。
    道具を使える動物っていうと、一部の霊長類の他には象やイルカくらい、みな脳が結構大きな動物ばかり。
    しかし、鳥類は小さなフィンチが道具を使って餌を取ったりしてる。
    • 今回の実験では刷り込みをしたボールとは別の同形ボールで実験をしているので臭いは関係ないようです.
      ひよこで実験を行ったのは,訓練の結果加減算ができるという例はいつくか報告されているので,訓練
      しないでも生まれつき計算能力を持っているかどうかを調べるために行っているということです.
      同様の例はヒトでも報告があり,生まれつきの計算能力がトリにもある,という研究とのこと.

      この論文を斜め読みすると,確かに何らかの理由で数の大小を認識しているような結果になっているので
      すが,別の方法の実験でも常に成功率が65-70%になっている(偶然なら50%)上に個体ごとのばらつき
      が小さいということが不思議で,ひよこに正解を伝えるような一定のバイアスが存在していたような印象
      を受けます.

      --
      kaho
      親コメント
      • by s02222 (20350) on 2009年05月26日 16時33分 (#1573306)
        「パターンを全部覚えた」と「計算した」との差を区別して実験するのが難しそう。

        例えば、学習時に4-2=2は出てこないよう、3-1=2やら、5-1=4やらだけで訓練して、 それでも4-2=2を認識できたら、「計算した」と言えるかな?
        親コメント
        • >「パターンを全部覚えた」と「計算した」との差を区別して実験するのが難しそう。

          まあこのあたりは元の論文を読んでいただいた方が早いですが,今回の実験ではパターン学習にならない
          ように一羽あたりの試行回数は少ないようにしてあります.
          簡単に言うと

          実験1 2個のボールと3個のボールでどちらが多いかの判定
          実験2 4−2と1+2,4−1と2+1でどちらが多いかの判定

          を一羽あたり20回行い,50%よりも有意に高い確率で3個のボールの方を選んだということです.
          先に言いました通り私はそれほど強く信頼しているわけではないです(ヒトの乳児の実験も)し,
          こういった類の行動心理学的な手法が科学の俎上でどこまで有効か分かりませんが,論文の体裁としては
          特に問題があるようには読み取れませんでした.

          #どこかにモンティ・ホール問題的な見落としがあるような気もしますが・・・

          --
          kaho
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          >「パターンを全部覚えた」と「計算した」との差を区別して実験するのが難しそう。

          そのへんはきっと大丈夫。三歩歩けば、覚えたパターンを忘れちゃうはずですから ;-)

未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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