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富野氏がスペースコロニーに関して否定的なのは、今回が初めてではありません。
富野由悠季監督、東大で熱弁 - 「テクノドリームI:工学~それは夢を実現する体系~」 [mycom.co.jp](2008年)
このディスカッションでは、アニメ監督の富野氏がスペースコロニーを否定、教授の方々が肯定という状況だったようです。
氏の発言にショックを受けたというのは、少々過大な期待をかけすぎのような……。富野氏は科学者ではなく、いちSF作家さんに過ぎないわけですから。大体、「宇宙船(モビルスーツ)が宇宙空間で直角に曲がる未来」は多分到来しませんし(^^;)
>>富野氏は科学者ではなく、いちSF作家さんに過ぎないわけですから。
いや、それもそれでどうかと思うのです。
私もこの道でメシ食えてないようなSF者のはしくれではありますが、過去の自分の作品について「これはないんじゃないかなぁ」と今思う事があっても、「当時はアリだと思っていたが今は難しいのかもしれないと思う」という表現をしています。つまり、同じ否定するにしても、もう少し言いようがあるんじゃないかという事です。
私はガンダム世代ですがガンダムの頃は全くTVを見てなかったし今も全く興味がありません。だけど私だって、大好きな敬愛する作家の方に「あの作品?あはは、あんなのありえるわけねーじゃん」って馬鹿笑いされたらショックです。この気持ちだけはきっと、ジャンルや作品を問わずみんな同じじゃないのかな。
なるほど。元々そういう方なのですか。ちなみにイデオンは近年、接触編・発動編それにTV版の一部を見る機会がありました。少なくともこちらは面白かったですね。(いろいろ突っ込みたいところはあったが、しかしそれでもなお面白かった)
>>問題はむしろ、あなたのようなファンでない人間が食わず嫌いしてしまいかねない事かもしれませんねw
そうですね。私の場合は喰わず嫌い以前にそもそも「作品分野自体に興味がない」ので別にどうでもいいんですが、関心を持っている人ならば、「作者や重要人物が作品に対して批判的」というのは結構マイナスでしょう。
「作者や重要人物が作品に対して批判的」というのは結構マイナスでしょう。
これはちょっと違うんじゃないでしょうか。今回の件は、作品そのものじゃなくて、作品世界が現実にありうるかどうか、という話ですよね。その2つは別ものですよ。
あるドラマを描くにあたって、作家自身が「あり得ないな」と考えるような虚構世界を舞台に設定する(あるいは、後日改めて考えてみると「あり得なかったな」)なんてのはよくあることですよ。
もちろん、リアル指向で舞台の実現可能性が検証されつくしているような物語も一つのやり方としてあるでしょうが、「描きたいのはその中のドラマであって、別に舞台のリアルさではないし」と考える作家がいたっていいでしょう。そのことについて作家が公言したからといってショックを受けてしまうというのは、ちょっとナイーブすぎるような。
# それじゃファンタジー寄りの作品は書けないことになる。
あああ、すみませんその通りです。大変失礼しました。(×: 作者や重要人物が作品に対して批判的 ○: 作者や重要人物が作品世界に対して批判的)
>>あるドラマを描くにあたって、作家自身が「あり得ないな」と考えるような虚構世界を舞台に設定する(あるいは、後日改めて考えてみると「あり得なかったな」)なんてのはよくあることですよ。
はい。実体験としてわかってます。
私自身、SFとファンタジーのハイブリッドみたいな話を書いてます。地球的な(でもすごく進んだ)科学文明世界と、全く異質の歴史をたどった世界が出てきます。しかし、そんなものに地球的科学的考証を求められても無理です。「あるわけがない」とは思いません。しかし何より作者自体が、それが本当に存在しうるかどうかわかっちゃいないのだから、それを説明するのは無理ですね。
しまった、送信してしまった…。
かようなものを書いていますが、しかし説明を求められたら「説明できない」とか「これはありえない」とは言わないです。科学的根拠が不明だろうと設定はきちんと作って物語は進行しているわけですし、何より、その作品世界ただひとりの語り部なのですから、私が否定すればその作品世界そのものが揺らいでしまいます。
揺らぐも何も、もともと無いんだからどうでもいいでしょ。個人的妄想に過ぎないんだから。
# それをリアルに近づけたい人がいるなら、勝手にどうぞって感じ。# 世界を生み出した側にとっては同でも良い話。生んだ時点で手を離れてる。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
以前から否定されてます (スコア:5, 参考になる)
富野氏がスペースコロニーに関して否定的なのは、今回が初めてではありません。
富野由悠季監督、東大で熱弁 - 「テクノドリームI:工学~それは夢を実現する体系~」 [mycom.co.jp](2008年)
このディスカッションでは、アニメ監督の富野氏がスペースコロニーを否定、教授の方々が肯定という状況だったようです。
氏の発言にショックを受けたというのは、少々過大な期待をかけすぎのような……。
富野氏は科学者ではなく、いちSF作家さんに過ぎないわけですから。
大体、「宇宙船(モビルスーツ)が宇宙空間で直角に曲がる未来」は多分到来しませんし(^^;)
Re: (スコア:2)
>>富野氏は科学者ではなく、いちSF作家さんに過ぎないわけですから。
いや、それもそれでどうかと思うのです。
私もこの道でメシ食えてないようなSF者のはしくれではありますが、
過去の自分の作品について「これはないんじゃないかなぁ」と今思う事があっても、
「当時はアリだと思っていたが今は難しいのかもしれないと思う」という表現をしています。
つまり、同じ否定するにしても、もう少し言いようがあるんじゃないかという事です。
私はガンダム世代ですがガンダムの頃は全くTVを見てなかったし今も全く興味がありません。
だけど私だって、
大好きな敬愛する作家の方に「あの作品?あはは、あんなのありえるわけねーじゃん」って馬鹿笑いされたらショックです。
この気持ちだけはきっと、ジャンルや作品を問わずみんな同じじゃないのかな。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:2)
なるほど。元々そういう方なのですか。
ちなみにイデオンは近年、接触編・発動編それにTV版の一部を見る機会がありました。少なくともこちらは面白かったですね。
(いろいろ突っ込みたいところはあったが、しかしそれでもなお面白かった)
>>問題はむしろ、あなたのようなファンでない人間が食わず嫌いしてしまいかねない事かもしれませんねw
そうですね。
私の場合は喰わず嫌い以前にそもそも「作品分野自体に興味がない」ので別にどうでもいいんですが、
関心を持っている人ならば、「作者や重要人物が作品に対して批判的」というのは結構マイナスでしょう。
Re: (スコア:3, 興味深い)
これはちょっと違うんじゃないでしょうか。今回の件は、作品そのものじゃなくて、作品世界が現実にありうるかどうか、という話ですよね。その2つは別ものですよ。
あるドラマを描くにあたって、作家自身が「あり得ないな」と考えるような虚構世界を舞台に設定する(あるいは、後日改めて考えてみると「あり得なかったな」)なんてのはよくあることですよ。
もちろん、リアル指向で舞台の実現可能性が検証されつくしているような物語も一つのやり方としてあるでしょうが、「描きたいのはその中のドラマであって、別に舞台のリアルさではないし」と考える作家がいたっていいでしょう。そのことについて作家が公言したからといってショックを受けてしまうというのは、ちょっとナイーブすぎるような。
# それじゃファンタジー寄りの作品は書けないことになる。
Re: (スコア:2)
あああ、すみませんその通りです。大変失礼しました。
(×: 作者や重要人物が作品に対して批判的 ○: 作者や重要人物が作品世界に対して批判的)
>>あるドラマを描くにあたって、作家自身が「あり得ないな」と考えるような虚構世界を舞台に設定する(あるいは、後日改めて考えてみると「あり得なかったな」)なんてのはよくあることですよ。
はい。実体験としてわかってます。
私自身、SFとファンタジーのハイブリッドみたいな話を書いてます。地球的な(でもすごく進んだ)科学文明世界と、全く異質の歴史をたどった世界が出てきます。
しかし、そんなものに地球的科学的考証を求められても無理です。
「あるわけがない」とは思いません。
しかし何より作者自体が、それが本当に存在しうるかどうかわかっちゃいないのだから、それを説明するのは無理ですね。
Re:以前から否定されてます (スコア:2)
しまった、送信してしまった…。
かようなものを書いていますが、
しかし説明を求められたら「説明できない」とか「これはありえない」とは言わないです。
科学的根拠が不明だろうと設定はきちんと作って物語は進行しているわけですし、
何より、その作品世界ただひとりの語り部なのですから、私が否定すればその作品世界そのものが揺らいでしまいます。
Re: (スコア:0)
作品の設定はその作品内に留めておいて、現実には不可能だねってグチったとしても、
その作品自体が否定されるわけでも、その作家が否定されるわけでもないでしょう。
作家が作中の設定やら前提やらに否定的な発言することに、なんの問題も感じませんよ。
それよか、作家さんは設定やら前提やらをどこかで疑う目も持ちあわせてないと、
矛盾やら葛藤やらジレンマやらを、描いて行けないんではないでしょうか?
その辺は、どうすか?
# 私はガンダムは好きですが、いつまでも思春期の富野君は嫌いです。
Re: (スコア:0)
揺らぐも何も、もともと無いんだからどうでもいいでしょ。
個人的妄想に過ぎないんだから。
# それをリアルに近づけたい人がいるなら、勝手にどうぞって感じ。
# 世界を生み出した側にとっては同でも良い話。生んだ時点で手を離れてる。