アカウント名:
パスワード:
>しかし、幅500mサイズで太平洋サイズのクレーターができるとはおそるべし。地球に落ちることを想像するとぞっとする。
そりゃ木星がガス惑星だからですよ。スッカスカですから。地球の場合はふつう、隕石直径の20倍くらいのクレーターしかできません。この場合は直径10kmのクレーターですね。仮に皇居に落ちたらクレーター外縁が山の手線くらいになるのかな。
http://impact.ese.ic.ac.uk/cgi-bin/crater.cgi?dist=100&distanceUni... [ic.ac.uk]衝突のエネルギーは約1900メガトン。かなり広範囲の生態系が深刻な打撃を受けるだろうけど、即刻人類が滅んじまうほどのダメージじゃあなさそうですな。
>仮に皇居に落ちたら
人類は滅びないでしょうが、日本が滅亡します。
僕もあのご一家は敬愛してるけど、彼らが死んだからって日本がなくなるわけじゃないじゃん。
ベンツのボンネットの上の飾りを取っちゃってもベンツはベンツでしょ。そりゃ持ち主はガッカリするかも知んないけど、ちゃんと走れるし止まれるし曲がれるし、能力にはぜんぜん遜色ないわけで。
千代田区一丁目一番地の住人もおよそそんなもん。
木星と地球では、表面での重力ポテンシャルの深さも違いますしね。
直径300mで日本のどこかに落ちれば日本全滅直径1kmで人類滅亡という試算もあります。http://www.spaceguard.or.jp/asute/a37/html/con37-R06n02.htm [spaceguard.or.jp]
1900メガトンと言うとすごく感じますけど1960年のチリ地震がエネルギ換算で約2000メガトンなので, 惑星レベルで見ればそれほどたいした事象じゃないですね.
おそらく直接の被害は半径数100km以内, 津波や空震 [u-tokyo.ac.jp]が半球ぐらい, いずれにしても一過性で復旧は全地球レベルから見ればたいしたことじゃないでしょう. 多分一番問題になるのは爆発に伴って巻き上げられるチリによる冷害でしょうが, これもせいぜい数年程度. 実際, 規模で言えば7000年前の巨大噴火 [wikipedia.org]の方が上ですから, 滅亡なんて事態にはならないでしょう.
>1960年のチリ地震がエネルギ換算で約2000メガトンなので, 惑星レベルで見ればそれほどたいした事象じゃないですね.
十分でかいでしょう。有史以来最大規模の地震でした。これより大きいエネルギーの自然現象はないのでは?
>これより大きいエネルギーの自然現象はないのでは?
大規模な噴火の総エネルギー(大部分を占める熱+少しの運動エネルギー)が一桁ぐらい上だったかと.#歴史的なものまで含めればさらに2-3桁上もあり.スーパープルームなんぞも実際に起こっているなら#さらに何桁か上になりますね.
ただ,噴火の場合持続時間が長いので,単位時間あたりのエネルギーは低くなりますが.
いや, ですから巨大噴火(日本でも1万年に1回, 全世界で1千年に1回ぐらい起きる)ってのが10~20kmぐらいのクレータ(カルデラ)を作る爆発で, ほぼ同レベルから1桁上の数万メガトンぐらいです. この巨大噴火だと半径数10~数100km以内の生物は火砕流に巻き込まれて絶滅します. 例えば8万7000年前の阿蘇の噴火では鹿児島を除く九州全域が死滅しています. このあたりだと地質年代的には比較的よく起こると言っちゃってよいと思います. 世界史的に見ても, この巨大噴火の影響で衰退/滅んだと思われる文明がいくつかあるみたいです.
さらにでかい超巨大噴火(イエローストーンとか)だと全世界で数10万年から100万年に1回ぐらい起きています. イエローストーンの場合だと噴火で出来たカルデラが70×30km, ミシシッピ川より西の大陸半分が火砕流で覆われたとか. このクラスだと気候への影響も膨大ですから, 世界的に生物相に影響が出てくるとかも.
さらに壊滅的なのがデカントラップとかシベリアトラップの類ですけど, こうなると小惑星がぶつかるのと同じレベルですね.
熱エネルギーが大半なので、水蒸気爆発とか火砕流が発生するとか被害が大きくなるのは2次的な原因が多いよね。
大規模噴火が地震よりも大きな運動エネルギーを発生するかというと違うでしょ。
小説や漫画でガス惑星に天体がぶつかるようなシチュエーションを読むとき、ミルククラウンのようなものがゆっくりできてゆっくり復元していくようなイメージで勝手に想像してました。
このクレーターって、そのうち復元したり薄くなったりしていくもんなんでしょうか?
>このクレーターって、そのうち復元したり薄くなったりしていくもんなんでしょうか?
以前のSL9の衝突の時の経時変化観察では,1-2年で消えていたはず.衝突直後に巨大な渦が出来て,大赤斑などと同じような構造が生じるものの,気流に流され細長く引き延ばされその後消失.このときの観察で,
・想定されていた以上に巨大な渦構造が生まれる・かなり速く引き延ばされ変形する -> 大赤斑等がこれと逆に長期間存続する謎が深まる・木星大気の流体力学的な実験結果が得られ,今後の計算等の制約条件として使える・下層大気が大量に巻き上げられたものの経時変化が観測できたことから,木星大気の化学的状況が(略)
等々,いろいろ収穫はあったそうです.
> 衝突のエネルギーは約1900メガトン。
なんでエネルギーの単位が「トン」なんだよ?
>> 衝突のエネルギーは約1900メガトン。>なんでエネルギーの単位が「トン」なんだよ?
つ「TNT火薬換算」
でもそのTNT火薬のエネルギーって知らないんだよな。(電気代に換算できない)
100tハンマー幾つ分かで分かりやすいから。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
地球に落ちた場合 (スコア:5, 参考になる)
>しかし、幅500mサイズで太平洋サイズのクレーターができるとはおそるべし。地球に落ちることを想像するとぞっとする。
そりゃ木星がガス惑星だからですよ。スッカスカですから。
地球の場合はふつう、隕石直径の20倍くらいのクレーターしかできません。
この場合は直径10kmのクレーターですね。仮に皇居に落ちたらクレーター外縁が山の手線くらいになるのかな。
http://impact.ese.ic.ac.uk/cgi-bin/crater.cgi?dist=100&distanceUni... [ic.ac.uk]
衝突のエネルギーは約1900メガトン。かなり広範囲の生態系が深刻な打撃を受けるだろうけど、即刻人類が滅んじまうほどのダメージじゃあなさそうですな。
Re:地球に落ちた場合 (スコア:2)
>仮に皇居に落ちたら
人類は滅びないでしょうが、日本が滅亡します。
Re: (スコア:0)
僕もあのご一家は敬愛してるけど、彼らが死んだからって日本がなくなるわけじゃないじゃん。
ベンツのボンネットの上の飾りを取っちゃってもベンツはベンツでしょ。
そりゃ持ち主はガッカリするかも知んないけど、ちゃんと走れるし止まれるし曲がれるし、能力にはぜんぜん遜色ないわけで。
千代田区一丁目一番地の住人もおよそそんなもん。
Re: (スコア:0)
クレータの10kmってのは跡形もなく吹き飛ぶ範囲で、それより外側でも衝撃波やらなんやらで壊滅的な被害を受けます。
生き残っても社会が機能できるか非常に危ういので、遠からず全滅でしょうね。
運良く全滅を免れても、まぁ日本という形態を維持できなくなるのは間違いないでしょう。
Re:地球に落ちた場合 (スコア:1)
木星と地球では、表面での重力ポテンシャルの深さも違いますしね。
Re:地球に落ちた場合 (スコア:1, 参考になる)
直径300mで日本のどこかに落ちれば日本全滅
直径1kmで人類滅亡
という試算もあります。
http://www.spaceguard.or.jp/asute/a37/html/con37-R06n02.htm [spaceguard.or.jp]
Re: (スコア:0)
クレーターの外側も、巻き上げられた地殻が降り注いだり、衝撃波で吹っ飛ばされたり、地震で粉微塵にされたり、太陽光が遮蔽されて氷河期になったり…
核シェルターがこの辺耐え切れるかどうか。
50年前の1900メガトン (スコア:1)
1900メガトンと言うとすごく感じますけど1960年のチリ地震がエネルギ換算で約2000メガトンなので, 惑星レベルで見ればそれほどたいした事象じゃないですね.
おそらく直接の被害は半径数100km以内, 津波や空震 [u-tokyo.ac.jp]が半球ぐらい, いずれにしても一過性で復旧は全地球レベルから見ればたいしたことじゃないでしょう. 多分一番問題になるのは爆発に伴って巻き上げられるチリによる冷害でしょうが, これもせいぜい数年程度. 実際, 規模で言えば7000年前の巨大噴火 [wikipedia.org]の方が上ですから, 滅亡なんて事態にはならないでしょう.
Re: (スコア:0)
>1960年のチリ地震がエネルギ換算で約2000メガトンなので, 惑星レベルで見ればそれほどたいした事象じゃないですね.
十分でかいでしょう。有史以来最大規模の地震でした。
これより大きいエネルギーの自然現象はないのでは?
Re:50年前の1900メガトン (スコア:2, 興味深い)
>これより大きいエネルギーの自然現象はないのでは?
大規模な噴火の総エネルギー(大部分を占める熱+少しの運動エネルギー)が一桁ぐらい上だったかと.
#歴史的なものまで含めればさらに2-3桁上もあり.スーパープルームなんぞも実際に起こっているなら
#さらに何桁か上になりますね.
ただ,噴火の場合持続時間が長いので,単位時間あたりのエネルギーは低くなりますが.
Re:50年前の1900メガトン (スコア:2, 参考になる)
いや, ですから巨大噴火(日本でも1万年に1回, 全世界で1千年に1回ぐらい起きる)ってのが10~20kmぐらいのクレータ(カルデラ)を作る爆発で, ほぼ同レベルから1桁上の数万メガトンぐらいです. この巨大噴火だと半径数10~数100km以内の生物は火砕流に巻き込まれて絶滅します. 例えば8万7000年前の阿蘇の噴火では鹿児島を除く九州全域が死滅しています. このあたりだと地質年代的には比較的よく起こると言っちゃってよいと思います. 世界史的に見ても, この巨大噴火の影響で衰退/滅んだと思われる文明がいくつかあるみたいです.
さらにでかい超巨大噴火(イエローストーンとか)だと全世界で数10万年から100万年に1回ぐらい起きています. イエローストーンの場合だと噴火で出来たカルデラが70×30km, ミシシッピ川より西の大陸半分が火砕流で覆われたとか. このクラスだと気候への影響も膨大ですから, 世界的に生物相に影響が出てくるとかも.
さらに壊滅的なのがデカントラップとかシベリアトラップの類ですけど, こうなると小惑星がぶつかるのと同じレベルですね.
Re: (スコア:0)
熱エネルギーが大半なので、水蒸気爆発とか火砕流が発生するとか
被害が大きくなるのは2次的な原因が多いよね。
大規模噴火が地震よりも大きな運動エネルギーを発生するかという
と違うでしょ。
Re: (スコア:0)
小説や漫画でガス惑星に天体がぶつかるようなシチュエーションを読むとき、
ミルククラウンのようなものがゆっくりできてゆっくり復元していくような
イメージで勝手に想像してました。
このクレーターって、そのうち復元したり薄くなったりしていくもんなんでしょうか?
Re:地球に落ちた場合 (スコア:2, 参考になる)
>このクレーターって、そのうち復元したり薄くなったりしていくもんなんでしょうか?
以前のSL9の衝突の時の経時変化観察では,1-2年で消えていたはず.
衝突直後に巨大な渦が出来て,大赤斑などと同じような構造が生じるものの,気流に流され細長く引き延ばされその後消失.
このときの観察で,
・想定されていた以上に巨大な渦構造が生まれる
・かなり速く引き延ばされ変形する -> 大赤斑等がこれと逆に長期間存続する謎が深まる
・木星大気の流体力学的な実験結果が得られ,今後の計算等の制約条件として使える
・下層大気が大量に巻き上げられたものの経時変化が観測できたことから,木星大気の化学的状況が(略)
等々,いろいろ収穫はあったそうです.
Re: (スコア:0)
> 衝突のエネルギーは約1900メガトン。
なんでエネルギーの単位が「トン」なんだよ?
Re: (スコア:0)
>> 衝突のエネルギーは約1900メガトン。
>なんでエネルギーの単位が「トン」なんだよ?
つ「TNT火薬換算」
Re:地球に落ちた場合 (スコア:1)
でもそのTNT火薬のエネルギーって知らないんだよな。(電気代に換算できない)
the.ACount
Re: (スコア:0)
100tハンマー幾つ分かで分かりやすいから。