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科学と技術の間に「・」を、首相に法改正を勧告」記事へのコメント

  • 方広寺鐘銘事件 [wikipedia.org]

    // 言霊信仰的な考え方を、この国の中枢から排除することが
    // 先決かもしれません

    • by tmkzr (19129) on 2010年08月26日 17時25分 (#1815827) 日記
      いや言霊信仰というといいすぎかもしれませんが、言葉は大事ですよ。
      どんなにあいまいな感情や、概念、あるいはモノでも、言葉にした瞬間に一定の意味を持ってしまいますし、解釈のされ方にも幅がでてくる。本人の意思とは無関係に言葉が独り歩きして、勝手に意味が膨らんだり、意味づけされなおしたりしているさまは、まるで言葉自体になんらかの力が宿っているようで、言霊とはよく言ったものだと思うことがあります。だから別に言霊信仰を持ち出す必要は無いのですが、言葉に慎重になるべきという考えには賛成です。むしろ政治家には言葉に気をつけてほしいです(「女は子供を産む機械」発言問題なんてのもありましたね)。だから「・」をつけるというと些細なことかもしれませんが、私は意思の表明としては重要なことだと思いますよ。
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      • by soltiox (25610) on 2010年08月26日 17時42分 (#1815843) 日記

        意思の疎通、政策の表明等で、誤解が生じぬよう、
        練り上げた言葉を用いる、というのも賛成です。

        ですが、それらは、
        「事実に対して、言葉をマッチさせる」
        という方向性の行為だと思うのです。

        対して、今回の施策は、
        「言葉をいじることで、現実をなんとかする」
        という方向性を持っているように見えます。

        理由や根拠は、多々あるのだろうと思います。
        ですが「科学技術」を「科学・技術」と
        言い換えることで、なにごとかの改善を図る、
        というのは、ナンセンスか、
        出来の悪いジョークとしか思えないのです。

        親コメント
        • 中黒をつけてはっきりさせておきたいのは、 科学と技術は別なんだという「意図」でしょうね。

          さすがに法律の題名が何になろうとそれで直接現実が変わるとは思っていないと思いますが、誤解は生じうるから、それを防ぎたいということなんだと思いますよ。

          「言葉をいじることで、現実をなんとかする」

          上のACさんもおっしゃっていますが、これは現実に起こりえることだと思います。だからこそ言葉を重視するのですよね。

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          • by digoh (17917) on 2010年08月27日 10時56分 (#1816213) 日記

            本文からすれば「科学と技術は別」という話ではなくて
            「科学技術」だと「技術」カテゴリの中の「科学技術」というサブカテゴリに捉えられがち、という話。(科学かつ技術)
            本来直行する概念(科学っぽくない技術もあれば技術っぽくない科学もある)のであって、その上でその両方を兼ねた広い概念(科学あるいは技術)という定義にしましょうよ、ということかと。

            親コメント
            • 科学技術とは、Science and Technologyのことであって、Scientific technologyではないという意味で、「科学と技術は別」と書きました。誤解を生む表現でしたね。科学と技術の発展は車輪の両輪とも言われますから、現場ではScientific technologyあり、Technology-driven scienceありだということは理解しているつもりです。
              親コメント
            • 科学技術だとなんだか意味が通ってしまうなら
              技術科学にしたら、聞いたときに頭の中で勝手に分離されるから良いのでは。
              と思ったけど、これだと「技術偏重だ」とか言われかねない?
              親コメント
        • by Anonymous Coward

          現実的に考えて、言葉を見たときに何らかの物を想像する、あるいはそれに基づいて行動するといったことは
          普通に起こりうることです。

          ですから、因果律から導きだされる効率的な手段が「原因を変える」ということです。
          そうして、今回のように文言が変えられるのだと思いますよ。
          何が問題なのでしょうか?

          そもそもあなたは、最初にこの言葉以外の手法で幅広くコンセンサスを得るべきだと主張しているわけですよね。
          いったいどんな方法があるのでしょうか?

      • by Anonymous Coward on 2010年08月26日 17時37分 (#1815839)

        "・"も大事だけど、改行も大事だと思う。

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      • Re: (スコア:0, フレームのもと)

        by Anonymous Coward

        本論から外れますが

        > むしろ政治家には言葉に気をつけてほしいです(「女は子供を産む機械」発言問題なんてのもありましたね)

        前後を読めばわかりますが、あれは非常に慎重に選ばれた言葉です。3回も前置きしている。
        つまり「ここから女性の意志と言ったものはあえて捨象した話をしますよ」という宣言ですから、むしろ産む人を人扱いしている。

        なぜそこまで強い表現をとったかについては、やはり現実問題として少子化対策が産めよ増やせよ的側面を持たざるを得ないことを、元大臣はよく自覚していたからだと考えるのが素直です。
        「機械」という表現は特徴的ですが、文系アカデミズムに親しんでいたからではないかと。

        http://nedwlt.exblog.jp/5546576/ [exblog.jp]

        • 当時、私自身も文脈から言ってあの発言は全く問題ないと思いましたが、周りに聞くと「女性を機械に例えるなんて!大臣としての資質が云々」という意見が実際にあったので、非常に印象的でした。

          あそこまでヒステリックに非難するのは、非難する側に実際に少しは「女性は子供を生む機械である」という意識があるからか、そのような意識に実際に悩まされたかなんでしょうね。もしそういうことを全く考えたことがなければ、一笑に付すか、「取るに足らない」と相手にしないはずです。

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          • Re: (スコア:0, オフトピック)

            by Anonymous Coward

            非難する側に実際に少しは「女性は子供を生む機械である」という意識があるからか、そのような意識に実際に悩まされたかなんでしょうね。

            前置きがあろうが無かろうが、

            ・子供を産める人 → 機械に例える → 女性は道具(人格以前に機能としての必要性を求められる?)扱いですか?
            ・子供を産まない人 → 機械に例えると → 役割/義務を果たしていないと言われましたか?
            ・子供を産めない人 → 機械に例えると → 機能不足である(役に立たない/要らない)と言われましたか?

            と受け取られても仕方のない例え話だったと思いますね。
            しかも、「母数が限られているから、一人頭

            • by Anonymous Coward on 2010年08月26日 20時57分 (#1815967)
              > ま、そう言ったとしても「母数が限られているから、一人頭の出産の数を増やせ」と言われれば、カチンと来る人は多いでしょうけどね。

              少子化対策というのはつきつめればこれ以外にはありえないわけです。
              あなたのように、おためごかしに慣れきった人が多いのが現実でしょう。まさに自分にとって心地のよいことだけが耳に入る。
              しかしどうあれ、人口を統計的に考える時点で個人性というものは捨象されるわけです。大臣はそのことについて謝っているわけですから、誠実さの表れと考えるのが妥当でしょう。

              「機械」というのが異様な喩えであることには異論はありませんが、それはまさに「個人性を捨象して統計のみを考える少子化対策」の異様さそのものですから、元大臣はそれを明らかにし聴衆に気づいて欲しかったのだと言えるでしょう。
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            • というか、意図的に無神経に、個々人の思想信条への配慮を行わず、
              実証に裏打ちされた政策を選択していくことこそ、政治だと思いますが。

              「優しさ」とか「正しさ」とかのスローガンが、効果的な政策決定に資する
              ことなんて、ほとんどないと思います。だからそういうのは、政治ではなく、
              各々が啓蒙活動を行っていけばよい。

              政治とは、100人の幸福のために1人を犠牲にする、その選択を行う行為だと
              思いますよ。

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            • Re: (スコア:0, オフトピック)

              by Anonymous Coward
              ミクロの話とマクロの話の区別がついてないんですね。かの大臣はマクロの話それも統計的な話をしていたんですよ。馬鹿にも分かるように例え話で説明してくれたのに、それすら理解できない・しようとしないのだから・・・。
          • Re: (スコア:0, オフトピック)

            by Anonymous Coward

            >「女性を機械に例えるなんて!大臣としての資質が云々」という意見

            実際は発言を聞いて判断したのではなくて、報道による印象付けありきで語っているのだと思いますよ
            だって女性を機械に例えるのがどうして大臣としての資質と直結するのかとか語れないじゃないですか。
            全ては
                 テ レ ビ ・ 新 聞 が 言 っ て い た 
            なんですよ

      • by Anonymous Coward

        概念が重ならない言葉も分離できなかったので、科学・技術も別の概念だけど難しいだろうな。

      • by Anonymous Coward

        最大の問題はこの国の自称理系の人たちが妙に文系的な思考をすることではないのか?
        まあそれはこの国の外の世界、話す相手と共有する常識のほとんどない世界を知らないからなんだろうけどさ。
        世界の常識を知らない国、日本。
        こんなくだらない文系話をしている暇があったら一人でも多くこの深くて暗い井戸の外の世界を知ることができるようにするにはどうすればいいか考えればどうか。

        • by Anonymous Coward on 2010年08月28日 17時34分 (#1816835)

          >最大の問題はこの国の自称理系の人たちが妙に文系的な思考をすることではないのか?

          でも極端な話、プロジェクトの資金調達をしようとしたら、理系以外の人間と話を
          しないといけないときもあるわけで、そういうあたりから文系的思考がでてくるのでは?

          世の中全員理系ならプロジェクトの意義なんてもっと訴えやすいわけで、
          それが難しいからそういうふうになるんじゃないですかね?

          親コメント

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