アカウント名:
パスワード:
ベーコンの「知は力なり」はラテン語では"scientia potentia est"英語になると"knowledge is power"
ラテン語の文法は自由度が高く、動詞と目的語の順序が変わっても通じるらしい、って、死語なので通じるという表現はおかしいですが。で、この辺りに動詞と目的語の順序が入れ替わった境界線がありそうです。
ラテン語→ロマンス語→フランス語・イタリア語において、ロマンス語では、目的語が代名詞の時、目的語が先になる。
>現在の英語で残っている格変化は、人称代名詞のI,My,meとか、名詞の所有格'sくらいですね。
さ、三単元のsはやはり廃止されたのでしょうか。
>三単元のs
三人称単数現在形なんだから、三単現でしょう。
google先生も「三単元」に対して「もしかして」とか言ってくれないぐらい「三単元」が出回ってるし。
# ATOKで「さんたんげん」を変換したら「三単現」がちゃんと出た。
厳密に言うと、動詞の活用は格変化じゃないんだよね。
三単現はその名の通り三人称単数現在だから、「人称」・「数」・「時制」で活用しているわけで、「格」で変化しているわけじゃないので。「格」っていうのは、あくまで「主格」「目的格」「所有格(属格)」「与格」みたいな名詞の使い方の違いに依る分類で、それに伴う名詞の変形が「格変化」だから。
日本語は基本的に格変化せずに格助詞を使うけど、「われ は」→「わが」のような比較的新しい言葉には格変化っぽいのがあるね。もともとは「あ、あれ(吾、我)」に所有格の助詞「が」をくっつけて「わが」になったんだろうけど。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
見たのは音だけだよね (スコア:2, 興味深い)
Re:見たのは音だけだよね (スコア:1, 興味深い)
ベーコンの「知は力なり」は
ラテン語では"scientia potentia est"
英語になると"knowledge is power"
ラテン語の文法は自由度が高く、動詞と目的語の順序が
変わっても通じるらしい、
って、死語なので通じるという表現はおかしいですが。
で、この辺りに動詞と目的語の順序が入れ替わった
境界線がありそうです。
ラテン語→ロマンス語→フランス語・イタリア語において、
ロマンス語では、目的語が代名詞の時、目的語が先になる。
Re:見たのは音だけだよね (スコア:2, 興味深い)
また、動詞も主語に合わせて細かく変化したので、主語と動詞の結びつきが明確になり、動詞から主語を類推しやすく、主語の省略も可能だったようです。
そして、ラテン語からフランス語に至る過程で、語形変化が簡略化され、語形で文法的役割を判断するのが難しくなったため、語順でそれを表すようになったようです。
一方、英語も古英語の時代は、同じように名詞や冠詞が複雑に変化しましたので、語順の規制は緩やかだったようです。
その後、ノルマン上陸によってフランス語が入ってきたときに、フランス語の影響を受けて、語形の簡略化、語順の固定化が起こったようです。現在の英語で残っている格変化は、人称代名詞のI,My,meとか、名詞の所有格'sくらいですね。
ちなみに、古英語と同じゲルマン系のドイツ語は現代でも冠詞の格変化が残っていますので、やはり語順の規制は緩やかですし、日本語や韓国語は助詞で格を表せますので、同じく語順の規制は緩やかですね。
語形変化の単純化の代償に語順の固定化が生まれたということのようです。
Re:見たのは音だけだよね (スコア:2, おもしろおかしい)
>現在の英語で残っている格変化は、人称代名詞のI,My,meとか、名詞の所有格'sくらいですね。
さ、三単元のsはやはり廃止されたのでしょうか。
Re:見たのは音だけだよね (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:見たのは音だけだよね (スコア:1)
>三単元のs
三人称単数現在形なんだから、三単現でしょう。
google先生も「三単元」に対して「もしかして」とか言ってくれないぐらい
「三単元」が出回ってるし。
# ATOKで「さんたんげん」を変換したら「三単現」がちゃんと出た。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
厳密に言うと、動詞の活用は格変化じゃないんだよね。
三単現はその名の通り三人称単数現在だから、「人称」・「数」・「時制」で活用しているわけで、「格」で変化しているわけじゃないので。「格」っていうのは、あくまで「主格」「目的格」「所有格(属格)」「与格」みたいな名詞の使い方の違いに依る分類で、それに伴う名詞の変形が「格変化」だから。
日本語は基本的に格変化せずに格助詞を使うけど、「われ は」→「わが」のような比較的新しい言葉には格変化っぽいのがあるね。もともとは「あ、あれ(吾、我)」に所有格の助詞「が」をくっつけて「わが」になったんだろうけど。
マーク・ベーカー『言語のレシピ』をご覧ください (スコア:1)