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地球の大気の水分をすべて取り除けばおkってわけですね
いや,温室効果(今現在地球で発生している温室効果全体)の最大要因は水蒸気ですよ.それ自体は昔からよく知られた事実で,大気中から水蒸気を取り除くとがくっと温度は下がらないといけなくなります.
まず,一切の温室効果がない場合の地球の平均気温は確か-20℃程度になります.ここに,水蒸気その他の(人類と関係なく)元々あった温室効果ガスの効果が加わって,平均気温が10℃ちょっと(13-14℃ぐらいだったか)になっています.この+30から+35℃ぐらいの差を生み出している主因が水蒸気になります.
今問題になっているのは,ここに人類の排出した温室効果ガスの効果が加わって,さらに+1から数度(この辺はモデルや理論により幅があり,定量面では確定していない)気温が上昇する危険性がある,といわれている部分です.良い喩えが思いつきませんが(そして比喩は時として妙な誤解を招くので本当はあまり推奨されないのですが),冬山にいて,スキーウェアを着込むと裸でいるより劇的に暖かくなり,さらにかまくらに入るともうちょっと暖かくなる,というような感じでしょうか.人類社会自体が,(余裕があれば使う,という形で発展してきたので)かなりぎりぎりに自然を利用するようになっており,ちょっと温度が上がっただけで結構厳しい影響が出るんじゃないの?というところが問題になっているわけです.#ただし,温度上昇でどの程度被害が出るのか?というところは議論が収束していない.
そんなわけで,まあ確かに(多少)二酸化炭素が増えても「水蒸気が無くなれば」気温は劇的に下がります.
炭化水素を燃やしてできるのが二酸化炭素と水です。 従って、ガソリンエンジンからだって元々水が出ています。
燃料電池車や水素車で系全体としてどのくらい違うかの定量評価は、まあ御任せしますが…
ガソリンを燃やして出る二酸化炭素と水は、分子数で言えば水の方が多い。2C8H18+25O2→16CO2+18H2O
>燃料電池車や水素自動車への切り替え
燃料電池であろうと水素であろうと,燃料の製造時にエネルギーを食ったりするわけで(燃料電池の場合は天然ガス使用の場合もありますが,まあ石油燃やしてるのと似たようなもんですし),トータルでの効率がどうなのかを考えないと何とも言えません.講演で「水素自動車でゼロエミッション」とかのたまっていた某自動車会社もありましたが,(基本的に)水しか出さないのはあくまで自動車の部分だけです.#そこまで含めてトータルでの効率が良くなる可能性を否定するわけではありませんが.
そうすると、燃料電池車や水素自動車への切り替えは、あまり意味がないってことなんですかね?
いや、意味はないわけではないんだ。CO2は減らしてもいいが、海は減らしたらいやだろ?なんだったら、海を全部なくしてもいいんだよ。どうなって欲しいかを勝手に想像しているだけ。
だからどっちがどうとかは、読んだ人にまかせる。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
つまり温暖化現象を防ぐには (スコア:0)
地球の大気の水分をすべて取り除けばおkってわけですね
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:2, 参考になる)
いや,温室効果(今現在地球で発生している温室効果全体)の最大要因は水蒸気ですよ.
それ自体は昔からよく知られた事実で,大気中から水蒸気を取り除くとがくっと温度は下がらないといけなくなります.
Re:つまり温暖化現象を防ぐには (スコア:0)
素人丸出しの疑問なんですが、
そうすると、燃料電池車や水素自動車への切り替えは、
あまり意味がないってことなんですかね?
Re:つまり温暖化現象を防ぐには (スコア:3, 参考になる)
まず,一切の温室効果がない場合の地球の平均気温は確か-20℃程度になります.
ここに,水蒸気その他の(人類と関係なく)元々あった温室効果ガスの効果が加わって,平均気温が10℃ちょっと(13-14℃ぐらいだったか)になっています.この+30から+35℃ぐらいの差を生み出している主因が水蒸気になります.
今問題になっているのは,ここに人類の排出した温室効果ガスの効果が加わって,さらに+1から数度(この辺はモデルや理論により幅があり,定量面では確定していない)気温が上昇する危険性がある,といわれている部分です.
良い喩えが思いつきませんが(そして比喩は時として妙な誤解を招くので本当はあまり推奨されないのですが),冬山にいて,スキーウェアを着込むと裸でいるより劇的に暖かくなり,さらにかまくらに入るともうちょっと暖かくなる,というような感じでしょうか.
人類社会自体が,(余裕があれば使う,という形で発展してきたので)かなりぎりぎりに自然を利用するようになっており,ちょっと温度が上がっただけで結構厳しい影響が出るんじゃないの?というところが問題になっているわけです.
#ただし,温度上昇でどの程度被害が出るのか?というところは議論が収束していない.
そんなわけで,まあ確かに(多少)二酸化炭素が増えても「水蒸気が無くなれば」気温は劇的に下がります.
そもそも変わらないのでは (スコア:2)
炭化水素を燃やしてできるのが二酸化炭素と水です。 従って、ガソリンエンジンからだって元々水が出ています。
燃料電池車や水素車で系全体としてどのくらい違うかの定量評価は、まあ御任せしますが…
Re:そもそも変わらないのでは (スコア:1)
ガソリンを燃やして出る二酸化炭素と水は、分子数で言えば水の方が多い。
2C8H18+25O2→16CO2+18H2O
the.ACount
追加 (スコア:1)
>燃料電池車や水素自動車への切り替え
燃料電池であろうと水素であろうと,燃料の製造時にエネルギーを食ったりするわけで(燃料電池の場合は天然ガス使用の場合もありますが,まあ石油燃やしてるのと似たようなもんですし),トータルでの効率がどうなのかを考えないと何とも言えません.
講演で「水素自動車でゼロエミッション」とかのたまっていた某自動車会社もありましたが,(基本的に)水しか出さないのはあくまで自動車の部分だけです.
#そこまで含めてトータルでの効率が良くなる可能性を否定するわけではありませんが.
Re: (スコア:0)
いや、意味はないわけではないんだ。CO2は減らしてもいいが、海は減らしたらいやだろ?
なんだったら、海を全部なくしてもいいんだよ。
どうなって欲しいかを勝手に想像しているだけ。
だからどっちがどうとかは、読んだ人にまかせる。
Re: (スコア:0)