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雑誌「クロワッサン」の「放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わる」という文言が話題に」記事へのコメント

  • 私もこの話はいつも気になってた。
    ヒトでは遺伝子が傷つくと、修復し、これがうまく行かない細胞は死ぬから、子孫には遺伝しないと
    放射線の本に載っているが、いつも致命的な傷だけではなく、ごくわずかの確率で遺伝するんじゃないかと。

    >放射線突然変異育種(radiation mutation breeding)技術とは植物の種子や苗木に放射線を照射して
    >遺伝子や染色体の突然変異を誘発させ、優秀な形質をもつ突然変異体を選抜、遺伝的固定の過程を経て新たな遺伝資源を開発する技術。
    http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=... [hellodd.com]
    とかあるので、植物とかは遺伝するのは明らか。

    • Re: (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward
      そりゃあ、植物の場合は、体細胞からでも完全な一個体が作れるから。
      ヒトをはじめ、動物ではそうはいかないからこそ、山中先生のiPS細胞(体細胞由来の分化多能性細胞)があれだけ騒がれたわけで。

      ヒトの場合、放射線照射で体細胞の遺伝子に突然変異が入っても、その体細胞が生殖細胞に変化するわけではないので、子孫には伝わらない。
      もちろん、生殖細胞に放射線が照射されて突然変異が…という「可能性はゼロではない」よ。けど、外からの被曝では体の内側にある生殖細胞に到達する線量は基本的に少なめになる。到達してDNA損傷を引き起こしても、それに対する修復系が存在するし、また修復できない場合には細胞死が起きることの方が多いので、「突然変異が子孫に遺伝する確率」は極めて小さい…少なくとも、広島長崎の被爆者や、医療被曝のケースからでは検出できない程度の微々たる違いにしかならない。
      • by Anonymous Coward

        atomicaの放射線の遺伝的影響という記事 [rist.or.jp]によれば、

        例えば、片方の親が1Gy被ばくする場合の重篤な遺伝的疾患の発生率は子(第1世代)では
        1万人当り18、それ以降の平衡状態においては1万人当り115人となる。

        との事なので、

        「突然変異が子孫に遺伝する確率」は極めて小さい

        とは、言いがたいと考えます。
        また、子供が出来にくくなる等の影響も非常に大きな問題かと。

        • う~~~ん、しかし、生殖細胞の被曝 1 Gy が小さいか大きいかは考慮の余地があるのかも。
          γ線は 1 Gy ≒ 1 Sv ですよね…?

          毎年生殖細胞が 20 mSv 被曝し続けても、50年掛かりますね。
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            毎年生殖細胞が 20 mSv 被曝し続けても、50年掛かりますね。

            30~33mSvであれば、30年位ですね。
            様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、
            5~10mSv/y程度が見込まれます。
            また、文科省基準では20mSv/y程度の外部被曝がありえますので、
            合計30mSv/yは、それなりにありえる値かと思います。

            身長の低い幼児が地面にしゃがんで遊ぶのは、
            生殖細胞を危険に晒すことになりそう……

            • 様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、 5~10mSv/y程度が見込まれます。

              これは基準値限界の食品だけで生活した場合の体全体の被曝量ですか?

              また、文科省基準では20mSv/y程度の外部被曝がありえますので、
              合計30mSv/yは、それなりにありえる値かと思います。
              身長の低い幼児が地面にしゃがんで遊ぶのは、

              基準値限界のホットスポットで、寝る間も無く30年間遊び(あるいは移動することなく)続ければそうなるのでしょうか…

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、 5~10mSv/y程度が見込まれます。

                これは基準値限界の食品だけで生活した場合の体全体の被曝量ですか?

                「暫定基準値を下回ったがしばらく出荷を見合わせる」等のニュースを聞いた事はありませんし、
                被災地支援を合言葉に積極的に被災地の食品を選択した場合には、ありえる想定と考えています。

                基準値限界のホットスポットで、寝る間も無く30年間遊び(あるいは移動することなく)続ければそうな

              • AC発言では議論の継続性が観察できないでござる

                --
                RYZEN始めました
                親コメント
            • by Anonymous Coward

              月経のない世界にお住みなんですね。

              • by Anonymous Coward

                月経のない世界にお住みなんですね。

                遺伝子の損傷について月経って何か関係が有りますか?

              • by Anonymous Coward

                30年かけて同じ生殖細胞に放射線を与え続けるということを想像しているのが、おもしろおかしいと言いたいのです。

              • by Anonymous Coward on 2011年07月01日 20時13分 (#1980345)

                > 月経のない世界にお住みなんですね。
                > 30年かけて同じ生殖細胞に放射線を与え続けるということを想像しているのが、おもしろおかしい

                もしかして、「月イチで卵子は捨てられてるのに、30年も同じ生殖細胞に放射線を与えることなんでできねーだろ」って言いたいのですか?

                卵子の元になる卵胞 [wikipedia.org]は生まれつきのものです。体内で後から新たに作られることはありません。

                というわけで、卵胞の段階から30年かけて被曝というのは不可能ではないでしょう。
                まあ、そんなに被曝してたらそれ以外の所にもいろいろ影響が出そうですけど…

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                実験条件は生殖細胞への放射線照射ですよ。

          • by Anonymous Coward

            シーベルト=グレイ×(放射線の荷重係数)×(人体組織の荷重係数)
            組織荷重係数が1なのは、身体全体に当たったとき。

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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