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>学者を減らせば万事解決、ですか?
万事解決、とは言いませんが、まず考えるべきでは?
少なくとも以下ぐらいはやってから「減らすのに反対」とすべきだと思いますね。以下が出来なければ、結局は、とりあえず減らしてから考えることになってしまうと危惧してます。
-研究成果を広く発表する場を作る-「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する-「研究成果」が出なかった割合を調査し、出なかった研究所は廃止する権限を持つ機関 を作り、その機関自体の有効性も審査する。
頭いいんだから、出来るべきだよね。。。
>そんなことしてたら一生を学問に捧げようって人がいなくなりますよ。
社会が保障してあげる義務はない。。。。昔々からそんなものはありませんでしたが、学問は続いてましたよ。
昔々と違い、金がかかることは理解してますが、「金がかかる」ことは何もしなくていい免罪符にはならないと思います。
オレは大学教員とかではないですけど,(一応)学位を持っている立場から見て書かせてもらうと…
>> -研究成果を広く発表する場を作る
発表してますよ.学会発表とか論文とか.世界中に向けて発表してます.
>> -「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
第三者機関にて審査し,有効性も調査してますよ.論文や査読付き学会は,その道の研究者(多くの場合「その分野の研究を専門としている」だけでなく「著者と共同研究などの関連が無い」という条件の下で選ばれる)が内容の信頼性,新規性,有効性などの項目について査読して,審査を通ったものしか掲載されません.また,参加費さえ払えば学会は誰でも参加できますし,論文も購読費さえ払えば誰でも読めますよ.
さすがに査読する側の人材については「誰でも参加できる」とはいきませんが,審査する側をちゃんと選ばないと「水さえあれば無限に電力を作れる技術」とか「水に優しい言葉で話しかけると綺麗な結晶ができる」みたいなものを「これ,すげー!OK!」みたいに審査されると困るので,そこは諦めていただきたい.
>> -「研究成果」が出なかった割合を調査し、出なかった研究所は廃止する権限を持つ機関>> を作り、その機関自体の有効性も審査する。
「研究成果」が出なかった,というのはどの期間で決めるべきでしょうかね?半年?1年?2年?「その期間で芽が出ない研究は諦めた方が良い」という根拠は誰が決めるんでしょうか?また,研究者は1人で1つのテーマしかやらないわけじゃないのですが,そのあたりはどうすればいいんですかね?
ちなみに,順当に研究成果が出ている組織かどうかを調べるために(前述の第三者機関の評価の結果である)論文件数,国際会議発表件数,特許件数などの数値をチェックする程度の話であれば,お役所の人達はずっと前から丹念に調べてますし,国公立の機関であれば,それに基づいて評価される仕組みも前からあります.また,競争的資金(今回の科研費など)の審査時には,その研究者の研究業績のリストもチェックされますよ.つまり,それ専門の機関は無いですし,「廃止する権限」までは持ってないですが,研究成果によってその先の道の険しさが変わってくるような制度はずっと前から存在しています.
ということで,貴方が指摘したことはとっくの昔から実現されているように思えるのですが,何をどうすればいいと言っているんでしょうか?あ,あれですかね?研究のド素人でも参加できて,気軽に「これってホントは予算いらないんじゃね?え?世界で1位になるんだ?別に2位でいいじゃん」みたいに予算を削れるような枠組みを作るべきだ,っていう主張でしょうか?;-p
それともう1つ,「人を減らせ」というのも実はやってます.おそらく貴方の知らない事実でしょうけど,最近の大学教員の募集は任期付きの率がめちゃめちゃ高いのですよ.例えば,昔は見なかった「特任教授」みたいな「特任」と付いている役職が最近はやたらと多いですが,あれは基本的に任期付き+単年度契約の扱いのはずです.つまり,正社員の代わりに派遣社員で埋めるようなことをやっているわけです.しかも足並み揃えてどこでもそういう募集しかしなくなったので,職の安定性だけ見れば大学教員は派遣社員と大して変わらないレベルになってきています.
> 「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
誰でも参加できるって言ってもさ。その参加者は永久機関が作れないことくらい分かってるんだろうな。
そりゃ、今時の研究者は、素人に自分の研究とその有用性を説明できるスキルは求められるけど、そういう方向ばっか目指しすぎると、研究スキルよりも説明スキルの方が重視されて肝心の研究がいい加減になったり、それどころか、まともな研究者なら即却下するはずのトンデモ研究が持ち上げられたり、そういう危険性もあることを忘れずに。
>頭いいんだから、出来るべきだよね。。。
議論の質を自ら下げてますね
>社会が保障してあげる義務はない。。。。
極論すれば、義務ですよ。核心技術を失って滅びたいのですか?
>何もしなくていい免罪符にはならないと思います。
誰が何もしてないのですか?
>議論の質を自ら下げてますね
たぶん、ACさんに併せてあげているのではないかな?
>極論すれば、義務ですよ。核心技術を失って滅びたいのですか?
核心技術であることを示さなければだめだという文意も、元投稿にはありますよね。何も言わないで何かやっているね、それが核心技術であろうが、なかろうが相手にされないでしょうね。
>誰が何もしてないのですか?
ちゃんと必要性を説明する準備をしていなければ、何か難しいけど意味がないことやっていると同意なんですよね。何をしているかを示せていないだろう、そしてそれをちゃんと成果から計測して辻褄を示していないのであれば、何もしていなかったね..と言われても反論できないでしょう。
実際終わりましたよね。20世紀半ばからは物理学が一般の世界の何かをどうこうする時代ではなくなっています。物理学の前は数学がその様になりましたね。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
学者を減らせば良いのに (スコア:-1, フレームのもと)
学者の質も上がるのに。もちろん定員も5割減。
学生は減るのに定員は減らさず大学全入時代とかどうかしてる。
学術振興のために補助金出すのは誠に結構だけど、
一旦増やした学者と職員の雇用維持や、モラトリアム学生遊ばせるために
補助金がある訳では無い。
とにもかくにも、大学全入ってのは大学が人生のエンターテイメント施設に
成り下がり、国力を落とす要因になっていると思う。
学者は頭良いはずなのに、自分たちの地位に対しては保身的な意見しかしないね。
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
業績が悪くなったら社員をどんどん解雇すればいいじゃない、社員の質も上がるよ、というバカ経営者と同じレベルの思考ですよね。
そんなことしてたら一生を学問に捧げようって人がいなくなりますよ。
学者だって仙人じゃないんだから、霞を食って生きていけるわけでもなし。
現状維持のための出費は、同時に将来のための投資でもあることぐらい分かりませんかね。
裾野が狭くなったら、ピラミッドの頂上も低くなりがちなこともお忘れなく。
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:-1, 荒らし)
>学者を減らせば万事解決、ですか?
万事解決、とは言いませんが、まず考えるべきでは?
少なくとも以下ぐらいはやってから「減らすのに反対」とすべきだと思いますね。
以下が出来なければ、結局は、とりあえず減らしてから考えることになってしまう
と危惧してます。
-研究成果を広く発表する場を作る
-「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
-「研究成果」が出なかった割合を調査し、出なかった研究所は廃止する権限を持つ機関
を作り、その機関自体の有効性も審査する。
頭いいんだから、出来るべきだよね。。。
>そんなことしてたら一生を学問に捧げようって人がいなくなりますよ。
社会が保障してあげる義務はない。。。。
昔々からそんなものはありませんでしたが、学問は続いてましたよ。
昔々と違い、金がかかることは理解してますが、「金がかかる」ことは
何もしなくていい免罪符にはならないと思います。
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:5, すばらしい洞察)
オレは大学教員とかではないですけど,(一応)学位を持っている立場から見て書かせてもらうと…
>> -研究成果を広く発表する場を作る
発表してますよ.学会発表とか論文とか.世界中に向けて発表してます.
>> -「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
第三者機関にて審査し,有効性も調査してますよ.論文や査読付き学会は,その道の研究者(多くの場合「その分野の研究を専門としている」だけでなく「著者と共同研究などの関連が無い」という条件の下で選ばれる)が内容の信頼性,新規性,有効性などの項目について査読して,審査を通ったものしか掲載されません.
また,参加費さえ払えば学会は誰でも参加できますし,論文も購読費さえ払えば誰でも読めますよ.
さすがに査読する側の人材については「誰でも参加できる」とはいきませんが,審査する側をちゃんと選ばないと「水さえあれば無限に電力を作れる技術」とか「水に優しい言葉で話しかけると綺麗な結晶ができる」みたいなものを「これ,すげー!OK!」みたいに審査されると困るので,そこは諦めていただきたい.
>> -「研究成果」が出なかった割合を調査し、出なかった研究所は廃止する権限を持つ機関
>> を作り、その機関自体の有効性も審査する。
「研究成果」が出なかった,というのはどの期間で決めるべきでしょうかね?半年?1年?2年?「その期間で芽が出ない研究は諦めた方が良い」という根拠は誰が決めるんでしょうか?また,研究者は1人で1つのテーマしかやらないわけじゃないのですが,そのあたりはどうすればいいんですかね?
ちなみに,順当に研究成果が出ている組織かどうかを調べるために(前述の第三者機関の評価の結果である)論文件数,国際会議発表件数,特許件数などの数値をチェックする程度の話であれば,お役所の人達はずっと前から丹念に調べてますし,国公立の機関であれば,それに基づいて評価される仕組みも前からあります.また,競争的資金(今回の科研費など)の審査時には,その研究者の研究業績のリストもチェックされますよ.つまり,それ専門の機関は無いですし,「廃止する権限」までは持ってないですが,研究成果によってその先の道の険しさが変わってくるような制度はずっと前から存在しています.
ということで,貴方が指摘したことはとっくの昔から実現されているように思えるのですが,何をどうすればいいと言っているんでしょうか?
あ,あれですかね?研究のド素人でも参加できて,気軽に「これってホントは予算いらないんじゃね?え?世界で1位になるんだ?別に2位でいいじゃん」みたいに予算を削れるような枠組みを作るべきだ,っていう主張でしょうか?;-p
それともう1つ,「人を減らせ」というのも実はやってます.おそらく貴方の知らない事実でしょうけど,最近の大学教員の募集は任期付きの率がめちゃめちゃ高いのですよ.例えば,昔は見なかった「特任教授」みたいな「特任」と付いている役職が最近はやたらと多いですが,あれは基本的に任期付き+単年度契約の扱いのはずです.つまり,正社員の代わりに派遣社員で埋めるようなことをやっているわけです.しかも足並み揃えてどこでもそういう募集しかしなくなったので,職の安定性だけ見れば大学教員は派遣社員と大して変わらないレベルになってきています.
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1)
> 「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
誰でも参加できるって言ってもさ。その参加者は永久機関が作れないことくらい分かってるんだろうな。
そりゃ、今時の研究者は、素人に自分の研究とその有用性を説明できるスキルは求められるけど、
そういう方向ばっか目指しすぎると、研究スキルよりも説明スキルの方が重視されて肝心の研究がいい加減になったり、
それどころか、まともな研究者なら即却下するはずのトンデモ研究が持ち上げられたり、
そういう危険性もあることを忘れずに。
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
>頭いいんだから、出来るべきだよね。。。
議論の質を自ら下げてますね
>社会が保障してあげる義務はない。。。。
極論すれば、義務ですよ。核心技術を失って滅びたいのですか?
>何もしなくていい免罪符にはならないと思います。
誰が何もしてないのですか?
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1)
>議論の質を自ら下げてますね
たぶん、ACさんに併せてあげているのではないかな?
>極論すれば、義務ですよ。核心技術を失って滅びたいのですか?
核心技術であることを示さなければだめだという文意も、元
投稿にはありますよね。何も言わないで何かやっているね、
それが核心技術であろうが、なかろうが相手にされないでしょうね。
>誰が何もしてないのですか?
ちゃんと必要性を説明する準備をしていなければ、何か難しい
けど意味がないことやっていると同意なんですよね。
何をしているかを示せていないだろう、そしてそれをちゃんと
成果から計測して辻褄を示していないのであれば、
何もしていなかったね..と言われても反論できないでしょう。
Re: (スコア:0)
もう科学技術に投資すんのは当りの入ってない宝くじ買う行為でしかないってことです。
Re: (スコア:0)
19世紀の終わり頃にも似たようなことが言われていたはず。
たしか「物理学は終わり」だったかな。
Re: (スコア:0)
実際終わりましたよね。
20世紀半ばからは物理学が一般の世界の何かをどうこうする時代ではなくなっています。
物理学の前は数学がその様になりましたね。
Re: (スコア:0)
>>たしか「物理学は終わり」だったかな。
>実際終わりましたよね。
>20世紀半ばからは物理学が一般の世界の何かをどうこうする時代ではなくなっています。
実際には「19世紀末には「終わり」と言われてたけど、ところがどっこい、
20世紀に入って幾つも新たな「発見」があった」じゃないか。
例えば「半導体の発見」は一般の世界の何かをどうこうする発見の一つだと私は思うけど、
19世紀末から半世紀後のことだよ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
半導体=トランジスタ以降、のつもりで使ってました。