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これ何の役に立つの?私は庶民の役に立った人に賞をあげたかったのに。最近の研究者ときたら基礎研究を血税でやってるなんて。なんなの。なんなのよ。
Regardsアルフレッド ノーベル
>私は庶民の役に立った人に賞をあげたかったのに。
おいおい、ノーベルはそんなこと言ってないぜ。あくまで「人類に最高の貢献をした人に」だ。庶民だなんて言ってないし、役に立つ、なんて制限もない。あくまで人類、そして貢献だ。貢献ってのは必ずしも役に立つとイコールじゃない。人類に新たな視点を与えるのだって貢献だ。例えば今が天動説の世の中でコペルニクスが出てきたんなら、地動説がなんの役にも立たなくとも貢献はでかいと思うぜ。
……ただまあ、今のノーベル賞がノーベルの望んだ形か、っちゅうのはまあ確かに微妙なとこはあるけど。
で、人類にどういう貢献をして、どういう応用製品があるの。>今回の受賞者
テフロンくらいは知ってるよね?あれって準結晶の応用らしいよ。
#自分も今ググってしっただけだけどID
ん?テフロンは別に準結晶構造ではなかったと思いますが……#そもそもポリマーなので本当の意味での準結晶にはなれないはず.
準結晶構造を持つ薄膜を表面につけることで,「テフロンに似た」相互作用の比較的小さい(=ものがくっつきにくい)表面を作る,というコーティング手法はありますが.
テフロンの発明と実用化自体は準結晶の発見より遙かに昔だから、応用ってのはあり得ないんじゃないかな。
とりあえず前書きとして、「貢献」ってのは必ずしも物質的な成果を要求しない、ってのを押さえておくのは重要だ。
>どういう貢献をして
・結晶ではない規則構造があるという驚きをもたらした。・非周期的だが規則を持つ構造に関する物性論の進展を促した
とかそんな感じだな。
>どういう応用製品があるの。
準結晶コーティングという技術がある。準結晶は周期性を持たない特殊な対称性によってバンドに擬ギャップが生じ、フェルミエネルギー付近の相互作用が弱くなることで滑りがよい。さらに材質が基本金属元素なのでテフロン加工などより耐久度が高い。また結晶性物質だと単位格子の界面での滑り(ズレ)による組成変形が可能になるのに対し、準結晶ではそのような並進のズレに対して対称ではないためそういったズレが非常に困難であり、ゆえに変形しにくく堅い被膜が作れる。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
ノーベルです (スコア:-1)
これ何の役に立つの?
私は庶民の役に立った人に賞をあげたかったのに。
最近の研究者ときたら基礎研究を血税でやってるなんて。
なんなの。
なんなのよ。
Regards
アルフレッド ノーベル
Re: (スコア:0)
>私は庶民の役に立った人に賞をあげたかったのに。
おいおい、ノーベルはそんなこと言ってないぜ。
あくまで「人類に最高の貢献をした人に」だ。庶民だなんて言ってないし、役に立つ、なんて制限もない。あくまで人類、そして貢献だ。
貢献ってのは必ずしも役に立つとイコールじゃない。人類に新たな視点を与えるのだって貢献だ。例えば今が天動説の世の中でコペルニクスが出てきたんなら、地動説がなんの役にも立たなくとも貢献はでかいと思うぜ。
……ただまあ、今のノーベル賞がノーベルの望んだ形か、っちゅうのはまあ確かに微妙なとこはあるけど。
Re:ノーベルです (スコア:-1)
で、人類にどういう貢献をして、どういう応用製品があるの。>今回の受賞者
Re:ノーベルです (スコア:2)
テフロンくらいは知ってるよね?
あれって準結晶の応用らしいよ。
#自分も今ググってしっただけだけどID
Re:ノーベルです (スコア:1)
ん?
テフロンは別に準結晶構造ではなかったと思いますが……
#そもそもポリマーなので本当の意味での準結晶にはなれないはず.
準結晶構造を持つ薄膜を表面につけることで,「テフロンに似た」相互作用の比較的小さい(=ものがくっつきにくい)表面を作る,というコーティング手法はありますが.
Re: (スコア:0)
テフロンの発明と実用化自体は準結晶の発見より遙かに昔だから、応用ってのはあり得ないんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
とりあえず前書きとして、「貢献」ってのは必ずしも物質的な成果を要求しない、ってのを押さえておくのは重要だ。
>どういう貢献をして
・結晶ではない規則構造があるという驚きをもたらした。
・非周期的だが規則を持つ構造に関する物性論の進展を促した
とかそんな感じだな。
>どういう応用製品があるの。
準結晶コーティングという技術がある。
準結晶は周期性を持たない特殊な対称性によってバンドに擬ギャップが生じ、フェルミエネルギー付近の相互作用が弱くなることで滑りがよい。さらに材質が基本金属元素なのでテフロン加工などより耐久度が高い。また結晶性物質だと単位格子の界面での滑り(ズレ)による組成変形が可能になるのに対し、準結晶ではそのような並進のズレに対して対称ではないためそういったズレが非常に困難であり、ゆえに変形しにくく堅い被膜が作れる。