アカウント名:
パスワード:
立山では内蔵助カールの雪渓や御前沢の雪渓がかなり長い間雪氷学的に注目対象になっていた.たとえば今回の報告チームのリーダーは同カールでの永久凍土の発見レポートを出している(2000年).
立山のいくつかの越年雪渓の下では化石氷体があることが確認されている.しかし,そういった氷は重力の作用により動いているのかは,かりに動いているにしてもあまりにスピードが遅すぎて測定が難しかった.それを今回確認できたと主張している.方法はGPS.
リーダーの解説記事があるので貼っておく.たぶん初学者むけだから口調は軽いがその分分かりやすい. http://www.tatecal.or.jp/stuff/fukui/tateyama-glacier-s.pdf [tatecal.or.jp]
ところで,20年くらい前には鳥海山の通称「小氷河」は雪氷学上の氷河にあたるか否かという論争を聞いたことがあるが,あれは結局氷河ではないという結論になったのかな.
ほか,大雪山や白山あたりの越年雪渓も調査対象にしていた(してきた)人/グループがいたはず.他の地域での研究活発化も期待したい.
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
化石氷体の発見とその流動確認のはなし (スコア:1)
立山では内蔵助カールの雪渓や御前沢の雪渓がかなり長い間雪氷学的に注目対象になっていた.たとえば今回の報告チームのリーダーは同カールでの永久凍土の発見レポートを出している(2000年).
立山のいくつかの越年雪渓の下では化石氷体があることが確認されている.しかし,そういった氷は重力の作用により動いているのかは,かりに動いているにしてもあまりにスピードが遅すぎて測定が難しかった.それを今回確認できたと主張している.方法はGPS.
リーダーの解説記事があるので貼っておく.たぶん初学者むけだから口調は軽いがその分分かりやすい. http://www.tatecal.or.jp/stuff/fukui/tateyama-glacier-s.pdf [tatecal.or.jp]
ところで,20年くらい前には鳥海山の通称「小氷河」は雪氷学上の氷河にあたるか否かという論争を聞いたことがあるが,あれは結局氷河ではないという結論になったのかな.
ほか,大雪山や白山あたりの越年雪渓も調査対象にしていた(してきた)人/グループがいたはず.他の地域での研究活発化も期待したい.