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生化学・分子生物学分野では、論文になった後、元データや試料の請求があった場合は提供しないといけないというルールがあります。NIHから研究資金を得ている研究に対して、NIHが要求したのを契機に、主要な論文誌が提携して取り決めたと記憶してます。
今回のストーリーは,そのルールで捏造が防げない場合があるのでどうしようか,という話だと思います.私がよく利用する公開データのリポジトリなどを見ると,多くのデータは出版された論文へのリンクがあるのですが,最近では論文出版前のデータもあります.(これが実際役立つことも多いです)
出版前にデータを明らかにすると,予算と人員の豊富なグループに同様のデータを使って出しぬかれてしまう危険がありますが,自信のある研究室では実験ノートレベルの情報も公開していく傾向にあるようです.
このような情報の共有は捏造を未然に防ぐ効果はありそうですが,一方で共有にかかるコストや誰よりも早く論文のアクセプトまで漕ぎ着けられる力量など,リソースの格差が更に業績の格差を生む可能性もあります.
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
論文出版後ですが (スコア:0)
生化学・分子生物学分野では、論文になった後、元データや試料の請求があった場合は提供しないといけないというルールがあります。
NIHから研究資金を得ている研究に対して、NIHが要求したのを契機に、主要な論文誌が提携して取り決めたと記憶してます。
Re:論文出版後ですが (スコア:1)
今回のストーリーは,そのルールで捏造が防げない場合があるのでどうしようか,という話だと思います.
私がよく利用する公開データのリポジトリなどを見ると,多くのデータは出版された論文へのリンクがあるのですが,
最近では論文出版前のデータもあります.(これが実際役立つことも多いです)
出版前にデータを明らかにすると,予算と人員の豊富なグループに同様のデータを使って出しぬかれてしまう危険がありますが,
自信のある研究室では実験ノートレベルの情報も公開していく傾向にあるようです.
このような情報の共有は捏造を未然に防ぐ効果はありそうですが,一方で共有にかかるコストや誰よりも早く論文のアクセプトまで
漕ぎ着けられる力量など,リソースの格差が更に業績の格差を生む可能性もあります.
kaho