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S&Mシリーズの中で特に印象深いのが「笑わない数学者」なんで真っ先に思い浮かんだのですけど、まあ全体としてはあまり数学的ではないんですよね。
#あの人の文章はなめらかと言うかつややかと言うか、何とも言えない独特の感覚があって好きです。
森博嗣は「オレ理系だぜ」感が不愉快な人が多いんじゃなかろうか。
「笑わない数学者」は読んだけど、トリックが当たり前すぎてなんだこりゃ感が半端なかった。が、この手のトリックをこの本で初めて読んだっていうなら衝撃だったかもしれない。
「そして二人だけになった」は面白かった。が、それはこの手のトリックを初めて読んだからかもしれない。
読みやすいけどね。
森博嗣はトリックではなくロジックを読む本だと思ってる。
ミステリーにおける探偵の推理って、「○○だけが△△で□□することが可能だ。だから犯人は○○だ」って流れで終わってるのが多くって、なんでわざわざ「△△で□□なんて回りくどいことするんだ」みたいなことが多いんだけど、#この方向の極みは金田一少年じゃないかと思ってる…
森博嗣の作品の場合、そういうWHYの部分にまで踏み込んで、「犯人が○○だから、△△で□□する必要があったのだ」みたいな感じで、トリックそのものは重要ではなく、それよりも、なぜ犯人がそのトリックを使わなければならなかったのか、という所の謎解きの方を重視してる感じ。
理系ミステリー等といわれて宣伝されていたが、理系に分類されるシチュエーションが入っているだけで実際「理系」って名乗るほどの物語はないよなそして作者も自分ではそういっていなかったような
なんていうか文章が「理系的な空気」なんですよね。プラスチックとか明るい白い壁に囲まれてる感じ。なので、実際の理系的要素がほとんどなくても、その呼び方に違和感がない。
「理系的要素がほとんどなくても、その呼び方に違和感がない」同意だなぁ。
「あ~こんな人いるいる」って思える理数系の登場人物がでてくるんですよね。
会話の場の雰囲気とか、恋愛感情は普通にもってるがなんか薄い感じとか、うまく言葉にできないけど定性的にではなく定量的な感じでうまく表現されてる。
だとするとそのキャッチ付けた人の受け止め方が文系感覚なわけでなかなかおもしろい
「笑わない数学者」はいわゆる推理小説的表現で言う「逆トリック」なので、>トリックが当たり前で終わっているのは作者の術中に嵌っている(というかそれ以前)状態ですよ。
なぜこのタイトルなのか、を考えながら再読(もしくは検索)してみてはいかがでしょうか?
この本は読んだことないけど、なんかうんざりするね、こういうの。
しかし「逆トリック」で検索しても「笑わない数学者」ばっかり出てくるようだけど、本当にこの本以前から存在する推理小説用語なの?大体の定義言える?
>なぜこのタイトルなのか、を考えながら再読(もしくは検索)してみてはいかがでしょうか?
確かに『何故、「笑わない数学者」というタイトルにしたのか・・、それが逆トリックのヒントです。』っていうのは著者自身が公式サイトに書いています。しかし公式サイトの同じところでタイトルに付いても触れていて、英語のタイトルは「Mathematical Goodbye」だそうです。しかも英語のタイトルを先に考えたとのこと。
ネットを探すと日本語タイトルにこだわった解釈がいくつか見つかりますが、どれもこれも英語タイトルだと成立しない解釈なんですよ。
自分はこの辺りで「著者の逃げだな」と思いました。あなたの解釈、もしくはそれを代弁しているサイトを教えてほしい。
締め切りに追われて必死だった。
なるほど、今まで読んだ中で一番説得力がある。読者ではなく出版社を嵌めるという意味で「逆トリック」なのかもしれないですな。
マジレスだけど、「笑わない数学者」は森博嗣のごく初期の作品。デビュー作を発表した時点ですでに書き終えていた。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%8D%9A%E5%97%A3#.E3.82.A8.E3.... [wikipedia.org]
なので「締め切りで必死」説はない。
思わせぶりなことを言っておけば読者が勝手に妄想の余地を広げてくれる手法って、理系的文章からもっとも縁遠いところにあると思うんですが。解釈が一意に定まるならもったいぶらないで説明すればいいでしょう。
> 「笑わない数学者」は読んだけど、トリックが当たり前すぎてなんだこりゃ感が半端なかった。
ちょうどゲーデルの不完全性定理あたりに興味を持っているときに読んだのであのトリックは衝撃的でした。
ただ、クリプトノミコン的な数学的フィクションかというとちょっと方向性が違いますね。
笑わない数学者は、読者がトリックに気づくところまでがトリックとのことです。
# まあ、最初のは誰でも気づくよね
この本自体は読んでないけど、検索して人々の反応を見ているとそんな作者の苦し紛れを真に受けて、「逆トリックとは何か」談義を繰り広げてる人達が、言ってみれば一番トリックにひっかかってるんじゃないかと思えてくる森博嗣を神と崇めるが故に、アホなトリックを書いたという真実が見えないわけ分かったふりをした信者たちが、決して自分でははっきりと正解を言わず思わせぶりな「ヒント」ばかり示して虚勢を張り合う様は醜悪
めんどくさいので、もう森博嗣という作家は「逆トリック専門」だと思っている。何か裏があるんじゃないかと思わせて実は何もない感じね。10冊くらい読んだけどどれもトリックが浅い。その中でも「笑わない数学者」は特に浅い。なのになぜ読むかと言うと、読み易いから時間つぶしにいい感じ。なんか自信が付くし。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
森博嗣は入りますか? (スコア:1)
S&Mシリーズの中で特に印象深いのが「笑わない数学者」なんで真っ先に思い浮かんだのですけど、
まあ全体としてはあまり数学的ではないんですよね。
#あの人の文章はなめらかと言うかつややかと言うか、何とも言えない独特の感覚があって好きです。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:森博嗣は入りますか? (スコア:1)
タイトルにもなっている野良猫のデルタという名前が印象に残っています。
単に、「黒猫のデルタ」が「クロネッカのデルタ」のダジャレなだけなんですが。
Re: (スコア:0)
森博嗣は「オレ理系だぜ」感が不愉快な人が多いんじゃなかろうか。
「笑わない数学者」は読んだけど、トリックが当たり前すぎてなんだこりゃ感が半端なかった。
が、この手のトリックをこの本で初めて読んだっていうなら衝撃だったかもしれない。
「そして二人だけになった」は面白かった。
が、それはこの手のトリックを初めて読んだからかもしれない。
読みやすいけどね。
Re:森博嗣は入りますか? (スコア:1)
森博嗣はトリックではなくロジックを読む本だと思ってる。
ミステリーにおける探偵の推理って、
「○○だけが△△で□□することが可能だ。だから犯人は○○だ」
って流れで終わってるのが多くって、
なんでわざわざ「△△で□□なんて回りくどいことするんだ」みたいなことが多いんだけど、
#この方向の極みは金田一少年じゃないかと思ってる…
森博嗣の作品の場合、そういうWHYの部分にまで踏み込んで、
「犯人が○○だから、△△で□□する必要があったのだ」
みたいな感じで、
トリックそのものは重要ではなく、それよりも、なぜ犯人がそのトリックを使わなければならなかったのか、という所の謎解きの方を重視してる感じ。
Re: (スコア:0)
理系ミステリー等といわれて宣伝されていたが、
理系に分類されるシチュエーションが入っているだけで実際「理系」って名乗るほどの物語はないよな
そして作者も自分ではそういっていなかったような
Re:森博嗣は入りますか? (スコア:1)
なんていうか文章が「理系的な空気」なんですよね。
プラスチックとか明るい白い壁に囲まれてる感じ。
なので、実際の理系的要素がほとんどなくても、その呼び方に違和感がない。
Re: (スコア:0)
「理系的要素がほとんどなくても、その呼び方に違和感がない」同意だなぁ。
「あ~こんな人いるいる」って思える理数系の登場人物がでてくるんですよね。
会話の場の雰囲気とか、恋愛感情は普通にもってるがなんか薄い感じとか、うまく言葉にできないけど定性的にではなく定量的な感じでうまく表現されてる。
Re: (スコア:0)
だとすると
そのキャッチ付けた人の受け止め方が文系感覚なわけでなかなかおもしろい
Re: (スコア:0)
「笑わない数学者」はいわゆる推理小説的表現で言う「逆トリック」なので、
>トリックが当たり前
で終わっているのは作者の術中に嵌っている(というかそれ以前)状態ですよ。
なぜこのタイトルなのか、を考えながら再読(もしくは検索)してみてはいかがでしょうか?
Re: (スコア:0)
この本は読んだことないけど、なんかうんざりするね、こういうの。
しかし「逆トリック」で検索しても「笑わない数学者」ばっかり出てくるようだけど、
本当にこの本以前から存在する推理小説用語なの?大体の定義言える?
(オフトピ)Re:森博嗣は入りますか? (スコア:0)
>なぜこのタイトルなのか、を考えながら再読(もしくは検索)してみてはいかがでしょうか?
確かに『何故、「笑わない数学者」というタイトルにしたのか・・、それが逆トリックのヒントです。』
っていうのは著者自身が公式サイトに書いています。
しかし公式サイトの同じところでタイトルに付いても触れていて、英語のタイトルは「Mathematical Goodbye」だそうです。
しかも英語のタイトルを先に考えたとのこと。
ネットを探すと日本語タイトルにこだわった解釈がいくつか見つかりますが、
どれもこれも英語タイトルだと成立しない解釈なんですよ。
自分はこの辺りで「著者の逃げだな」と思いました。
あなたの解釈、もしくはそれを代弁しているサイトを教えてほしい。
Re:(オフトピ)Re:森博嗣は入りますか? (スコア:1)
締め切りに追われて必死だった。
Re: (スコア:0)
なるほど、今まで読んだ中で一番説得力がある。
読者ではなく出版社を嵌めるという意味で「逆トリック」なのかもしれないですな。
Re: (スコア:0)
マジレスだけど、「笑わない数学者」は森博嗣のごく初期の作品。
デビュー作を発表した時点ですでに書き終えていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%8D%9A%E5%97%A3#.E3.82.A8.E3.... [wikipedia.org]
なので「締め切りで必死」説はない。
Re: (スコア:0)
思わせぶりなことを言っておけば読者が勝手に妄想の余地を広げてくれる手法って、理系的文章からもっとも縁遠いところにあると思うんですが。
解釈が一意に定まるならもったいぶらないで説明すればいいでしょう。
Re: (スコア:0)
> 「笑わない数学者」は読んだけど、トリックが当たり前すぎてなんだこりゃ感が半端なかった。
ちょうどゲーデルの不完全性定理あたりに興味を持っているときに読んだのであのトリックは
衝撃的でした。
ただ、クリプトノミコン的な数学的フィクションかというとちょっと方向性が違いますね。
Re: (スコア:0)
笑わない数学者は、読者がトリックに気づくところまでがトリックとのことです。
# まあ、最初のは誰でも気づくよね
Re: (スコア:0)
この本自体は読んでないけど、検索して人々の反応を見ていると
そんな作者の苦し紛れを真に受けて、「逆トリックとは何か」談義を繰り広げてる人達が、
言ってみれば一番トリックにひっかかってるんじゃないかと思えてくる
森博嗣を神と崇めるが故に、アホなトリックを書いたという真実が見えないわけ
分かったふりをした信者たちが、決して自分でははっきりと正解を言わず
思わせぶりな「ヒント」ばかり示して虚勢を張り合う様は醜悪
Re: (スコア:0)
めんどくさいので、もう森博嗣という作家は「逆トリック専門」だと思っている。
何か裏があるんじゃないかと思わせて実は何もない感じね。
10冊くらい読んだけどどれもトリックが浅い。
その中でも「笑わない数学者」は特に浅い。
なのになぜ読むかと言うと、読み易いから時間つぶしにいい感じ。
なんか自信が付くし。