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化石燃料の形で発掘された炭素は、燃焼に利用された後、光合成によって生物界に取り込まれてぐるぐる回り、最後は海洋生物による石灰化で固定され、半永久的に貯蔵されるものと認識しています。
海水の酸性化で、炭素の固定が機能しなくなったとしたら、または海中のさんご礁や海底に堆積している炭酸塩が溶出したりしたら、さらに海水の酸性化をすすめてポジティブフィードバックがかかってもはや人類が化石燃料の消費をやめたとしても(orいなくなっても)CO2濃度は増え続けることになるのでしょうか。
それってなんて破滅フラグ
めっちゃ長期的に見るならその酸性度が高い海に適応した二酸化炭素固定生物が繁栄するんじゃないですかね。人類の歴史のスパンで理解できるほどの時間でバランスするのかは分かりませんが。
あと、二酸化炭素が溶け込むことで炭酸塩が溶液中に溶け出す、というのはちょっと難しい気が。ある一つの固定ルートについてそういう逆転が起きる可能性はありますが、全体としては系中の二酸化炭素が増えれば炭酸塩は溶けるよりも固定される方に働くかと。
というかそういうレベルだと、過去はもっと二酸化炭素濃度が高かったし、気温も高かった。白亜紀とかそんなんじゃなかったっけ。
>系中の二酸化炭素が増えれば炭酸塩は溶けるよりも固定される方に働くかと。
CaCO3はCO2と反応してCa(HCO3)2になって溶け出してしまうんじゃない?
(;゚⊿゚)ハッ Ca1個に対してCO22個受け持ってくれるからそれはそれでいいのか?というか、サンゴってCa(HCO3)2からCO21個追い出す悪者?
無意識に空中→海中を固定と考えてしまいました。固体として固定されていたものが溶液中に出る、ということになるのか。勉強不足でした。
#……てかこのあたりの知識をかなり忘れさったということだな自分。うぅ。
一般人の認識はそういうレベルであるというコメントありがとう。/.Jだと勘違いコメントの後逃亡することがあるけど、出直してくれるとほんとありがたい。
(#2281064 [srad.jp])で何を言いたかったのがマジで意味不明だったので。
単にCO2が海に溶けるだけじゃだめで、温暖化で水蒸気量が増えて降水浸食で陽イオンが海に流れ出て炭酸塩を作らないと堆積→プレート運動で地中へ、のサイクルが回らないでしょう。このサイクルは万年単位だから人類が存在してるうちに間に合わないと思うけど地球に取っては問題なし。
(m´・ω・`)m ゴメン…理解できない。
海洋に溶けるんだったらそのまま海洋生物による石灰化になるのでは?そもそも海から陸へ生物の生活圏が移る過程では大陸棚に居る生物の光合成で酸素が大気へ放出されたと思ってますので大陸棚が活性化するだけじゃないかな、と思うんですよ。
現在の常識で過去を観るのは誤りのもと。
現在は、海の深層は冷たく、しょっぱくて重い水で、酸素が多い酸化環境です。降り積もった動植物の死骸も、酸素を利用する微生物などでやがて風化します。最終的には酸化反応でなくなります。その証拠に、サンゴ礁などごく一部を除いた現在の海底から上に、新たに形成された石灰岩や石油・石炭などが蓄積していく様子は見られません。(海底から下に、過去に造られた石灰岩や石油・石炭はあるでしょう)。
石油・石炭・石灰岩が全地球規模で形成された石炭紀では、全地球の海の深層は温かくしょっぱくて重い水で占められており、温かい水は気体を溶解しにくいので、貧酸素の環境下(還元環境)にありました。この重い温水は、『たまたまその当時は無氷河時代だった』ので「冷たくて重い水」を形成する海がなかったこと、当時の巨大大陸パンゲアの中央のテーチス海 [wikipedia.org]が『たまたま赤道直下にあったこと』でできたもので、現在ではまずありえません(小さな閉鎖的な湖・湾などでは現在でも貧酸素な深層が実現しますが)
降り積もった動植物の死骸は、嫌気性生物などが分解したかもしれませんが活発に活動できる好気性生物は少ないかほとんどいなかったので多くはそのまま降り積もり、貝殻などは石灰岩に、有機物は石油・石炭となりました(石油起源の一つの説)。
現代において、石油・石炭の燃やし尽くして、大気の元素バランスを当時(石炭紀)の状態に戻せばまた海洋側で二酸化炭素を吸収・固定化して、19世紀以前に戻るかというと、まあ無理ですね。現在の地球で、「温かくて重い水」を大規模に作っているのは、ヨーロッパ地中海だけです。あそこを閉じて還元環境にする(底生生物が住めない死の海にする)なら、巨大な二酸化炭素吸収源になるかもしれませんが。
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人生unstable -- あるハッカー
破滅フラグ踏んだ? (スコア:0)
化石燃料の形で発掘された炭素は、
燃焼に利用された後、光合成によって生物界に取り込まれてぐるぐる回り、
最後は海洋生物による石灰化で固定され、半永久的に貯蔵されるものと認識しています。
海水の酸性化で、炭素の固定が機能しなくなったとしたら、
または海中のさんご礁や海底に堆積している炭酸塩が溶出したりしたら、
さらに海水の酸性化をすすめてポジティブフィードバックがかかって
もはや人類が化石燃料の消費をやめたとしても(orいなくなっても)
CO2濃度は増え続けることになるのでしょうか。
それってなんて破滅フラグ
Re:破滅フラグ踏んだ? (スコア:2)
めっちゃ長期的に見るならその酸性度が高い海に適応した二酸化炭素固定生物が繁栄するんじゃないですかね。
人類の歴史のスパンで理解できるほどの時間でバランスするのかは分かりませんが。
あと、二酸化炭素が溶け込むことで炭酸塩が溶液中に溶け出す、というのはちょっと難しい気が。
ある一つの固定ルートについてそういう逆転が起きる可能性はありますが、
全体としては系中の二酸化炭素が増えれば炭酸塩は溶けるよりも固定される方に働くかと。
Re: (スコア:0)
というかそういうレベルだと、過去はもっと二酸化炭素濃度が高かったし、気温も高かった。
白亜紀とかそんなんじゃなかったっけ。
Re: (スコア:0)
>系中の二酸化炭素が増えれば炭酸塩は溶けるよりも固定される方に働くかと。
CaCO3はCO2と反応してCa(HCO3)2になって溶け出してしまうんじゃない?
(;゚⊿゚)ハッ Ca1個に対してCO22個受け持ってくれるからそれはそれでいいのか?
というか、サンゴってCa(HCO3)2からCO21個追い出す悪者?
Re:破滅フラグ踏んだ? (スコア:1)
無意識に空中→海中を固定と考えてしまいました。
固体として固定されていたものが溶液中に出る、ということになるのか。
勉強不足でした。
#……てかこのあたりの知識をかなり忘れさったということだな自分。うぅ。
Re: (スコア:0)
一般人の認識はそういうレベルであるというコメントありがとう。/.Jだと勘違いコメントの後逃亡することがあるけど、出直してくれるとほんとありがたい。
(#2281064 [srad.jp])で何を言いたかったのがマジで意味不明だったので。
Re:破滅フラグ踏んだ? (スコア:2)
単にCO2が海に溶けるだけじゃだめで、温暖化で水蒸気量が増えて降水浸食で陽イオンが海に流れ出て炭酸塩を作らないと堆積→プレート運動で地中へ、のサイクルが回らないでしょう。
このサイクルは万年単位だから人類が存在してるうちに間に合わないと思うけど地球に取っては問題なし。
the.ACount
Re:破滅フラグ踏んだ? (スコア:1)
(m´・ω・`)m ゴメン…理解できない。
海洋に溶けるんだったらそのまま海洋生物による石灰化になるのでは?
そもそも海から陸へ生物の生活圏が移る過程では
大陸棚に居る生物の光合成で酸素が大気へ放出されたと思ってますので
大陸棚が活性化するだけじゃないかな、と思うんですよ。
Re:破滅フラグ踏んだ? (スコア:1)
現在の常識で過去を観るのは誤りのもと。
現在は、海の深層は冷たく、しょっぱくて重い水で、酸素が多い酸化環境です。
降り積もった動植物の死骸も、酸素を利用する微生物などでやがて風化します。
最終的には酸化反応でなくなります。その証拠に、サンゴ礁などごく一部を除いた現在の海底から上に、
新たに形成された石灰岩や石油・石炭などが蓄積していく様子は見られません。
(海底から下に、過去に造られた石灰岩や石油・石炭はあるでしょう)。
石油・石炭・石灰岩が全地球規模で形成された石炭紀では、
全地球の海の深層は温かくしょっぱくて重い水で占められており、
温かい水は気体を溶解しにくいので、貧酸素の環境下(還元環境)にありました。
この重い温水は、『たまたまその当時は無氷河時代だった』ので「冷たくて重い水」を形成する海がなかったこと、
当時の巨大大陸パンゲアの中央のテーチス海 [wikipedia.org]が『たまたま赤道直下にあったこと』でできたもので、
現在ではまずありえません(小さな閉鎖的な湖・湾などでは現在でも貧酸素な深層が実現しますが)
降り積もった動植物の死骸は、嫌気性生物などが分解したかもしれませんが
活発に活動できる好気性生物は少ないかほとんどいなかったので多くはそのまま降り積もり、
貝殻などは石灰岩に、有機物は石油・石炭となりました(石油起源の一つの説)。
現代において、石油・石炭の燃やし尽くして、大気の元素バランスを当時(石炭紀)の状態に戻せば
また海洋側で二酸化炭素を吸収・固定化して、19世紀以前に戻るかというと、まあ無理ですね。
現在の地球で、「温かくて重い水」を大規模に作っているのは、ヨーロッパ地中海だけです。
あそこを閉じて還元環境にする(底生生物が住めない死の海にする)なら、巨大な二酸化炭素吸収源になるかもしれませんが。