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カナダ・D-Waveの「量子コンピュータ」は本当に量子力学的効果を使っているとの論文が発表される」記事へのコメント

  • 私は最適化問題は重要だと思うので、
    「汎用じゃなくても最適化問題は高速に解けます」
    という方針は「有り」だと思うな。

    使ってみたい人はそれなりにいると思うけど、
    お高いんでしょうなー。
    簡単にググったくらいだと価格が出てこないっすね。

    • Re: (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward

      意外とshorのアルゴリズムから20年なので、本物が出てきてもアリかもね。

      わかっているコメントとわかっていないコメントが混在すること必至なので、自分なりに簡単に説明してみる。
      今の普通のコンピュータ:チューリングマシンがモデルで、クロックに合わせて状態遷移とテープ書き換えで計算する。
      状態は有限状態機械、テープは1マス1文字、とどれもはっきりしている。ワだか7だか区別のつかない書き方は許されない。

      量子コンピュータ:量子力学的考え方を拝借(これ重要)して構成素子(キュービット)を使って計算をやらせる。
      量子力学

      • 纏めてしまうと、「量子力学的な確率論に基づくアナログコンピュータ」って事でいいのでしょうか?
        アナログコンピュータの大半が、物理的な配線のつなぎ変えでデジタルコンピュータよりも高速かつ高精度な演算をやってた時代への先祖帰りに見えたんですけど。

        # まぁ、確率操作をデジタル的な意味でプログラマブルにやれるような仕組みを用意して
        # あるんでしょうけど。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          「シャボン膜最短経路をキュービットで確率的にやった」は割とイメージが近いと思う。
          アナログコンピュータって言うと歯車計算機思い浮かべて、あれは完全にチューリングマシン(古典計算機)だと思う。

          • タイガー計算機などの歯車コンピュータはどちらかと言うとデジタルコンピュータです。
            アナログコンピュータはオペアンプで作られた加算器や積分器を基本部品としています。
            乗算は自乗特性の非線形素子で((x+y)^2-(x-y)^2)/4 などとして電圧値で計算します。
            結果は電圧計やオシロスコープで読み取ります。
            そして電圧を平衡するような回路をつくることで、方程式や常微分方程式を解くことができます。
            有限時間で連続な電圧値を積分器で積分できるので解釈によっては有限時間に無限回の計算をしていることになります。
            実際にはS/Nと帯域を考えると取り出せるデータ数は有限なのでデジタルコンピュータに性能が劣ることがほとんどです。
            えっ?プログラムできるかって? プログラムとはジャックにプラグコードを差し込んだ回路パターンそのものを「プログラム」といいます。
            想像つかないひとは最近復刻されてるアナログ・シンセサイザーの KORG MS-20 mini みたいな感じとおもってください。

            • by Anonymous Coward

              なるほど。
              だとすると、「アナログコンピュータに確率的な要素を付け加えた」というのはシャボン膜と同じくイメージ近いかも。

日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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