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モデレーターもs022という時点でデタラメだと気付いてほしいものですhttp://www-adsys.sys.i.kyoto-u.ac.jp/mohzeki/QA.pdf [kyoto-u.ac.jp]
量子がついた方は何もわかっていないと白状しているのだから、でたらめではないんじゃないかな。古典的な最適化問題解法しか知らない上での感想としては、長すぎるとは思うけど。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
今後の展開に期待 (スコア:4, 参考になる)
>批判的な立場の人たちに言わせると、今くらいのスピードであれば
>「シミュレーティッド・アニーリング」という古典物理の理論でも説明できるのだという。
ここがちょっと間違ってると思う。
「シミュレーテッドアニーリング」というよく知られたアルゴリズムでも今くらいの性能は実現出来るのだという。
とかそれぐらいじゃないかな。最適化問題というのは、なるべく経路を見つける、みたいな、色んな組み合わせのある中で、なるべく良い組み合わせを探す問題。 解く方法としてはざっくりと2種類合って、
A. 全部の可能性を列挙した場合の一番良い解と同じ物を見つける方法
B. そこそこ良い解をそこそこの時間で見つける方法
に分けられる。シミュレーテッドアニーリングは、Bの代表格の1つで、金属を焼き鈍しすると綺麗な結晶構造になることに着想を得た、最初は大ざっぱに最適化して徐々に細部を詰めていく、みたいなやりかた。ある程度詰められたらと判断できたらそこで計算を打ち切る。 いっぽう、宇宙の終わりまで計算しても終わらない、みたいな話は大抵A。 数学的なある種の応用をしようとするとAでないと使い物にならない場合があるのでAも重要なんだけど、 世の中のかなり多くの問題は、そこそこ性能の良いBでも十分。
より短い経路を求めるとか、より小さい回路面積になるような設計を求めるとか。そんな事に1年も2年も計算時間をかけるより、 もしかしたらもっと良い設計があるかも知れないけど、というまま、適当なところで切り上げてチップを作って出荷した方が良い。
よく出てくる、シャボンの膜は最短経路になる、スーパーコンピュータでも解けない問題が、シャボン玉で一瞬で解ける、すげー、という話も、B。 そこそこ短い経路にはなるけど、それが、真のベスト解かどうかは分からない。 「最初に変な所に膜が出来てしまって、全体として最短の膜にはならない意地悪問題」みたいなものも、多分、作れる。
量子力学はよく分からないけど、D-Waveの計算機は、このシャボンの膜の部分が「量子効果を使った何か」になってるようなイメージだと思う。 計算尺とか、チューリングが関わった暗号解読装置とか、今のデジタルコンピュータとは根本的に違う計算原理のものはこれまでも色々あって、 その新しい種類と考えたらいいんじゃないかな。
なんであれ、D-Waveの機械で「そこそこ良い解が異様な速さで出てくる」のは確かだけど、 シミュレーテッドアニーリングアルゴリズムを使っても、そのぐらいの性能は達成できるので、 もしかしたら、D-Wave社の計算機のブラックボックス内には「ただのコンピュータ+シミュレーテッドアニーリングアルゴリズムで計算するただの性能の良いプログラム」が入ってるだけかも知れない、と言うところが争点。
インターネットwatchの記事を見ると、
> 量子アニーリングとは一致するが、古典的アニーリングの予測とは
> 矛盾する手順で最適化計算を実行することを確認した
と有るのは、何かしらの「意地悪問題」を突っ込んだら、良く知れた普通のコンピュータ上の普通の最適化アルゴリズムだと引っかかる部分に引っかからなかった、なんか違うぞこいつ、みたいなチェックがされたんだと思う・・・けどそれが何かは門外漢なので分からない。
そういうテストが行われることは想定済み、とばかりに、テストを通るような仕込みがされていた可能性はあるのか、 量子計算の原理上、そういう回避法はあり得ないのか、辺りから分からないけど、なんだか盛り上がってきてて楽しそう。
Re:今後の展開に期待 (スコア:1)
モデレーターもs022という時点でデタラメだと気付いてほしいものです
http://www-adsys.sys.i.kyoto-u.ac.jp/mohzeki/QA.pdf [kyoto-u.ac.jp]
Re: (スコア:0)
量子がついた方は何もわかっていないと白状しているのだから、でたらめではないんじゃないかな。
古典的な最適化問題解法しか知らない上での感想としては、長すぎるとは思うけど。