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東大・分子細胞生物学研究所発の論文で多数の改ざんが発覚」記事へのコメント

  • 研究者、ひいては、学術を生業としている皆様に私からのお願いがあります。
    どうか、これからも、甘い誘惑に負けないでください。

    考古学の分野で教科書の内容を訂正するくらい大きな事件があってから、
    私はこのような記事を見るたびに悲しくなります。

    科学が信用に足るものでなくなってしまったら、
    新しい発見やものに対するワクワク感のない
    味気ない世界になってしまいます。

    --
    【犀の角のように進みたいけどムリ】
    • by Anonymous Coward on 2013年07月26日 19時19分 (#2429267)

      今の文科省系列の研究者の業績評価システムを再構築しないと無理でしょ。

      ・「ここ数年での」外部資金獲得額
      ・「ここ数年での」論文引用数
      ・「ここ数年での」マスコミに取り上げられた実数

      I.Fの数え方もこれそうなんだもの。あれ、研究者の評価システムとしてよく使われるけどダメダメすぎるだと思うわ。
      まあ、過去の業績に胡坐かくような重鎮を下げたいのだろうけどねぇ。
      「ここ数年での」に限る理由が意味不明。 医学・生物系では研究の再利用は短い時間スケールで回るけど。
      研究分野によっては10年から数十年たってから再評価なんてよくあるのに、一律評価。
      でもこれ、正当な評価を与えないといけない、とかなると、誰が評価機関になるかという問題が。
      数学系とか「数世紀の間忘れられていた定理の証明」とかがいきなり表舞台に出たりするし。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年07月26日 23時15分 (#2429421)

        査読委員がさぼりすぎでしょ。とはいえみんな忙しいしね。
        査読したら謝礼を出すくらいしないと、もはやロハでやるには時間が無さすぎる。

        つーか、それら論文の査読した研究者の名前を公表しちゃえばいいんだって。

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        • by Anonymous Coward on 2013年07月27日 1時51分 (#2429460)

          最近、査読が立て続けに回ってきてるよ。俺もテニュトラの詰めで忙しいってのにorz
          特にインド系、とんでもねえ低レベルの論文を乱造してる。
          途上国が教育に力入れ始めた結果がコレだよ。
          科学が高度になりすぎて細分化されて、天才以外の大多数の研究者が枝葉をつついている状態なのはわかるけど、
          このままではトンデモを引用してトンデモを再生産することになりかねん。
          (いい例が、ES細胞の捏造のせいで再生医療の研究が遅れたって話ね)
          短期間の成果主義とか、そういうのを改めて、じっくりと熟成させた論文書かなきゃ自然科学の体系に綻びを生じさせかねないぜ。
          何が言いたいかって言うと、俺にもパーマネントのポストをってことだ。

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          • by Anonymous Coward on 2013年07月27日 12時11分 (#2429587)

            一部同意だが、パーマネントのポストを得た途端研究しなくなる教員が今までわんさかいたから
            そうなったという背景もあるわけで(というよりは景気が悪いからという要因が強いのかもしれんが)
            個人的には、パーマネントのポストでも保障される給料は助教の一番安いくらいのもので十分で、あとは
            発表論文の本数だとか引用数とかで給料を増やせばいいと思う。
            あと、競争的資金として獲得した予算の一部を自分の給料にできるという制度も必要。

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            • by Anonymous Coward on 2013年07月27日 16時18分 (#2429674)

              >> パーマネントのポストを得た途端研究しなくなる教員が今までわんさかいたから
              >> そうなったという背景もあるわけで(というよりは景気が悪いからという要因が強いのかもしれんが)

              …にしても,現状の制度は完全に破綻してるよね.
              過去の業績があったのかどうかすら怪しい年寄連中が「若い人は大変だねー」と隠居生活してて,第一線で業績出してる若手~中堅の研究者はずっとふるいにかけられ続けてる.しかも,その「ふるいにかける」ための評価をする側が,そういうダメ世代の連中だったりするわけで.
              パーマネントポストで研究しない連中が問題なら,そいつらをクビにする方法を検討すればいいのに,なぜか,そいつらの負の遺産に未来のリスク回避分まで加えて現役世代が全部負わされるという理不尽さよ.

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              • by Anonymous Coward

                小出助教みたいに、研究せずにほかのことにかまけてても生活保障されているもんな。助教なんて若いものにさっさと譲るべきポストなのに。
                こういうやつがいたから任期制にって話になってきたんだよね。

      • by Anonymous Coward on 2013年07月26日 21時07分 (#2429347)

        他の研究者の捏造を発見したら科研費100万円、とかすればチェック機能は向上する。

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      • by Anonymous Coward

        トータルの評価も大事だと思うけど、
        本業しないでおかしな委員会活動に血道をあげて
        数年論文を書かない研究者とかざらだもの。
        そういうのを「研究」者と呼んでいいかすら疑問だけど。

    • by Anonymous Coward on 2013年07月26日 22時19分 (#2429398)

      研究者が人間である限り、これからもこのような事件は決して無くなることはないでしょう。
      しかし、対象が科学である限り、このように必ず発覚するでしょう。

      一部の研究者がいくら改ざんや捏造をしようとも、他の研究者が追試すれば偽りは発覚します。
      出鱈目な成果を発表しても、実際に役に立たなければ見向きもされません。

      そうそう科学が揺るぐとは思えない…と思いたいなあ。

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    • by Anonymous Coward on 2013年07月26日 20時43分 (#2429328)

      >科学が信用に足るものでなくなってしまったら、

      科学が信用出来ないのではない。
      信用出来ない研究者がいるだけだ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      誰?

    • by Anonymous Coward

      > 科学が信用に足るものでなくなってしまったら、
      科学は信じるものではなく疑うものだ。むしろそういう態度こそが捏造を助長する。

    • by Anonymous Coward

      自分の発表内容には(能力足らず故の誤りはあれ)嘘偽りはないと断言できるが、
      ノルマで課された「ボスの研究」は嘘偽りがてんこ盛りどすえ。

人生unstable -- あるハッカー

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