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幹細胞からの「脳に似た組織」の作製に成功」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    このあいだMRIを取ってもらったときに発覚したんだけど、
    うちの子供は脳の一部が欠けているらしい。

    ちょっとオバカだったので何か納得してしまったんだが、こういう人って実は結構いて、気づかないだけで
    普通に生活しているんだと医者が言っていた。(足りない部分は脳の別の箇所が補うらしい)

    こういう研究って倫理的に反対されやすいけど、
    この研究結果がうちの子みたいな言葉どおり「脳の足りない」人たちの治療の一環になってくれるなら
    なんとか頑張って続けていって欲しいと願う。

    • 脳の半分が生まれつき無いという症例は先天的半球欠如といって、結構な数存在する。その上ほとんどの場合自覚・他覚症状は無かったりする。(振った元恋人に銃で頭を撃ち抜かれたが、脳がない方の半球だったと判明したため大事に至らなかった、という例もある)

      人間性を司っているのは脳の大きさではなく記憶の量だ。そして一旦記憶が構築されればたとえニューロンの大半を失ったとしても記憶の鮮明度は欠けてしまうものの人間性の本質を失うことはない。(海馬や側頭葉など記憶の出し入れに関わる中枢はあるが、「記憶そのもの」の中枢は存在しない。記憶を司るニューロンは脳全体に分布している)

      だから今回の研究が進めばたとえ病気や怪我でニューロンを大量に失ったとしても、神経幹細胞を補充することで短期間で社会生活に復帰できる可能性がある。

      • by Anonymous Coward

        ただこれ、既存の脳に脳組織を追加するんではなく、丸々一個作ろうとしてんですよね。
        作ってから移植すると培養脳側で発生済みの構造(最悪記憶や精神を含む)と干渉しそうだしきっと不味い。

        ニューロンの補填だけなら幹細胞をぶち込めばよいし、今回パスした構造物の生成を患者の頭蓋内で既存の脳組織と接続しながら行わないと治療応用は難しいかも。

        • by maruto! (18665) on 2013年08月31日 18時33分 (#2451701) 日記

          ただ骨髄から取り出した幹細胞を投与した臨床試験では神経組織の構築には至らなかった。
          やはりiPS細胞から育てた幹細胞を投与しなければならないのだろう。ただ成長したニューロンに果たして死んだニューロンの肩代わりができるのだろうか?
          もし脳梗塞とかでニューロンの大量死が起こった場合、頭蓋の中で単なる細胞の塊ではない「神経組織」をどうやって構築させるか…

          それよりも高等動物は何故ニューロンの再生能力を失ったのだろうか? 再生した神経は生存に必要な行動の学習には不利だったというのか?

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            ハードルの高い研究ですよね…
            再生しない理由というと、ニューロンのネットワークがひと通り出来た後に許容出来る変化量(再生)が高等生物では小さい、とかはありそうな話かも。

            しかし脳丸ごとはなぁ…
            脳の丸ごと製作のほうが都合が良さそうな前提を想像してみるとして…脳の発生の一段階でネットワークのフォーマットみたいなのがあってフォーマット済みのネットワークでないと利用できないとかだと、丸ごと作って移植の方が良いのかな?
            フォーマット直後はブランクな前提が無いと移植したくないけど。

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