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「子供の長時間のテレビ視聴は発達に悪影響」との調査結果、「脳トレ」で知られる川島教授らが発表」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2013年11月22日 15時52分 (#2499459)

    第二言語習得研究 [wikipedia.org]という学問領域がありまして、そこの理論でインプット仮説というものがあります。

    これは、「話す」ことと「書く」ことをしなくても「聞く」ことと「読む」ことのみで第二言語が習得できるという仮説で、有力な仮説としてある程度支持されています。
    子供を外国語だけの環境に入れておくと、ずっと黙っていたのにある日突然話し出すというアレです。

    しかし、この仮説に合わない例として、テレビの視聴があげられています。
    なぜか、テレビだけを見続けていても第二言語の習得はうまくいかないのです。

    このテレビ視聴の現象に対して、第二言語習得研究ではリハーサル仮説というのが言われています。
    インプットした際に、頭の中でしゃべることや書くことをリハーサルすることで第二言語は習得されるが、テレビではリハーサルができないというものです。

    ということで、「テレビの長時間視聴で言語能力に悪影響」というのはなんとなく頷けるのですがどうでしょうか。

    • TVだと、ボディランゲージとかリアクションみたいな音声OFFでも内容が伝わる故に第二言語を取得する必要性が低いので後回しになるという仮説はどうでしょうね。
      既に理解している映像によるある意味第一言語があったら第二言語はノイズやBGM程度でしかないって可能性があるかも。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      当事者意識と必要性の差かもしれない

      テレビは口開けて傍観していれば時間は過ぎるが
      外国語だけの環境はおそらく
      いつかは自分が能動的になるための
      模写学習の場なのでは、と

    • by Anonymous Coward

      興味深いですね。

      こういう場合、テレビ視聴と他の環境と違いは、反応を返す必要があるかどうか、なんだと思うんですよね(※)。
      言語能力に限らず、何らかの反応を返し、さらにその反応が返ってくる…というやりとりが育てるものは大きいのでしょう。
      そして、その必要乃至は可能性(たとえそれが「こっちおいでよ」という誘いに対する「ボクは傍観者だからイヤだよ」という断りだったとしても)があるということは、大きな影響があるところだという説には一定の説得力があると思います。
      そう考えると、言語能力に限定せずとも、テレビだけでは育たないものがある(テレビがマイナスの影響を与えている=悪影響なのかどうかはさておいて)、ということはできるような気がしますね。

      ※ いや、まぁ、私個人はひとりでテレビに向かってツッコミを入れたりするんで家人に気味悪がられたり(笑)はしますが、
        それとてテレビの向こう側から「反応の反応」は返ってこないわけで。

      • by Anonymous Coward

        乃至

        もうnaishiっていうIDを取った方がいいのでは。

      • by Anonymous Coward

        どうでしょうね。仮説だけなら色々立てれます。
        ・手振り身振りや顔の表情から情報を補完・蓄積することで学んでいくがテレビだと全身が写ってないか、写っていても表情が分からないなど、サイズ、解像度的な問題が影響しているかも知れない→ハイビジョンとか2k4kとかでは?電話では?
        ・平面的で没入感が無いと学びに影響するかもしれない?→HMDとかだと?テレビ電話だと?
        ・テレビだと画像から理解しようとしてしまい、言葉を理解したいかどうか(または言葉への集中)の度合いが低くなってしまうかもしれない?→ニュースとかだと?ラジオだと?
        ・あなたの仮説、自身への語りかけ度合いが大事かもしれない?→ライブや漫才のようなものだと?ビデオレターだと?
        などなど。
        自分的には、場面における言葉の重要度が学習度合いに影響を与えるんじゃないかとか思った。

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