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澱粉を消化できない種は農業を始められなかったはずなので、消化できるような変異が起こってから農業を始めたということでしょうか。彼らが澱粉を豊富に得られるような、たとえば芋類が自生しているような土地にたどり着いたとすれば、そのような淘汰が起こったことが想像できます。
消化できないわけではなくて,消化に必要なアミラーゼの分泌量が少ない,というお話です.
アミラーゼを作る遺伝子は複数のコピーが遺伝子上に存在し,コピー数が多ければ多いほどたくさん発現して唾液中のアミラーゼの量が多くなり,デンプンの消化が容易になります.
このコピー数は,農業化された民族(ヨーロッパやらアジアやらその他いろいろ)と狩猟採集生活を送っている民族(アフリカやら何やらで少数残っている民族)との間で差があることが知られており,「農耕やるようになってデンプン質の多い食生活に転換したから,アミラーゼ多い人間が優勢になるような選択が(多少)働いた結果じゃね?」と言われています.そのため,「古代(農耕開始前)ヨーロッパの人間とか調べると多分アミラーゼ少ないんだろうな」という予想がされていました.
で今回,ヨーロッパに古代に住んでた人間調べたらやっぱり(現代の狩猟採集民並みに)少なかったよ!という報告.乳糖耐性も低いし,その辺は農耕&酪農開始以後に変わってていったんじゃね?と.#論文自体はもっといろんな特徴を調べていて,農耕周りはごく一部のお話.
猿だって消化できる澱粉を人が消化できないわけあるか!と思ったら、そういうことか。
狩猟→即農業ってわけでもなく一万年以上ドングリ食ってたらしいし [nikkeibp.co.jp]っても現代人同様に平行して色々食えるものは食べてたろうな
農業と言っても穀物とは限らない。縄文人は栗植えてたし、果物はもともと採集の対象だし、もしかすると果物が先かも。#それと、人間単体では今でも乳糖不耐性だな。
人間が食べる必要はない。家畜化した動物の餌にすればいいのだ。
ヨーロッパに居た古代狩猟民が農業やるように遺伝子的に変化したんじゃなくて、でんぷん分解遺伝子持った人種(?)が種と鋤と鍬かかえて中東あたりから移住して来て森林を切り開いて農地に開拓して、狩猟できる動物を減らしその土地に居着いていた狩猟民を駆逐したイメージの方が自然かなぁ
8500年前は、人類が平均20歳で世代交代すると考えると、425世代前の先祖の話で、あまりにも遅すぎるだろう。中国で農耕が開始されたのが遅くとも15000年前で750世代前なんだから、同じユーラシア大陸でありながら中国からヨーロッパまで6500年間の隔絶があったのも信じられない。ことは生存に大きくかかわるので、古代の食うや食わずやの人々にとっては、この手の遺伝子が広まるのはほんの一瞬だから。
>中国で農耕が開始されたのが遅くとも15000年前で750世代前なんだから
ん、あれ?ごめん、考古学的には歴史的シリアで耕作が始まったってのが一番古いとおもっていたんだけど中国大陸(シナ大陸)のほうが古い考古学的資料があったの?もちろん、それぞれ独立に耕作が始まった(特許権)ってのはあるけれど。
それとも、なんかの創作物のネタ?>15000年前で750世代前数字的にそうかもと思うけど、老子とかそういうのあんまり読んでないでごめん。
http://www.jiid.or.jp/files/04public/02ardec/ardec29/key_note3.htm [jiid.or.jp]
稲にしても小麦にしても、原産地と気候の違う土地で農業として育てられるようになるまでには時間が掛かります。
それに大して働かなくても収穫の上がる土地や作物だといいですが、多大な労働が要求されるなら、狩猟採集に留まる人々もいるでしょう。(縄文人の方が弥生人より体格がいいですね)
海を挟んではいますが、ヨーロッパよりずっと中国に近い日本なのに、農耕が普及したのはヨーロッパよりも、ずっと後ですね。日本の豊かな森林の恵みのおかげなのでしょう。
稲作に向かない北海道で農業が普及するのはさらにもっと後ですね。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
順番 (スコア:2)
澱粉を消化できない種は農業を始められなかったはずなので、消化できるような変異が起こってから農業を始めたということでしょうか。
彼らが澱粉を豊富に得られるような、たとえば芋類が自生しているような土地にたどり着いたとすれば、そのような淘汰が起こったことが想像できます。
Re:順番 (スコア:5, 参考になる)
消化できないわけではなくて,消化に必要なアミラーゼの分泌量が少ない,というお話です.
アミラーゼを作る遺伝子は複数のコピーが遺伝子上に存在し,コピー数が多ければ多いほどたくさん発現して唾液中のアミラーゼの量が多くなり,デンプンの消化が容易になります.
このコピー数は,農業化された民族(ヨーロッパやらアジアやらその他いろいろ)と狩猟採集生活を送っている民族(アフリカやら何やらで少数残っている民族)との間で差があることが知られており,「農耕やるようになってデンプン質の多い食生活に転換したから,アミラーゼ多い人間が優勢になるような選択が(多少)働いた結果じゃね?」と言われています.
そのため,「古代(農耕開始前)ヨーロッパの人間とか調べると多分アミラーゼ少ないんだろうな」という予想がされていました.
で今回,ヨーロッパに古代に住んでた人間調べたらやっぱり(現代の狩猟採集民並みに)少なかったよ!という報告.乳糖耐性も低いし,その辺は農耕&酪農開始以後に変わってていったんじゃね?と.
#論文自体はもっといろんな特徴を調べていて,農耕周りはごく一部のお話.
Re:順番 (スコア:1)
猿だって消化できる澱粉を人が消化できないわけあるか!
と思ったら、そういうことか。
the.ACount
Re:順番 (スコア:1)
狩猟→即農業ってわけでもなく
一万年以上ドングリ食ってたらしいし [nikkeibp.co.jp]
っても現代人同様に平行して色々食えるものは食べてたろうな
Re:順番 (スコア:1)
農業と言っても穀物とは限らない。
縄文人は栗植えてたし、果物はもともと採集の対象だし、もしかすると果物が先かも。
#それと、人間単体では今でも乳糖不耐性だな。
Re:順番 (スコア:1)
人間が食べる必要はない。家畜化した動物の餌にすればいいのだ。
Re: (スコア:0)
ヨーロッパに居た古代狩猟民が農業やるように遺伝子的に変化したんじゃなくて、
でんぷん分解遺伝子持った人種(?)が種と鋤と鍬かかえて中東あたりから移住して来て
森林を切り開いて農地に開拓して、狩猟できる動物を減らし
その土地に居着いていた狩猟民を駆逐したイメージの方が自然かなぁ
遅すぎる (スコア:0)
8500年前は、人類が平均20歳で世代交代すると考えると、425世代前の先祖の話で、あまりにも遅すぎるだろう。中国で農耕が開始されたのが遅くとも15000年前で750世代前なんだから、同じユーラシア大陸でありながら中国からヨーロッパまで6500年間の隔絶があったのも信じられない。ことは生存に大きくかかわるので、古代の食うや食わずやの人々にとっては、この手の遺伝子が広まるのはほんの一瞬だから。
Re: (スコア:0)
>中国で農耕が開始されたのが遅くとも15000年前で750世代前なんだから
ん、あれ?ごめん、考古学的には歴史的シリアで耕作が始まったってのが一番古いとおもっていたんだけど
中国大陸(シナ大陸)のほうが古い考古学的資料があったの?
もちろん、それぞれ独立に耕作が始まった(特許権)ってのはあるけれど。
それとも、なんかの創作物のネタ?>15000年前で750世代前
数字的にそうかもと思うけど、老子とかそういうのあんまり読んでないでごめん。
Re: (スコア:0)
http://www.jiid.or.jp/files/04public/02ardec/ardec29/key_note3.htm [jiid.or.jp]
Re: (スコア:0)
稲にしても小麦にしても、原産地と気候の違う土地で農業として育てられるようになる
までには時間が掛かります。
それに大して働かなくても収穫の上がる土地や作物だといいですが、多大な労働が要求
されるなら、狩猟採集に留まる人々もいるでしょう。(縄文人の方が弥生人より体格が
いいですね)
海を挟んではいますが、ヨーロッパよりずっと中国に近い日本なのに、農耕が普及した
のはヨーロッパよりも、ずっと後ですね。日本の豊かな森林の恵みのおかげなのでしょう。
稲作に向かない北海道で農業が普及するのはさらにもっと後ですね。