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STAP細胞の論文に「酷似した2枚の画像が使われている」との指摘、著者側は「単純ミス」を説明」記事へのコメント

  • 「同じマウスで角度が違う写真を2回使ってしまい、一方の削除を忘れた単純ミス」かどうかは、追試しなくても論文だけを読めばわかるのでは? この弁明が正しいのなら、本文から参照されてない写真がひとつあるはずだから。

    さらにこの弁明が正しいのなら、査読者は何を見てたんだってことにもなりますね。 図や参考文献の番号と本文中からの参照関係は、僕は自分が頼まれた査読では必ず確認しますけど。

    • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 13時35分 (#2548386)
      追試が上手く行かないので発表内容に疑義を感じて改めて論文を精査した、というなら筋が通ったストーリーになりますが、
      発表から追試が上手く行かない、までがいくら何でも早すぎるように思えます。
      ついでに、これだけ注目されていて多くの目に触れただろう論文で、写真が同じというのはまだ見落とす可能性があっても、
      本文からの参照漏れがあるというのに、読んだほとんどの人がすぐには気付かなかったと言うのも不思議です。

      論文の読み方の文化の違いなのか、今後どうなるのか気になります。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 17時16分 (#2548575)

        >ついでに、これだけ注目されていて多くの目に触れただろう論文で、写真が同じというのはまだ見落とす可能性があっても、
        >本文からの参照漏れがあるというのに

        厳密にはちょっと違うけど、似たケースとして私の論文の事例:

        ・論文投稿・改訂⇔投稿先雑誌の学会所属エディタ・エディタから依頼をうけたレビューアのコメント、を3回ほど繰り返す。
          (すべてweb上で処理ができ、図表も参照できるシステム)
        ・学会所属エディタが「これならOK」の判断を下す。「Congratulations」レター(メール)が送られてきて、以降は編集作業に。
        ・投稿先雑誌が委託している出版社(超和訳:春者)が組み版業者に図表と本文を流す。ついでに英文校閲も無料でしてくれるらしい。
        ・組版業者が組み版をつくり、「これでOKか?」とメールをよこす(アドレスからインドの業者だとわかる)

        ・このころ、最初のやり取りで疲れていたので、「エディタとレビューアがOKだといったんだからまあOKだろ」と、

        ながら作業しながらOKのメールを返信するボタンを押す間際に

        ・Fig.2 とFig.3 の入れ替え(キャプションと示している図がまったく対応していない)
        ・入れ替えミスされている図がなぜか査読中に送っていた改訂前のバージョン(どっからもってきた)
        ・結果、「この図は何を言いたいがためにしめしているのか」がわからない論文に。
        ・テクニカルターム(投稿先雑誌の業界の、投稿で指定した担当編集者なら知っているけど、隣の編集者ならまずしらない)が、妙な言い回しの一般的な単語に置き換え

        などの、専門分野をわかっていないアウトソーシング先業者による「く○校訂」に気づいて指摘しまくりました。
        いやぁ、これ何も考えずにスルーOKしちゃって、後から論文エラッタ出さざるを得ない例もあるんじゃないかと。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        研究の分野はてんで素人ですが、
        誰でもコツが必要なく7日で成果出るって発表者に言われてたのに
        3週間で誰も成功しなかったら怪しまれるのも無理なからぬことでは?

        • 追試にの件でちょっとググって見ましたが、追試が成功しないのは、特許がまだ認められていないので、何かノウハウを隠しているのではないかという分析がされていました。
          理論自体は単純でも、成功させるには実は(わかってしまえば単純な)コツがあり、そういうものが秘匿されているのではないかと。

          ただでさえ信用されない内容を証拠を揃えて通したということですし、捏造と考えるのは流石に不自然です。
          なので、こうした分析はそれなりに信憑性がある気がします。

          • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 14時19分 (#2548417)
            親コメント
            • by Anonymous Coward

              こんな「自称院生」の、たいした根拠もない話を
              なんで皆して信じ込んでるんですかね。

              • by Anonymous Coward
                皆というのが、スレまとめの2ちゃんの民のことなら、考えるだけ無駄。
                これを読んだ皆、と言うような意味なら、信じ込んでいると言う観察がおかしい。

                「追試に誰も成功しないなんて極めて怪しい」という素人考えに、
                「追試が出来ないように仕組まれている可能性がある」という新たな視点が加わっただけ。

                どっちにしろ真偽不明だけど、そもそも、もしねつ造だったとしても、
                Natureを謀れるようなやり口を野次馬が見抜けるわけもないので大差ない。
                雑談に面白い意見をありがとう、程度の話。
            • by Anonymous Coward

              アフィサイトにリンク貼るなよ

          • 特許は成立した時点ではなく申請した時点で「先願」が成立する(もちろん、審査請求して不成立ならチャラ)ので、「特許がまだ成立してないから」ってのはちょっと筋が通らないような。
            親コメント
            • by Anonymous Coward

              特許にはノウハウ全部が書かれている訳ではない。

              今追試に必要なノウハウ全部を公開してしまったら、もしも特許が認められなかった場合に独自技術が無になってしまいます。

              • ふとした疑問ですが、あえて特許に書かなかったノウハウを誰かが独力で再発見して、その人が特許を出願したら大弱り・・・なのかな?
                親コメント
              • by Anonymous Coward

                同業者が同じものを作れない位の開示しかしていないものは、
                特許として認められません。
                必要不可欠な一部を隠すことは全く意味がありません。
                申請が全部済んでないとかなら考えられますが。

              • by Anonymous Coward

                まさにその通りで、その部分は賭けですな。

              • そうなります。

                ノウハウとして秘匿した場合、秘密が保持されている限りは他者が実施するのを止められますが、
                一旦そのノウハウが誰かに発見されてしまうと、ノウハウの活用について他者の行動を全く止められなくなるばかりか、
                そのノウハウについて他者に特許取得されてしまうリスクがあります。

                他者に特許取得されてしまった場合、
                自分が先に実施していたことを証明できれば、実施を継続する権利が得られますが(先使用権といいます)、
                先使用権を認めてもらうのはそんなに簡単ではないと言われています。
                ですので結構大きなリスクだと思いますね。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                >同業者が同じものを作れない位の開示しかしていないものは、
                >特許として認められません。

                原則はそのとおりですが、いろいろ駆け引きのある部分でもあります。

              • by Anonymous Coward

                > 他者に特許取得されてしまった場合、
                > 自分が先に実施していたことを証明できれば、実施を継続する権利が得られますが(先使用権といいます)、
                > 先使用権を認めてもらうのはそんなに簡単ではないと言われています。

                知財に携わったことがない人は知らないんだろうけど、公証制度で先使用権を確保する定石を使えば簡単に認められる。

            • by Anonymous Coward

              特許を申請するという人が多いのですが、それなら「先願」じゃなくて「先申」じゃない?

          • 常温核融合の時はすごい簡単な実験なんだけど、詳細は特許で隠すよとやったせいで世界中で無駄な金や時間が浪費された

            今迄の常識をひっくり返すような発表なのだから周りから疑われるのは当然、また過去の論文で加工した画像を使っている人が今回うっかりといってみ信用されない

            本当に再現できるのなら他の研究者にもノウハウを伝えて早いとこ追試に成功してもらうしかない

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            特許申請の問題だとしたら、なぜ論文をパブリッシュして情報をオープンにしてしまったのか、という疑問に繋がります。
            細胞工学の分野は知りませんが、一般的に論文を出した時点で自由に試して良い、と見なされるのでは。
            十分な情報を公開できない段階で、出版を急いだ理由はなんだったのでしょうか。

            • by Anonymous Coward
              特許を申請した時点で、タイトルぐらいは周知されるんじゃなかったっけ?

              するとそこから先回りして、先に論文を出してしまうやつが出るかも。
              特許の成立には関係無くても、万が一にも世界初の発見(論文としての公開)の栄誉を取られるのは嫌でしょ。
              実際にはそうやって栄誉を横取りした誰かなんて評価はされないでしょうけど、けちが付くのは気色が悪い。
              • by Anonymous Coward

                科学への貢献をより重視しているとすれば、「特許問題が原因」という前提が崩れる。
                そもそも、内容的にセンセーショナルだが中途半端な論文を世に出してしまったら、
                メソッドの信頼性が疑われ特許受理に不利にはたらき、研究者としての信用も同時に失うことになる。
                「特許を成立させるための時間稼ぎで論文ではノウハウを隠してる」説にはまったく合理性がないよ。

              • by Anonymous Coward
                >そもそも、内容的にセンセーショナルだが中途半端な論文を世に出してしまったら、
                >メソッドの信頼性が疑われ特許受理に不利にはたらき、研究者としての信用も同時に失うことになる。

                そうなのか。
                素粒子物理なんかだと、割と、統計的な偏りが見えて来たかも知れないので今後に注目、ぐらいの段階から
                情報が小出しにされる傾向にあるので、最終的に偽造などでなければ大丈夫だと思ってた。
                論文と言ってもピンキリだし、研究分野ごとに文化の差もあるから適当なイメージだけど。
        • by Anonymous Coward

          小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑
          http://stapcells.blogspot.jp/ [blogspot.jp]

          小保方晴子の論文では「生後7日新生児マウス」由来の細胞によってSTAP細胞を確立されていますが、現時点で上記サイトに報告されている追試では新生児マウスの細胞を用いているのはありません(生物種未記載にはある) 。よって、現時点で再現性がないと断定することはできません。

          私も素人ですが、現段階では素人がえらそうに口を挟まないほうがよさそうですよ。

      • by Anonymous Coward

        あまり触れたくないデータを、1~2文でさっと流してあとは放置なんてのはよく見ますね。
        今回のletterのFig 2gに関してだと、一緒に並べている別の写真はきちんと参照しているので、ぱっと見では気づきにくいです。
        むしろ、これだけ目立ったから見つかったと思いますね。

アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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