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経験した分野が狭いけど
大気計測のような継続性やスケーラビリティが求められる分野だと、用いた測定器も個別に実証論文がないと、トレーサブルじゃないとしてリジェクトされる場合がある。もちろん、測定手法の提案というところで止めておけばいけるが、その時点ではほぼ評価されないし、そのあとすぐにちゃんと計測をはじめないと、誰かが成果をもっていくのが普通。基礎物理で、まともな論文誌だとまずノウハウ不開示や不保存は許されない。論文の時点でリジェクトされることも多いし、大学内で、捏造として審議されかねない。
まったくノウハウ不開示でいい分野っていうのは、測定提案・観測提案までで、結果提出型の論文では難しいと思う。
「あたらしい事が出来ました!」って論文で、再現方法を書かない事自体、マジ意味わからないんだけど。こういうことが出来るからお前ら確かめてみろよ、ってのが実証科学の論文じゃないの?
医学系・生物系ってのは実証科学の外の世界なの?ファンタジーでスピリチュアルなの?
論文には、新しいことができた、あるいは既存の方法に比べて改善できた理由について考察する必要があるのはもちろんです.しかし、著者が「○○についての改善によって可能になった」と書いたのが支配的な理由ではなかった、というのはあるあるです。研究室の文化としてやっていたことを当たり前だと思って書いておらず、実はそれが最重要だったとか、1段落ぐらいでボソッと書いてあることをやらないと全然ダメだとか、特定の会社製の機材を使わないとうまくいかないとか…まあ、そういうことを確かめるためにも追試が必要で、追試に失敗したから捏造に違いないと考えるのは勇み足です。
まず、割烹着を着た妙齢の女性を用意します
どっかのノーベル賞受賞者は著作のなかで実験の細かいノウハウについては敢えて記述しないって書いてましたな。
演繹科学の世界なら、実験手順の要点は把握できるでしょう。でも、帰納科学(医学生物学)では再現の要点をおさえないまま紙になるのも珍しくない。(報告者本人が掴めていない場合と次の論文ネタにとっておきたい場合あり)
ときどき他人の査読やってるけど、結果が本当か捏ち上げかなんて、わかりっこない。そこは信じるしかない。投稿の体裁さえ整っていれば、査読はOKとするしかない。(不審な画像や盗作疑惑の見落としは編集/査読側の落ち度です)
問題は、追試が片っ端から失敗におわり、報告の真偽が問われていることです。投稿者がいくら詳しい報告を出しても、根本的に紙切れでの判定は無理です。まともな科学者なら、疑いを晴らすため、公開実験やってくれると期待しよう
演繹科学って何? エネルギー保存の法則やエントロピー増大の法則すら帰納の結果にすぎないと思っていたが。演繹が可能なのは数学だけ。そして数学は科学に使う道具ではあっても科学そのものではない(矛盾がない限り公理は好き勝手に決められて反証不可能)。
エネルギー保存則を元に、現在の位置などの情報から速度を計算するとか、演繹じゃないの?
> まともな科学者なら、疑いを晴らすため、公開実験やってくれると期待しようむしろそんなこと始めたほうが怪しさ大爆発。他人に紙で再現方法を伝えられないならその時点で詰みだよ。「この超能力は今のところ私の研究室でしか再現しないですが公開実験で実証します!」だったらどう思う?
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
分野によるとは思うが (スコア:1)
経験した分野が狭いけど
大気計測のような継続性やスケーラビリティが求められる分野だと、用いた測定器も個別に実証論文がないと、トレーサブルじゃないとして
リジェクトされる場合がある。もちろん、測定手法の提案というところで止めておけばいけるが、その時点ではほぼ評価されないし、そのあと
すぐにちゃんと計測をはじめないと、誰かが成果をもっていくのが普通。基礎物理で、まともな論文誌だとまずノウハウ不開示や不保存は
許されない。論文の時点でリジェクトされることも多いし、大学内で、捏造として審議されかねない。
まったくノウハウ不開示でいい分野っていうのは、測定提案・観測提案までで、結果提出型の論文では難しいと思う。
Re: (スコア:0)
「あたらしい事が出来ました!」って論文で、再現方法を書かない事自体、マジ意味わからないんだけど。
こういうことが出来るからお前ら確かめてみろよ、ってのが実証科学の論文じゃないの?
医学系・生物系ってのは実証科学の外の世界なの?ファンタジーでスピリチュアルなの?
Re:分野によるとは思うが (スコア:3, 参考になる)
論文には、新しいことができた、あるいは既存の方法に比べて改善できた理由について考察する必要があるのはもちろんです.
しかし、著者が「○○についての改善によって可能になった」と書いたのが支配的な理由ではなかった、というのはあるあるです。
研究室の文化としてやっていたことを当たり前だと思って書いておらず、実はそれが最重要だったとか、1段落ぐらいでボソッと書いてあることをやらないと全然ダメだとか、特定の会社製の機材を使わないとうまくいかないとか…
まあ、そういうことを確かめるためにも追試が必要で、追試に失敗したから捏造に違いないと考えるのは勇み足です。
Re:分野によるとは思うが (スコア:1)
まず、割烹着を着た妙齢の女性を用意します
Re: (スコア:0)
どっかのノーベル賞受賞者は著作のなかで実験の細かいノウハウについては敢えて記述しないって書いてましたな。
Re: (スコア:0)
演繹科学の世界なら、実験手順の要点は把握できるでしょう。
でも、帰納科学(医学生物学)では再現の要点をおさえないまま紙になるのも珍しくない。
(報告者本人が掴めていない場合と次の論文ネタにとっておきたい場合あり)
ときどき他人の査読やってるけど、結果が本当か捏ち上げかなんて、わかりっこない。
そこは信じるしかない。投稿の体裁さえ整っていれば、査読はOKとするしかない。
(不審な画像や盗作疑惑の見落としは編集/査読側の落ち度です)
問題は、追試が片っ端から失敗におわり、報告の真偽が問われていることです。
投稿者がいくら詳しい報告を出しても、根本的に紙切れでの判定は無理です。
まともな科学者なら、疑いを晴らすため、公開実験やってくれると期待しよう
Re: (スコア:0)
演繹科学って何? エネルギー保存の法則やエントロピー増大の法則すら帰納の結果にすぎないと思っていたが。演繹が可能なのは数学だけ。そして数学は科学に使う道具ではあっても科学そのものではない(矛盾がない限り公理は好き勝手に決められて反証不可能)。
Re: (スコア:0)
エネルギー保存則を元に、現在の位置などの情報から速度を計算するとか、演繹じゃないの?
Re: (スコア:0)
> まともな科学者なら、疑いを晴らすため、公開実験やってくれると期待しよう
むしろそんなこと始めたほうが怪しさ大爆発。他人に紙で再現方法を伝えられないならその時点で詰みだよ。
「この超能力は今のところ私の研究室でしか再現しないですが公開実験で実証します!」だったらどう思う?