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Anonymous Coward
on 2014年04月20日 16時40分
(#2585643)
たとえばの話です。
help (36022) さんが大卒で就職して、運よく縁のある異性に恵まれて結婚して、就職先から給料を得て30年ローンでご自宅を作りました。 子供ができ、子供たちは自宅の庭先で砂遊びをしたり、飼っていたペットの墓を庭の隅に作っていたりしました。
help (36022) さんはそれをほほえましく見ながら、くたびれた家を適宜リフォームして快適な生活を送っていました。 ローンの返済もあと数年で完済です。
しかしそんなある日、 help (36022) さんが住む町に大雨が降りました。 そのとき、街の公務員が来て、
コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:2)
河川の浚渫をするにしても土砂がたまりそのうち天井川になったりして河川の流れを固定化するのって、自然の摂理に反しているような気がしています。
とはいえ、スーパー堤防の上に家が建っていたり、川から見て土手の外側の低いところに家があったりするので、財産の問題が絡みますけどね。
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:4, 参考になる)
コンクリート護岸は、元は神戸市街が六甲山と海に挟まれて洪水が頻繁に起こったので、そこで実施して大成功した技術ですね。新神戸駅の前なんかすごいですよね。
神戸なんかだと、メリットはかなり大きかったのだと思います。それを、異なる条件の場所へむやみに広げてしまったのが間違いの始まりだと思います。
とは言え、都市部なんかだとそのメリットを考えると護岸せざるを得ないでしょうが、田舎の方だと護岸工事費より災害時に補償金を支払ったほうが安いという場所もあります。しかし、命はお金で換えられないという名目の元、どんどん護岸工事を推進してきたというのが現状だと思います。
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:2)
さらに国土強靭化でコンクリを増やそうとしてるしな
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1)
神戸はいわゆる三面バリをやめる方向で再開発してますよ。
側面は仕方がないけど、川底を土にして草うえたりしてます。
降水時にはかなりの流速になるのでいろいろ工夫しています。
下水処理場の処理水を土と木の杭で作った小川に流したりいろいろ工夫してます。
地域によっては今も水が出るところがあるのでまだまだ工事が続いてます。
Re: (スコア:0)
うちの地方20年前まで小川でウナギが見れた。
工業団地を目論んで埋め立てたものの
魚はいなくなったし企業は来ないしで
一番繁栄した種はセイタカアワダチソウ
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1, 参考になる)
たとえばの話です。
help (36022) さんが大卒で就職して、運よく縁のある異性に恵まれて結婚して、就職先から給料を得て30年ローンでご自宅を作りました。
子供ができ、子供たちは自宅の庭先で砂遊びをしたり、飼っていたペットの墓を庭の隅に作っていたりしました。
help (36022) さんはそれをほほえましく見ながら、くたびれた家を適宜リフォームして快適な生活を送っていました。
ローンの返済もあと数年で完済です。
しかしそんなある日、 help (36022) さんが住む町に大雨が降りました。
そのとき、街の公務員が来て、
「市長が『コンクリート護岸をするのは人間の都合のためだけにあるように思います。』って言っていたので無防備です。
河川が氾濫するのでここは洪水になります。洪水後はここは新たな河川になりますので、もてるだけもって逃げてください。
保障はしません」
って言う状況でも納得なんですね
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1)
話がずれちゃってアレですけど、思い出されるのは災害なんですわ。 巨費を投じて防潮堤を作って、いくらかでも津波の到達を遅らせることができて、助かった人命が多かったことを望んでいます。 しかし、岩手県宮古市の明治時代の津波の鎮魂碑の「ここより下に家を建てるな」という警句が、日本の土木技術よりも圧倒的に効果を発揮しただろうことを思うと、護岸も自然災害の力の前にはテクノロジーはまだまだ圧倒的に弱いのだろうなと悲観的になっています。 普段でも通勤などで風が強くなって電車が止まり、数キロメートルを歩いて帰宅することがありましたが、駅から出るときに駅員に「いつ動くのか」と詰め寄る人を見て、その人に対し残念に思います。
高床式の水上ハウスの都市版みたいなので水害を防げるような技術とか、空中都市!とか夢のようなテクノロジーはないかなぁと中二病チックに願ってます。 今はまだコンクリート護岸が経済的なところと水利の妥協点なのだろうと思ってます。
仮に水害を避けて、高台に住んでも地すべりで住処を失うこともあれば、人の活動由来ですが台地に住んでも突如地面に大穴 [catv-yokohama.ne.jp]があくかもしれません。 あるいは、広大な畑を造成して住宅地を作ったとしてもそこが山になっちゃう [wikipedia.org]かもしれませんしね。 テクノロジーで固定化しようとしても諸行無常を感じてしまいまして、なんかうまい方法ないかとグチるしだいです。
ウナギはくいたし、家は惜ししというところでしょうか。
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1)
普代村の事例を考えると、そこまでテクノロジーに悲観的な印象派持たないですね。
むしろ費用の問題なんじゃないかという気がします。
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1)
まぁ、他コメでも言われてるけど、護岸対策は必要だと思うんですよ。
日本って狭い国だし、人口増えれば家とか建物も増えるし、移動とか再開発とかし難くなるし。
でも自然破壊も良くないし、できれば河川で遊べるスペースや釣りが楽しめる風情は大事にしたいし。
あんまり露出が無いけど、河川での漁業権もある事だから、そことも調和を保って欲しいし。
んで、言われてる災害対策の方って、費用を投じてるにも関わらず効果が薄いんじゃない?ってのは一理あると思うんですけど、果たしてそれだけか?っとも思えます。
人間って完璧じゃないから、国とかお役所の施策とか、作ってる現場の技術とか、まだまだ未熟だったり間違っていたりすることもあるんでしょうけど、やらないよりやった方がいい。
それを拒絶するんなら、その人がその現場に住むべきだと思うし。
個人的にはコンクリ護岸はもうちょっと上手いやり方あると思うんだけどねぇ。
いかんせん、手間とメンテ運用を省こうとするからこうなっちゃうわけで。
Re: (スコア:0)
まぁまぁ。
Helpさんの理想(?)の世界であれば、30年ローンで自宅を作ろうとして川岸の土地を探そうとした時、
「あ、そーゆー場所は洪水とかあるかもしれないんで、人間の都合じゃ売買出来ない土地ってことになったんで、
他所の場所に建てて下さい」ってなるんだろう、きっと。
そんなシステムにしたら、関東平野とか濃美平野とか人の住めるところが残るのかどうか疑問だが、
所詮雑談の肴なんだからあんまり頭ごなしに否定しなくてもいいじゃん。
Re: (スコア:0)
確かに雑談サイトなんだけどさ…
護岸は災害の被害を少なくするために造ってるのだから
その点はさておいたかのように第3者的に摂理に反するなどと言っているから
関係ないと思っていても突然当事者となることもありうるし
当事者となってもあんたおんなじこと言えんのって反発いや確認されたんでしょう
Re: (スコア:0)
といっても、誰も住んで居ないしとうの昔に放棄された畑だけの島に何十億も突っ込んで防潮堤を作ろうとしたりするのを見ると、
どっか間違えているのを知りつつも流されるだけで回っている所も多いのじゃないかとか思うんだよね。
傍から見れば半額払っても立ち退き要求する方がマシだろうがってな物に対して考えなしに潤沢な訳でもない復興資金を突っ込もうとするとかね。
Re: (スコア:0)
まあ、実際流域確保のために居住できなかったり建築ができない土地なんていくらでもあるけどね。
しきい値の問題なだけで。
Re: (スコア:0)
(いるかどうかはともかく)流されてもいいと思ってる人が住めばいいだけじゃね?
三陸だって、こっから下には住むなって言ってるのに住んだ連中が流されてただけだし。
Re: (スコア:0)
現在上流に発電用・水道用ダムが出来、川の水量が目に見えて低下。そのため下流では水流が遅くなり川底に土砂が堆積。ちょっとした豪雨で洪水が発生するようになってしまった。
自然の摂理/Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1)
滋賀県は、自然の摂理を現実的に認識する方向に舵を切りました。
3月24日の記事。
「大雨で浸水区域に建築規制」流域治水条例が成立 [mainichi.jp]
Re:コンクリート護岸って必要なんでしょうか (スコア:1)
人間の都合のためですから。いけませんか?
問題は、ウナギが大幅に減るのもまた、人間にとって都合が悪いという事。
治水をもうちょっと大きく考えませんか。
最近でも大雨で川があふれた事例はそこそこありますが、
最下流の地域で溢れた事例は少ないと感じませんか?
大体の場合、治水というのは人口の多い下流から上流に向かって
進んでいきます。これは上流よりも先に、下流で流せる流量が決まってしまう
という事を意味します。そうすると、上流の護岸工事を進めていくと水流が速くなり
短時間に下流に水が集中しやすくなってしまうのでまずいのです。
そういった下流地域では、コンクリート護岸を剥がすは難しい。
では上流地域での洪水を緩和するためにどんな手段があるかというと、
そのうちの1つがダムですね。調整池などもあります。
流域全体からコンクリート護岸を剥がしたかったら、やはり川幅を広げるのが最も良い方法です。
ちなみに天井川はコンクリート護岸化よりも昔からあります。
[Q][W][E][R][T][Y]
Re: (スコア:0)
川の中までコンクリートで固める必要は無いと思えるようなところは沢山あるね。
Re: (スコア:0)
コンクリート護岸止めたら、ミヤイリガイ(日本住血吸虫の中間宿主)が増えたりして。
Re: (スコア:0)
人間の都合という理解で合ってると思うけど、人間の都合だということ自体を問題にされても、問題視するのもまた結局人間の都合じゃね?ってなるじゃない。
メリットよりデメリットが大きいとか、メリットが疑わしいという問題提起ならアリだろうけど。
Re: (スコア:0)
農村部はどうかと言うと、田畑も実は、本来あるべき豊かな自然を全部取っ払って作られた、
数種類の作物しか生えていない、人間様の都合最優先の不自然な状態だったりする。
だから、うっかりそれを「自然の景色」だと勘違いして、自然の営みでたまに川の流れが
変わったりするのを受け入れよう、というのはちょっと違うように思う。
人間都合の自然破壊を減らしたいのであれば、不自然きわまりない田畑なんかの面積も減らされるべきで、
そうなると土地利用の効率をなるべく高めるべきで、やっぱりこれも洪水などからある程度は守る仕組みにした方が良い。
Re: (スコア:0)
人間も自然の一部です
Re: (スコア:0)
とか言い出すと、コンクリート護岸も自然の一部です。
実際ビーバーのダムと一緒だからねぇ。
で、「自然の摂理に反する」って何が? となる。
Re: (スコア:0)
日本人は淡水魚を余り食べないので、保全する経済的メリットがない。
Re: (スコア:0)
そして水害が起きると堤防が無いせいというのが人間
Re: (スコア:0)
本来の必要性云々ではなく土木工事を増やすために必要なのです
最近は堰にも魚道を設けたりしていますが、それも同じ理由、こじつけでしかない
日本の河川は外国に比べて急流で降水量も多いため仕方がないのですが
釣り師としてはなんとかならないかと。
ただうなぎの生息域が護岸工事で減ったというのはちょっと違う気もする
Re: (スコア:0)
>本来の必要性云々ではなく土木工事を増やすために必要なのです
なるほど、これが釣りというものか。