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早く核融合炉でお湯を沸かすことが出来るよう願っています
核融合まで行っても結局それでやることはお湯をわかすことなのがなんとも。もっとこうかっこよく直接電力に変換するような方法って研究されてないんですか?
当面の目標となっているD-T反応 [wikipedia.org]では反応エネルギの80%が中性子の運動エネルギの形で出てくるので, 水ないしは液体金属で捕獲し, 比較的低温(1000℃以下)で発電するしかありません.
これがD-D反応やD-3He反応なら大部分が荷電粒子の運動エネルギで出てくるので, MHD発電や, プラズマ保持用磁場系を介して電力を取り出すことが可能になります.
ただ, MHD発電とかで使うのならITER(トカマク)とかのサーキット型核融合炉では難しいので, レーザー核融合+磁場ノズルあるいはミラー型 [rist.or.jp]あたりが実用になるまでは, 待ちでしょうね. あるいは高温のプラズマを低温のプラズマと混合して2000℃未満ぐらいまで冷却できれば, 従来型のガスタービンでも発電できそうですが.
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
お湯を沸かせ! (スコア:0)
早く核融合炉でお湯を沸かすことが出来るよう願っています
Re: (スコア:2, 興味深い)
核融合まで行っても結局それでやることはお湯をわかすことなのがなんとも。
もっとこうかっこよく直接電力に変換するような方法って研究されてないんですか?
Re:お湯を沸かせ! (スコア:2)
当面の目標となっているD-T反応 [wikipedia.org]では反応エネルギの80%が中性子の運動エネルギの形で出てくるので, 水ないしは液体金属で捕獲し, 比較的低温(1000℃以下)で発電するしかありません.
これがD-D反応やD-3He反応なら大部分が荷電粒子の運動エネルギで出てくるので, MHD発電や, プラズマ保持用磁場系を介して電力を取り出すことが可能になります.
ただ, MHD発電とかで使うのならITER(トカマク)とかのサーキット型核融合炉では難しいので, レーザー核融合+磁場ノズルあるいはミラー型 [rist.or.jp]あたりが実用になるまでは, 待ちでしょうね. あるいは高温のプラズマを低温のプラズマと混合して2000℃未満ぐらいまで冷却できれば, 従来型のガスタービンでも発電できそうですが.