The depth of the Siberian crater is not known. When Plekhanov and his team tried to measure its depth with a video camera tied to a 50-metre rope, the camera did not reach the bottom. But the video footage suggests that the depth to a pool of water at the bottom of the crater is around 70 metres, Plekhanov says. The water could add considerably to that dry depth, he adds.
ふむぅ (スコア:1)
地面が温かくなってメタンが出たのは共通見解で、
なぜ地面が温かかったのかについては、一時的なのか地域特有なのか全球的なのかは、断定できないってことですね。
まあ、確かにその穴だけ見ても、全球的かどうかはわからないでしょうけども。
Re: (スコア:3)
前者なら一時的・ローカルな異常気象によるもので,後者ならより長期的な気候変動(地球温暖化)によるものだということでしょうね.
深さ方向に分析することでガスが元々どこにあったか分かれば温度条件が決まり,氷やメタンの状態(氷+ガスorハイドレート)が特定され,融解のモデルが確立されるというのを期待しているのではないでしょうか.
Re:ふむぅ (スコア:1)
Nature Newsの本文を見ますと、この穴めっちゃ深いんですよね…
・50mのロープにカメラを括り付けて降ろしたが、底には届かなかった
・ビデオ映像からは、およそ70mほどの深さに水面があるように見える(水底は更に深いはず)
開口してる穴径は30m程度ということなので、かなり縦長ということになります。
2年程度の温暖気候がこんな深部まで影響を与えることは考えにくいように思われます。かの地では大型建造物の基礎杭は15mほどあれば-5℃一定の凍土層に届くからオッケー [wikipedia.org]ということのようですし。
Plekhanovさんは、「この現象は2年間の夏の猛暑と関係があると考えている」とは書いてありますが他の原因が無いと言っているわけではないですね。またHubbertenさんも、「高圧のメタンに凍土の蓋が被った地下構造がまずできたのではないか。そしてそれは温暖化の影響で形成されたのではないか」と考えているようですが、最後に蓋が吹き飛んだきっかけが猛暑である可能性は否定していないと思います。
まとめると、たぶんそんなに見解は分かれてない(というよりまだ全容を説明する仮説もない)ような気がします。
Re:ふむぅ (スコア:2)
今後の論点はメタンのソースと氷の融解の時間スケールになるのでしょう.
個人的に調べてほしいのは,
・孔壁の間隙中のメタン濃度と微生物活動の有無
・物理探査でメタンハイドレートやガス貯留層の位置
・周辺地域の氷の位置と厚さ・融解の有無
あたりです.