アカウント名:
パスワード:
前半の、個人の適性に遺伝的影響があるという話も興味深いのですが、後半にある、数学と読字能力の要因になる遺伝的形質の共通性という話はより興味深い話のように思われます。
以前、数学者の伝記をまとめて読んだのですが、ギリシャ語やラテン語等の古典の成績が良かったという記述が多かったです。これは極端な例ですが、現代で言うベクトル解析の実質的創始者ハミルトンは、10歳で10カ国語をマスターしその後も追加、教科書さえあればいくらでも習得できたようです。ガウスも、言語学と数学のどちらを専攻しようか迷っていたが、正十七角形の作図法を発見した事で数学者になる決心をしましたし、その後もロシア語を容易くマスターしたようです。
日本人初のフィールズ賞受賞者小平邦彦は、小学生のうちは何よりもまず国語と算数を集中して教えるべきだと語っていたそうです。http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/research/alumni/kodaira.html [u-tokyo.ac.jp]
国語というか、言語能力の上限が、その人間の知的活動の上限を規定する、とはいいますね。自分が知ってる言葉以上には賢くなれない。だから、両親の言語が違う等の理由で、二か国語以上使えるけど、どちらも中途半端なセミリンガルになってしまって、学力が低くなってしまう話はよく聞きます。
>日本人初のフィールズ賞受賞者小平邦彦は、小学生のうちは何よりもまず国語と算数を>集中して教えるべきだと語っていたそうです。
この考え方も首肯できるのだけど、今回は純粋に遺伝の話をしているので、教育の話を混ぜると深く考えない人の誤解を招くかも。
今回の話:遺伝的に読字能力と数学能力に関連がある教育の話:遺伝的な関連があるのであれば、訓練(教育)においてもどちらかを伸ばせばもう一方も伸びるという相関があるかもしれない(仮説)小平さんの主張はこの仮説が正しいならなるほど納得が行く
ありそうな誤解:国語を教えれば算数も伸びるらしい!(上記の仮説部分がすっ飛んでる)
交換法則より問題文の読解能力のほうが重要らしいからもう全部あいつ(国語)一人でいいんじゃないかな
国語で学ぶ読解力と伝達力と空気を読む能力、算数で学ぶ論理的な思考は、凡人がニートにならないための必須技能だよ。
そもそも書物がラテン語で書かれていたんじゃないか説。現代の学者さんも分野によると思いますが英語は必須ですよね。
もちろん彼らのすごさが薄れる訳ではないけれども。
修士以上を取るには、英語の論文を読める能力は必須ですからね。ただ、外国語で意思伝達能力は、母国語での意思伝達能力を超えないっていうのが大部分の人の現実。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
国語と算数を集中して教えるべき (スコア:1)
前半の、個人の適性に遺伝的影響があるという話も興味深いのですが、
後半にある、数学と読字能力の要因になる遺伝的形質の共通性という話は
より興味深い話のように思われます。
以前、数学者の伝記をまとめて読んだのですが、ギリシャ語やラテン語等の古典の
成績が良かったという記述が多かったです。これは極端な例ですが、
現代で言うベクトル解析の実質的創始者ハミルトンは、10歳で10カ国語をマスターし
その後も追加、教科書さえあればいくらでも習得できたようです。
ガウスも、言語学と数学のどちらを専攻しようか迷っていたが、正十七角形の作図法を
発見した事で数学者になる決心をしましたし、その後もロシア語を容易くマスターしたようです。
日本人初のフィールズ賞受賞者小平邦彦は、小学生のうちは何よりもまず国語と算数を
集中して教えるべきだと語っていたそうです。
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/research/alumni/kodaira.html [u-tokyo.ac.jp]
Re:国語と算数を集中して教えるべき (スコア:2, 興味深い)
国語というか、言語能力の上限が、その人間の知的活動の上限を規定する、とはいいますね。
自分が知ってる言葉以上には賢くなれない。
だから、両親の言語が違う等の理由で、二か国語以上使えるけど、
どちらも中途半端なセミリンガルになってしまって、学力が低くなってしまう話はよく聞きます。
Re:国語と算数を集中して教えるべき (スコア:1)
>日本人初のフィールズ賞受賞者小平邦彦は、小学生のうちは何よりもまず国語と算数を
>集中して教えるべきだと語っていたそうです。
この考え方も首肯できるのだけど、今回は純粋に遺伝の話をしているので、教育の話を混ぜると深く考えない人の誤解を招くかも。
今回の話:遺伝的に読字能力と数学能力に関連がある
教育の話:遺伝的な関連があるのであれば、訓練(教育)においてもどちらかを伸ばせばもう一方も伸びるという相関があるかもしれない(仮説)小平さんの主張はこの仮説が正しいならなるほど納得が行く
ありそうな誤解:国語を教えれば算数も伸びるらしい!(上記の仮説部分がすっ飛んでる)
Re: (スコア:0)
交換法則より問題文の読解能力のほうが重要らしいからもう全部あいつ(国語)一人でいいんじゃないかな
Re: (スコア:0)
国語で学ぶ読解力と伝達力と空気を読む能力、算数で学ぶ論理的な思考は、凡人がニートにならないための必須技能だよ。
Re: (スコア:0)
そもそも書物がラテン語で書かれていたんじゃないか説。
現代の学者さんも分野によると思いますが英語は必須ですよね。
もちろん彼らのすごさが薄れる訳ではないけれども。
Re: (スコア:0)
修士以上を取るには、英語の論文を読める能力は必須ですからね。
ただ、外国語で意思伝達能力は、母国語での意思伝達能力を超えないっていうのが大部分の人の現実。