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どこへ付けようか迷いましたが、ここへ。
ニール・スティーヴンスンの望むのは、『タイムマシン』や『海底二万里』といった作品じゃないかと思います。皆にタイムマシンとか、いつまでも潜っていられる潜水艦とか、あるいは月旅行みたいなもの、そういう未来の夢を見せてくれるもの。
ニール・スティーヴンスン自身の作品『ダイヤモンドエイジ』だと強力なナノテクノロジー。世界は楽園じゃなくて愚かな人間も沢山いるけれど、最後は科学技術の支援を受けた人達が努力してよりましな世界を目指す。
逆に嫌うのは、科学技術は、社会体制を変革するから、人間支配の道具に使われるから、ゾンビを生み出すから、地球を人の住めない惑星にするから etc. だから、進歩や未来など無用と考えたくなる作品。
舞台とか登場人物自体の身の上とかは重要ではなく、作中の未来技術を「欲しい」と思わせることが重要なんだと思います。
それはどうかな?名作と呼ばれる作品にディストピア的な内容が多いのは、ただ単にその方が物語を作りやすいからだと思う。人は悲劇が好きだしね。
#面白ければディストピアでも脳天気でも科学的考証がてきとーでも良いのさ!
なんというか上げられている小説はすべて、社会風刺なんですが……それらが近代SFに分類されるのを否定はしませんが、現代SFの直系の先祖かと言われると首をかしげたくなります。
ヴェルヌについては、『月世界へ行く』とかの楽天的な小説も多く書いてて、その論考の反例になるんじゃないでしょうか。
# 個人的には、ガーンズバックのイメージが強くて、昔の欧米SFはすごく楽観的な未来に溢れてる印象があります。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
SFってそもそもディストピア文学を骨格として持つのでは? (スコア:2)
これは16世紀のトマス・モアの『ユートピア』以降にヨーロッパで培われた理想郷或いはその逆を描くユートピア小説と言うジャンルが存在し‐‐マルキ・ド・サドの小説なんかもモロにそうなんですが‐‐19世紀末から20世紀初頭に書かれた仮想の社会を作品内で構築する手法として科学的外挿が用いられたものが後にSFとして分類された訳で。
つまりディストピア文学が在ってこそSFが生まれた訳で、作品の中にディストピアが出てくるってお前生みの親を居なかった事にするつもりかみたいなね。
# なんかよくわからない文章だけどいいやこれで。
Re:SFってそもそもディストピア文学を骨格として持つのでは? (スコア:2)
スティーブンスンだってそういう話書いてるし。
私もそこまで海外SFを多読してるわけじゃないので実際がどうなのかは知りませんが、スティーブンスンの主張は
「ディストピア的SFばかりになっているのは良くない」であって「ディストピア的SFが良くない」ではないはずです。
細かい話を抜きにすれば
「A.Cクラークやホーガンの描いたような未来や技術をポジティブにとらえた作品が減っている」という話だと解釈してます。
卑近な話をすれば日本で90年代後半に起こった「もうエヴァみたいな作品ばっかり見たくないよ」的な苦言に近いかもしれません。
Re:SFってそもそもディストピア文学を骨格として持つのでは? (スコア:1)
どこへ付けようか迷いましたが、ここへ。
ニール・スティーヴンスンの望むのは、『タイムマシン』や『海底二万里』といった作品じゃないかと思います。皆にタイムマシンとか、いつまでも潜っていられる潜水艦とか、あるいは月旅行みたいなもの、そういう未来の夢を見せてくれるもの。
ニール・スティーヴンスン自身の作品『ダイヤモンドエイジ』だと強力なナノテクノロジー。世界は楽園じゃなくて愚かな人間も沢山いるけれど、最後は科学技術の支援を受けた人達が努力してよりましな世界を目指す。
逆に嫌うのは、科学技術は、社会体制を変革するから、人間支配の道具に使われるから、ゾンビを生み出すから、地球を人の住めない惑星にするから etc. だから、進歩や未来など無用と考えたくなる作品。
舞台とか登場人物自体の身の上とかは重要ではなく、作中の未来技術を「欲しい」と思わせることが重要なんだと思います。
Re: (スコア:0)
それはどうかな?
名作と呼ばれる作品にディストピア的な内容が多いのは、ただ単にその方が物語を作りやすいからだと思う。
人は悲劇が好きだしね。
#面白ければディストピアでも脳天気でも科学的考証がてきとーでも良いのさ!
Re: (スコア:0)
なんというか上げられている小説はすべて、社会風刺なんですが……
それらが近代SFに分類されるのを否定はしませんが、現代SFの直系の先祖かと言われると首をかしげたくなります。
Re: (スコア:0)
ヴェルヌについては、『月世界へ行く』とかの楽天的な小説も多く書いてて、その論考の反例になるんじゃないでしょうか。
# 個人的には、ガーンズバックのイメージが強くて、昔の欧米SFはすごく楽観的な未来に溢れてる印象があります。