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多数票獲得者が即座に総取りする現行の選挙システムが根本的な問題。
少数意見を反映させるには、公正に「(重み付)くじ引き」を使用するべき。確率は低くても、「多数派の意見に無視される可能性が無い」と云う点で優れた方法なんだけどね。
ちなみに、無効票や棄権票も重みに加え、無効/棄権票を引き当てたら、その区の議員は補充無しの空席にするとより民意を反映すると思われる。この方式だと、仮に過半数の議員が空席になると、議員総数の過半数の賛成を必須とする法律改正は不可能になある。でも、これが真の民意なら、民意を的確に反映する優れたシステムになるんだけど、多数派でごり押しする現状の政治体制からの移行が難しいのが最大の難点かな?
多数票獲得者が即座に総取りする現行の選挙システム
この認識がそもそも間違い。多数票獲得者が総取りしちゃうのは、少数側の選挙戦略や政治戦略が駄目だからであって、選挙システムとは直接的には関係ない。
そもそも、たとえば自民党の中でだって、利害が完全に一致してる政治家なんてまず居ない。じゃあなぜ自民党が(数年前に一度コケたとはいえ)勝てるかと言えば、党内での利害調節がそれなりにできる人達だから。利害調節ができるってことは、少なくとも自分の主張だけを押し通すのでは成り立たなくて、それなりに譲歩してる。なので自民党の特定の候補に投票したところで、その候補の言うことがすべて実現するとは限らない。
ところが、現状の野党、特に民主党や共産党あたりは「自民党に反対する」ことしかできていない。というかそういう芸風になっちゃってる。だから自民党と交渉して、自民党の案をベースに自分たちの譲れないところは譲歩してもらった上で、自民党に協力する、という選択肢がない。譲歩による協調という選択肢がなく、かといって自民党ほどに支持を得られてないから、結果的に多少取った議席があってもそれを生かすことができない。つまるところ自民党が「勝ててしまう」のも、その結果「多数派が総取りしてる」のも、少数派側(野党)が、自分たちの立場を考えずに声と威勢だけは強いこと言ってて「お話にならない」からなんだよ。
多数派「●●しようよ」少数派「いや××すべきだ!絶対譲らん!」多数派「少し××の要素をいれた●●改なら場合によっては・・・」少数派「多数派党はもう駄目だ!こんなところに政権任せられるか!民意を反映してない!!」多数派「おいちょったは話し合いしようよ」少数派「『ちょった』とはなんだ、日本語ミスじゃないか!正しい日本語も使えない奴に政権担う能力なんかあるか!多数派党やめちまえ!」多数派「もういいよ多数決しようぜ」少数派「数の暴力だ!少数派の意見を聞いてない!」
だいたい最近の国会運営ってこんなノリじゃねーかって話。
#いっそ「自民支持者にあらずんば人にあらず」ぐらいになってれば「多数票獲得者が~」も説得力はあるが
これは、議会内でも議題の成否を多数決で決めるからです。議題の成否は基本全員一致とし、どうしても決まらない部分については、これまた重み付きのくじ引きにすると云う事で。
尚、自民党が勝つ理由は、政策が「多数派形成」だからです。最終的に多数決で決まるのであれば、多数派形成が最善戦略であり、これは、ナッシュ均衡が選択されると言う事でもあります。パレート最適を実現するには、敢えて「多数派を排除する」必要が在るのですが、これは多数決で常時否決されるので、現方式を採用する限り現実味が無い訳ですね。
まあ、自民党の強みは長期与党である事に因る人材の蓄積も大きいです。逆に、野党は現状では絶対に通らない政策を通したい人達が参加するので、常に少数派に成って反対意見を言う事しか出来ないって難点を抱えてます。これも、結局の所「多数決が民主主義」と云う勘違いが原因では無いかと。
>じゃあなぜ自民党が(数年前に一度コケたとはいえ)勝てるかと言えば
純粋な疑問なんだが、なぜ細川政権誕生時の自民党ボロ負けが記憶されていないんだろう?単純に10-20代で見聞していないなら納得いくんだが、団塊世代ですらそういう発言するのは。
確かにあのとき自民党は後退したけど、じゃあどこが勝ったかって言うと特定の党が勝ったわけじゃなくて、結局のところ「大勢力に対する反対勢力を糾合したら、なんとか大勢力を上回った」でしかないもんしかもその結果が1年も持たずに内閣総辞職とか、勝ったうちに入らんよむしろ「反対勢力が集まってがんばれば、自民党を超える可能性もある」という未来をぶち壊した結果、多数党による連立政権というものへの悪影響でしかなくて、長期的に見たら自民党以外の党がボロ負けしたと言っても過言じゃないと思うが
せめて数年前の民主党みたいに、それが日本をぶち壊して経済や対外関係を悪化させるという形であれ、一定期間の政権を担って政治をしたという実績がなければ「自民に勝った」とはいえないと思うなぁ
いや、問題提起は「『○○が自民に勝った』がなぜ記憶されていないか」ではなくて、「『自民が負けた』がなぜ記憶されていないか」なのだが・・・まあいいやもう。
選挙そのものは自民が負けたけど、その後の結果として自民以外の党にもっとマイナスなイメージが植え付けられちゃったから、結果として自民が負けたってイメージがなくなっただけじゃね?って話じゃん。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
民主くじ引き制を (スコア:2)
多数票獲得者が即座に総取りする現行の選挙システムが根本的な問題。
少数意見を反映させるには、公正に「(重み付)くじ引き」を使用するべき。
確率は低くても、「多数派の意見に無視される可能性が無い」と云う点で優れた方法なんだけどね。
ちなみに、無効票や棄権票も重みに加え、無効/棄権票を引き当てたら、その区の議員は補充無しの空席にするとより民意を反映すると思われる。
この方式だと、仮に過半数の議員が空席になると、議員総数の過半数の賛成を必須とする法律改正は不可能になある。
でも、これが真の民意なら、民意を的確に反映する優れたシステムになるんだけど、多数派でごり押しする現状の政治体制からの移行が難しいのが最大の難点かな?
-- Buy It When You Found It --
Re:民主くじ引き制を (スコア:2, 興味深い)
この認識がそもそも間違い。多数票獲得者が総取りしちゃうのは、少数側の選挙戦略や政治戦略が駄目だからであって、選挙システムとは直接的には関係ない。
そもそも、たとえば自民党の中でだって、利害が完全に一致してる政治家なんてまず居ない。
じゃあなぜ自民党が(数年前に一度コケたとはいえ)勝てるかと言えば、党内での利害調節がそれなりにできる人達だから。
利害調節ができるってことは、少なくとも自分の主張だけを押し通すのでは成り立たなくて、それなりに譲歩してる。
なので自民党の特定の候補に投票したところで、その候補の言うことがすべて実現するとは限らない。
ところが、現状の野党、特に民主党や共産党あたりは「自民党に反対する」ことしかできていない。というかそういう芸風になっちゃってる。
だから自民党と交渉して、自民党の案をベースに自分たちの譲れないところは譲歩してもらった上で、自民党に協力する、という選択肢がない。
譲歩による協調という選択肢がなく、かといって自民党ほどに支持を得られてないから、結果的に多少取った議席があってもそれを生かすことができない。
つまるところ自民党が「勝ててしまう」のも、その結果「多数派が総取りしてる」のも、少数派側(野党)が、自分たちの立場を考えずに声と威勢だけは強いこと言ってて「お話にならない」からなんだよ。
多数派「●●しようよ」
少数派「いや××すべきだ!絶対譲らん!」
多数派「少し××の要素をいれた●●改なら場合によっては・・・」
少数派「多数派党はもう駄目だ!こんなところに政権任せられるか!民意を反映してない!!」
多数派「おいちょったは話し合いしようよ」
少数派「『ちょった』とはなんだ、日本語ミスじゃないか!正しい日本語も使えない奴に政権担う能力なんかあるか!多数派党やめちまえ!」
多数派「もういいよ多数決しようぜ」
少数派「数の暴力だ!少数派の意見を聞いてない!」
だいたい最近の国会運営ってこんなノリじゃねーかって話。
#いっそ「自民支持者にあらずんば人にあらず」ぐらいになってれば「多数票獲得者が~」も説得力はあるが
Re:民主くじ引き制を (スコア:1)
これは、議会内でも議題の成否を多数決で決めるからです。
議題の成否は基本全員一致とし、どうしても決まらない部分については、これまた重み付きのくじ引きにすると云う事で。
尚、自民党が勝つ理由は、政策が「多数派形成」だからです。
最終的に多数決で決まるのであれば、多数派形成が最善戦略であり、これは、ナッシュ均衡が選択されると言う事でもあります。
パレート最適を実現するには、敢えて「多数派を排除する」必要が在るのですが、これは多数決で常時否決されるので、現方式を採用する限り現実味が無い訳ですね。
まあ、自民党の強みは長期与党である事に因る人材の蓄積も大きいです。
逆に、野党は現状では絶対に通らない政策を通したい人達が参加するので、常に少数派に成って反対意見を言う事しか出来ないって難点を抱えてます。
これも、結局の所「多数決が民主主義」と云う勘違いが原因では無いかと。
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
>じゃあなぜ自民党が(数年前に一度コケたとはいえ)勝てるかと言えば
純粋な疑問なんだが、なぜ細川政権誕生時の自民党ボロ負けが記憶されていないんだろう?
単純に10-20代で見聞していないなら納得いくんだが、団塊世代ですらそういう発言するのは。
Re: (スコア:0)
確かにあのとき自民党は後退したけど、じゃあどこが勝ったかって言うと特定の党が勝ったわけじゃなくて、結局のところ「大勢力に対する反対勢力を糾合したら、なんとか大勢力を上回った」でしかないもん
しかもその結果が1年も持たずに内閣総辞職とか、勝ったうちに入らんよ
むしろ「反対勢力が集まってがんばれば、自民党を超える可能性もある」という未来をぶち壊した結果、多数党による連立政権というものへの悪影響でしかなくて、長期的に見たら自民党以外の党がボロ負けしたと言っても過言じゃないと思うが
せめて数年前の民主党みたいに、それが日本をぶち壊して経済や対外関係を悪化させるという形であれ、一定期間の政権を担って政治をしたという実績がなければ「自民に勝った」とはいえないと思うなぁ
Re: (スコア:0)
いや、問題提起は「『○○が自民に勝った』がなぜ記憶されていないか」ではなくて、
「『自民が負けた』がなぜ記憶されていないか」なのだが・・・まあいいやもう。
Re: (スコア:0)
選挙そのものは自民が負けたけど、その後の結果として自民以外の党にもっとマイナスなイメージが植え付けられちゃったから、結果として自民が負けたってイメージがなくなっただけじゃね?って話じゃん。