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記事後半を読むに、受賞者多数なのであまり気にする必要を感じないという印象なのですが。
それはそれとして、インドネシアでの火力発電所の建設が授賞理由だそうですが、やはりこれは、インフラ建設から始めて日系工場を進出させていく計画なんですかね。
悪く言えば新植民地主義という話なので、現地住民との共存共栄の関係を築くためにも環境問題の対策はしっかりしてほしいものです。
>インドネシアでの火力発電所の建設が授賞理由
違うよ。日本のODA(有償資金協力) [mofa.go.jp]でガスコンバインドサイクル発電へ切り替えたり、超臨界圧以上の石炭火力発電設備建設事業の基本設計を支援するのが、再生エネルギーオンリーワン論者の奴らにとって「気にくわない」というのが授賞理由。
ガスコンバインドサイクル発電 [fepc.or.jp]は、ガスタービンをまわした排ガスの余熱で蒸気タービンをまわして発電を行う方式で、同じ量の電気を生み出すのに少ない燃料で済むため二酸化炭素の排出量を抑えることができる。改良型では1950年代の火力発電と比べて「2~3倍の電力」を生み出せる。さらにインドラマユ石炭火力発電計画(E/S)は超臨界圧以上の石炭火力発電設備建設事業の設計施工の部分協力で、こちらの投資額はたったの17億円。発電燃料はインドネシア国産の亜瀝青炭を活用し、環境負荷が少ない超超臨界圧技術を使った大型ボイラーを採用した、インドネシア初の石炭火力発電所。インドネシアにある従来の石炭火力に比べて、使用燃料が1割削減されて、二酸化炭素が50万トン削減されると試算されている(インドネシア、初の超々臨界圧(USC)石炭火力発電所を導入 [ieej.or.jp])。
日本の石炭火力は世界最高水準 [jpower.co.jp]ではあるが、これだけにとどまらずインドネシアの地熱開発((1)「ルムットバライ地熱発電計画(II)」,2)「フルライス地熱発電計画」,3)「トゥレフ地熱発電計画」,4)「カモジャン地熱発電計画」,5)「スンバルン地熱発電計画」の5案件)にかかわっている。しかも地熱発電を建設する場合まず地質調査や地熱調査井の掘削を経て地熱資源量を評価する必要があり、これが長期間にわたるため経済的・政治リスクが高い(インドネシアで世界最大規模の地熱発電プロジェクトが始動 [ieej.or.jp])。そういう初期投資から日本は支援している以上、「本日の化石賞」などで取り上げられる筋合いはない。
初期投資が必要な地熱発電を手広く始める前に、安価でクリーンな石炭発電を組み合わせるのは、経済発展の著しいインドネシアとしては妥当な選択といえる。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
新植民地主義 (スコア:0)
記事後半を読むに、受賞者多数なのであまり気にする必要を感じないという印象なのですが。
それはそれとして、インドネシアでの火力発電所の建設が授賞理由だそうですが、
やはりこれは、インフラ建設から始めて日系工場を進出させていく計画なんですかね。
悪く言えば新植民地主義という話なので、現地住民との共存共栄の関係を築くためにも
環境問題の対策はしっかりしてほしいものです。
日本の発電技術は効率・環境対策がトップレベル (スコア:5, 興味深い)
>インドネシアでの火力発電所の建設が授賞理由
違うよ。日本のODA(有償資金協力) [mofa.go.jp]でガスコンバインドサイクル発電へ切り替えたり、超臨界圧以上の石炭火力発電設備建設事業の基本設計を支援するのが、再生エネルギーオンリーワン論者の奴らにとって「気にくわない」というのが授賞理由。
ガスコンバインドサイクル発電 [fepc.or.jp]は、ガスタービンをまわした排ガスの余熱で蒸気タービンをまわして発電を行う方式で、同じ量の電気を生み出すのに少ない燃料で済むため二酸化炭素の排出量を抑えることができる。改良型では1950年代の火力発電と比べて「2~3倍の電力」を生み出せる。さらにインドラマユ石炭火力発電計画(E/S)は超臨界圧以上の石炭火力発電設備建設事業の設計施工の部分協力で、こちらの投資額はたったの17億円。発電燃料はインドネシア国産の亜瀝青炭を活用し、環境負荷が少ない超超臨界圧技術を使った大型ボイラーを採用した、インドネシア初の石炭火力発電所。インドネシアにある従来の石炭火力に比べて、使用燃料が1割削減されて、二酸化炭素が50万トン削減されると試算されている(インドネシア、初の超々臨界圧(USC)石炭火力発電所を導入 [ieej.or.jp])。
日本の石炭火力は世界最高水準 [jpower.co.jp]ではあるが、これだけにとどまらずインドネシアの地熱開発((1)「ルムットバライ地熱発電計画(II)」,2)「フルライス地熱発電計画」,3)「トゥレフ地熱発電計画」,4)「カモジャン地熱発電計画」,5)「スンバルン地熱発電計画」の5案件)にかかわっている。しかも地熱発電を建設する場合まず地質調査や地熱調査井の掘削を経て地熱資源量を評価する必要があり、これが長期間にわたるため経済的・政治リスクが高い(インドネシアで世界最大規模の地熱発電プロジェクトが始動 [ieej.or.jp])。そういう初期投資から日本は支援している以上、「本日の化石賞」などで取り上げられる筋合いはない。
初期投資が必要な地熱発電を手広く始める前に、安価でクリーンな石炭発電を組み合わせるのは、経済発展の著しいインドネシアとしては妥当な選択といえる。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ