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ベルギーは、ワロン語とフランドル語の二つの言語が話されている国ですが、ワロン語はフランス語とフランドル語はオランダ語と非常に近いです。
#うちの姪(日蘭バイリンガル)曰く、フランドル語は「おじいちゃんが入れ歯を外して発音したようなオランダ語」だそうで、
そのため、ワロン語やフランドル語の本があまり出版されないのです。ですから、より、出版における両言語の位置が下がり、何十年後には二つとも絶滅するのではないかと危惧されています。
#日本では、文字すらないアイヌ語は、絶滅危惧言語です。
アイヌ語を母語とする人々はすでに絶滅しており、「アイヌ語を流暢に話す」と主張している (?) 方々もすでに10名を切っているようなので(現実には、もう何十年も使ったことがないため[=アイヌ語で話し相手がいない!]実際に会話ができるかどうかは極めて怪しい)、非常に残念ながらアイヌ語はすでに絶滅したと言っても差し支えないと思います。ただ、現実にはそう断言してしまうことが政治的に問題とされるので、そう宣言されていないだけでしょう。 以前、NHKのニュースでアイヌ人の子供らのアイヌ語の弁論大会を聞きました。私はアイヌ語はできませんが、明らかに日本人が英語をカタカナで発音しているようで、「あ、この子らは、もう母語は日本語なんだ」と、聞いていて悲しくなりました。 一昨年の夏、沖縄の読谷村(ヨミタンソン)で開催された「第19回島くとぅば語やびら大会」に参加してきましたが、1人、離島出身の高校生男子のスピーチが(何を言っているのかわかりませんでしたが)、明らかに「母語」だとわかる程度で、他の小学生や若者たちの琉球語は、やはりカタカナで外国語を読み上げているという感じで、もはや沖縄でも琉球方言は絶滅し掛かっているのだということを実感しました。 青森出身の若者と話をしても、共通語の発音は訛ってはいるものの、もう年配者の津軽弁は全くわからないとのことでした。 残念ながら、日本では方言はもはや救うことはできないのだと思われます。明治以降、それまで存在しなかった「日本」という国民国家と、それを構成する「日本人」という民族を人為的に作るために明治政府が方言の駆逐を急いだことと、戦後のマスコミの急速な発達の結果なのだと思います。 欧州でも、20世紀までは1つの国家に千年以上も少数民族が自分たちの民族文化を維持してきていましたが、交通と通信が発達し、マスメディアが発達した結果、数十年で急速に同化が進んでいます。残念ですね。
批判の意図はまるでなく、思い出したことを深く考えないで書き連ねるだけなのでご不興でしたらあらかじめお詫びします。
>「おじいちゃんが入れ歯を外して発音したようなオランダ語」
現代のUKの英語と古い時代に分化したオーストラリア英語にも似た言い方で特徴を描写されていたなあ。どっちが本家かという力関係もあるんだろうと思う。// 記憶をたどると「風邪ひきの人がタバコをくわえたまま口をあまりはっきりあけないで」だったか<オーストラリア英語
国家観抜きにしてそれを言ったらオランダ語だって低地ドイツ語と極論できるわけで。
・ベルギーにはワロン語とフランドル語がある・ワロン語やフランドル語は絶滅しそうとなると、ベルギーでは実際のところは何語が使用されてるんですかね?
ワロン語を含むオック語でより影響力の強いフランス語フランドル語を含む低地ドイツ語でより影響力の強いオランダ語に今よりずっと似通ったものに変貌するのが自然な帰結だと思います。関係者がそれをフランス語/オランダ語と呼ぶか呼ばないは政治的な話。
// フラマン語ではなくフランドル語という呼び方は初めて目にしましたがそれは話の枝葉
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言語は話している人がいるから絶滅しない、わけではない (スコア:0)
ベルギーは、ワロン語とフランドル語の二つの言語が話されている国ですが、ワロン語はフランス語とフランドル語はオランダ語と非常に近いです。
#うちの姪(日蘭バイリンガル)曰く、フランドル語は「おじいちゃんが入れ歯を外して発音したようなオランダ語」だそうで、
そのため、ワロン語やフランドル語の本があまり出版されないのです。ですから、より、出版における両言語の位置が下がり、何十年後には二つとも絶滅するのではないかと危惧されています。
#日本では、文字すらないアイヌ語は、絶滅危惧言語です。
Re:言語は話している人がいるから絶滅しない、わけではない (スコア:2)
#日本では、文字すらないアイヌ語は、絶滅危惧言語です。
アイヌ語を母語とする人々はすでに絶滅しており、「アイヌ語を流暢に話す」と主張している (?) 方々もすでに10名を切っているようなので(現実には、もう何十年も使ったことがないため[=アイヌ語で話し相手がいない!]実際に会話ができるかどうかは極めて怪しい)、非常に残念ながらアイヌ語はすでに絶滅したと言っても差し支えないと思います。ただ、現実にはそう断言してしまうことが政治的に問題とされるので、そう宣言されていないだけでしょう。
以前、NHKのニュースでアイヌ人の子供らのアイヌ語の弁論大会を聞きました。私はアイヌ語はできませんが、明らかに日本人が英語をカタカナで発音しているようで、「あ、この子らは、もう母語は日本語なんだ」と、聞いていて悲しくなりました。
一昨年の夏、沖縄の読谷村(ヨミタンソン)で開催された「第19回島くとぅば語やびら大会」に参加してきましたが、1人、離島出身の高校生男子のスピーチが(何を言っているのかわかりませんでしたが)、明らかに「母語」だとわかる程度で、他の小学生や若者たちの琉球語は、やはりカタカナで外国語を読み上げているという感じで、もはや沖縄でも琉球方言は絶滅し掛かっているのだということを実感しました。
青森出身の若者と話をしても、共通語の発音は訛ってはいるものの、もう年配者の津軽弁は全くわからないとのことでした。
残念ながら、日本では方言はもはや救うことはできないのだと思われます。明治以降、それまで存在しなかった「日本」という国民国家と、それを構成する「日本人」という民族を人為的に作るために明治政府が方言の駆逐を急いだことと、戦後のマスコミの急速な発達の結果なのだと思います。
欧州でも、20世紀までは1つの国家に千年以上も少数民族が自分たちの民族文化を維持してきていましたが、交通と通信が発達し、マスメディアが発達した結果、数十年で急速に同化が進んでいます。残念ですね。
Re:言語は話している人がいるから絶滅しない、わけではない (スコア:1)
批判の意図はまるでなく、思い出したことを深く考えないで書き連ねるだけなのでご不興でしたらあらかじめお詫びします。
>「おじいちゃんが入れ歯を外して発音したようなオランダ語」
現代のUKの英語と古い時代に分化したオーストラリア英語にも似た言い方で特徴を描写されていたなあ。どっちが本家かという力関係もあるんだろうと思う。
// 記憶をたどると「風邪ひきの人がタバコをくわえたまま口をあまりはっきりあけないで」だったか<オーストラリア英語
国家観抜きにしてそれを言ったらオランダ語だって低地ドイツ語と極論できるわけで。
Re: (スコア:0)
・ベルギーにはワロン語とフランドル語がある
・ワロン語やフランドル語は絶滅しそう
となると、ベルギーでは実際のところは何語が使用されてるんですかね?
Re:言語は話している人がいるから絶滅しない、わけではない (スコア:1)
ワロン語を含むオック語でより影響力の強いフランス語
フランドル語を含む低地ドイツ語でより影響力の強いオランダ語
に今よりずっと似通ったものに変貌するのが自然な帰結だと思います。
関係者がそれをフランス語/オランダ語と呼ぶか呼ばないは政治的な話。
// フラマン語ではなくフランドル語という呼び方は初めて目にしましたがそれは話の枝葉