It is worth contemplating that, though an evolutionary player Y is so easily beaten within the confines of the IPD game, it is exactly evolution, on the hugely larger canvas of DNA-based life, that ultimately has produced X, the player with the mind.
囚人のジレンマ (スコア:0)
ここらへん勘違いしてる人が多いですね。あれは協調したほうが得になるようにルールが設定されているんです。
その上で「コミュニケーションが制限されている状況下でどうやって協調に至るか」というのが囚人のジレンマというゲームなんで、ほんとうに協調が得かどうかはまた別の話です。
Re:囚人のジレンマ (スコア:1)
ここで問題になってるのは無限回繰り返し型の囚人のジレンマ [wikipedia.org]なので、1回限りなら利己行動が最適でも繰り返しならそうとは限らない(と思われていた)ケースです
# ストーリーの書き方がすごく悪いんだけど、英語の元記事もそうだからしかたないね
あ、元論文のリンクが変だけどたぶんこれ [nih.gov]ね
ちゃんと"Iterated Prisoner's Dilemma"と書いてある
で、IPDでは単純な最適戦略はなくて協調も起こりうる、と考えられてたんだけど
実は相手の戦略がなんであれ、スコア比が一定になるように追い込める戦略が存在して、その場合そいつに対抗する最適戦略は全く協調しないことだった・・・ということみたいよ
DysonさんとPressさんはそこまでしか言ってないので、「自然界においてはこのルールは当てはまらないのでは無いか、と主張」なんてしてない気がする
むしろ
「シミュレーションじゃこうなるけど、IPD上で進化させたあらゆる戦略の上を行く戦略を思いついたのはDNAベースで進化した生命(の我々)だからね」(自然界っつーのはIPDの結果だけで説明できるもんじゃないんだよ)
と言いたがっている気がする
Re:囚人のジレンマ (スコア:1)
私の知ってる範囲では、最強はtit fot tat戦略だってことだったような気がします。
まぁ利得設定によってはどんな結果にでも落とし込めるので、その設定は「現実」をどのくらい反映してるの?
ってところがわからないとお遊び以上の意味はないですね。
オフトピックス (スコア:0)
じゃあ私は違う方向から突っ込みを…。
#うん、考えすぎるとたまに起きる勘違いだな
>あれは協調したほうが得になるようにルールが設定されているんです。
その設定も含めて「囚人のジレンマ」なんです。その設定が無ければそもそもジレンマが発生しません。
>その上で「コミュニケーションが制限されている状況下でどうやって協調に至るか」というのが囚人のジレンマというゲーム
ゲーム理論と言われていますが「どうやって協調を目指すか」というものが囚人のジレンマではありません。
「利己」「利他」と言う言葉が出る理論ですが、個人的に「損」という言葉を使ったほうが説明しやすいの
Re: (スコア:0)
全然分かっとらんな。コミュニケーションの手段が「手の選択」に限られているのところまで含めて繰り返し囚人のジレンマというゲームのシステムだよ。盤外で談合していいなら別のゲームになるし、それはそれで研究対象として価値があるとは思うけどね。
Re: (スコア:0)
>>あれは協調したほうが得になるようにルールが設定されているんです。
>その設定も含めて「囚人のジレンマ」なんです。その設定が無ければそもそもジレンマが発生しません。
囚人のジレンマについては、これが正解に思えます。このお二方、考えはそう違っていないような。
「特定の状況下ではこんなこともありえる」というのを示すのがオリジナルの思考実験だったはず。