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そういう効果が実在すると仮定したとしても、「火星へ70日」は違うような。それって大出力を自慢するときに使う文言だし。「従来のロケットでは達成不能な出力を達成できる見込み」ってのは、理論の飛躍すぎる。
もし、「簡単な実験機ですでにすごい出力が得られていて、大きくすれば従来型のロケットでは達成不能な出力まで」って話なら、「あるかも知れないし無いかも知れない謎の効果」なんて曖昧な状態になるはずがない。大騒ぎになる。
一方、「まだ実験的に得られる出力は観測限界のギリギリだけど、この方式を突き詰めて行けば、大出力を達成できるんだよ!」と言うのも、何が原因で起こってるのか分かってない段階で何を夢見とるんだ君は? と言う話になるし。
話を盛るなら、ハヤブサのイオンエンジンよりも噴射剤が不要な分だけさらに効率が良い、と言うような、ひたすら地味な出力だけど時間を掛ければもっと遠くへ、という方向でないとダメなんじゃ?
推進剤が消耗しないので35日間加速し続けられるというのがポイントなのでは
必要な増速の合計が5.46km/sほど [yahoo.co.jp]らしいので、それを70日で割ると、だいたい0.0009m/s2ぐらい。
宇宙船の質量が1トンなら、地上で計って92gほど軽くなるぐらいのエンジン出力で達成できるのか。それだと、測定誤差じゃないか、実験をやり直せ、と物議を醸してもおかしくない程度に小さいのかな。長時間の加速を舐めちゃダメですねぇ。
「70日で必要な速度に達する」ことと、「70日で目的の場所に着く」ことはまったく別の事柄ですよ。なんでこれに「参考になる」モデがつくんだか。
距離で考えて、5.46km/s分の半分を加速、残りを減速する、と適当に考えると、70日での到達距離は8,255,520 km。火星と地球の距離は最短でも78,436,640 kmなので、1桁足りませんね。この考えで行けば、70日で単純にその距離を移動して停止するには、1トンの宇宙船を地上で920g程軽くできるぐらいの推力が必要。
実際には、打ち上げのタイミングを調整することで、「減速」のパートを不要にして距離を倍稼ぎ、地球と火星の公転軌道速度差が5.6km/s程有るようなのでそれも利用して…という事になるんでしょうか。
きちんとした軌道理論は勉強した事がないので、雑すぎる見積もりですが。
元記事は加速にかかる時間などは一切計算してませんよ。減速もしてません。加速だけ。それも地球軌道上と火星軌道上(に達したとき)でそれぞれ1回ずつ加速するだけ。算数の文章題のような、かなり単純化、理想化された世界での計算です。
だって実際に航行する軌道を計算してるんじゃなく、エネルギー差を計算してるだけの話だから、その記事は。
十分に頑丈なパラシュートさえあれば光の速さで火星に突っ込んでも何周かすれば安全に停止できるはず。
何周かって1周目で大気圏を突っ切る前にともかく火星の脱出速度以下まで減速しなきゃならんのだから、まあ一体どんな物質で作れば光の速さで大気に突っ込んだり、そこから火星脱出速度まで急減速したりするのにも持ちこたえられるようなパラシュートや探査機が出来るのか知りませんが、無人探査機程度の質量でも光の速さで飛んでいる物の運動エネルギーを全部大気で受け止めたら、火星の方も無事じゃすまんでしょ。1トンの質量が(亜)光速で飛んでいるときの運動エネルギーは、約547エクサジュールですよ。安全に停止どころか、地表と言えるものが残っているかどうかあやしい。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
話を盛る方向を間違ってそう (スコア:1, 興味深い)
そういう効果が実在すると仮定したとしても、「火星へ70日」は違うような。それって大出力を自慢するときに使う文言だし。
「従来のロケットでは達成不能な出力を達成できる見込み」ってのは、理論の飛躍すぎる。
もし、「簡単な実験機ですでにすごい出力が得られていて、大きくすれば従来型のロケットでは達成不能な出力まで」って話なら、
「あるかも知れないし無いかも知れない謎の効果」なんて曖昧な状態になるはずがない。大騒ぎになる。
一方、「まだ実験的に得られる出力は観測限界のギリギリだけど、この方式を突き詰めて行けば、大出力を達成できるんだよ!」と言うのも、
何が原因で起こってるのか分かってない段階で何を夢見とるんだ君は? と言う話になるし。
話を盛るなら、ハヤブサのイオンエンジンよりも噴射剤が不要な分だけさらに効率が良い、と言うような、
ひたすら地味な出力だけど時間を掛ければもっと遠くへ、という方向でないとダメなんじゃ?
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
推進剤が消耗しないので35日間加速し続けられるというのがポイントなのでは
Re: (スコア:2, 参考になる)
必要な増速の合計が5.46km/sほど [yahoo.co.jp]らしいので、
それを70日で割ると、だいたい0.0009m/s2ぐらい。
宇宙船の質量が1トンなら、地上で計って92gほど軽くなるぐらいのエンジン出力で達成できるのか。
それだと、測定誤差じゃないか、実験をやり直せ、と物議を醸してもおかしくない程度に小さいのかな。
長時間の加速を舐めちゃダメですねぇ。
Re: (スコア:0)
「70日で必要な速度に達する」ことと、「70日で目的の場所に着く」ことはまったく別の事柄ですよ。
なんでこれに「参考になる」モデがつくんだか。
Re: (スコア:0)
距離で考えて、5.46km/s分の半分を加速、残りを減速する、と適当に考えると、70日での到達距離は8,255,520 km。
火星と地球の距離は最短でも78,436,640 kmなので、1桁足りませんね。
この考えで行けば、70日で単純にその距離を移動して停止するには、1トンの宇宙船を地上で920g程軽くできるぐらいの推力が必要。
実際には、打ち上げのタイミングを調整することで、「減速」のパートを不要にして距離を倍稼ぎ、
地球と火星の公転軌道速度差が5.6km/s程有るようなのでそれも利用して…という事になるんでしょうか。
きちんとした軌道理論は勉強した事がないので、雑すぎる見積もりですが。
Re: (スコア:0)
実は火星の地表に降りるなら推進剤炊いて減速するは必要はない。火星には大気があるから、十分に頑丈なパラシュートさえあれば光の速さで火星に突っ込んでも何周かすれば安全に停止できるはず。
Re:話を盛る方向を間違ってそう (スコア:0)
元記事は加速にかかる時間などは一切計算してませんよ。
減速もしてません。加速だけ。それも地球軌道上と火星軌道上(に達したとき)でそれぞれ1回ずつ加速するだけ。
算数の文章題のような、かなり単純化、理想化された世界での計算です。
だって実際に航行する軌道を計算してるんじゃなく、エネルギー差を計算してるだけの話だから、その記事は。
十分に頑丈なパラシュートさえあれば光の速さで火星に突っ込んでも何周かすれば安全に停止できるはず。
何周かって1周目で大気圏を突っ切る前にともかく火星の脱出速度以下まで減速しなきゃならんのだから、
まあ一体どんな物質で作れば光の速さで大気に突っ込んだり、そこから火星脱出速度まで急減速したりするのにも
持ちこたえられるようなパラシュートや探査機が出来るのか知りませんが、
無人探査機程度の質量でも光の速さで飛んでいる物の運動エネルギーを全部大気で受け止めたら、火星の方も無事じゃすまんでしょ。
1トンの質量が(亜)光速で飛んでいるときの運動エネルギーは、約547エクサジュールですよ。
安全に停止どころか、地表と言えるものが残っているかどうかあやしい。