パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

水から酸素を取り出せる「人工エラ」。製品化に向けて出資募集中」記事へのコメント

  • 詐欺じゃね? (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2016年03月23日 10時31分 (#2984879)

    「この製品では取り出した酸素をコンプレッサーで圧縮してタンクに貯めることでフィルターを小さくしているという。」
    なんでこれで問題が解決するのか理解できない。
    問題は酸素をどこに貯めるかじゃなくて、時間当たりどれだけ大量の海水を処理できるかというところなのに。

    この記事 [deepseanews.com]によると、海中に溶けている酸素はそれほど多くなく、
    人間が呼吸するのに必要な量を供給するためには1分間に90リットルの海水を処理する必要があるとのこと。

    つまりフィルターに海水をどんどん送り込む強力なポンプが必要なはずなんだが、
    そんな物は見当たらない。

    リアルタイムに酸素を取り出すんじゃないんじゃね? [science.srad.jp]という
    話もあるが、それならマウスピースに付いているのはタンクだけでよくて、フィルターを潜水時に持っていく必要もない。
    タンクも極小サイズで角ばった形 [iggcdn.com]をしていて、高圧に耐えるようには見えないので、
    そんなにガスを詰め込めるとは思えない。

    他にも、酸素だけ取り出したって駄目だろう。アクアラングのタンクに入っているのは純酸素じゃないぞ、とか。
    もう何から突っ込んでいいかわからんほどアラが多い。

    試作品はすでにできて動いているようなことを言っているが、とても信じられないというのが正直なところ。

    IndieGoGoは動いているプロトタイプが無くてもプロジェクトを立ち上げられるから、こういう詐欺プロジェクトが
    氾濫するのだろうが。

    • by Anonymous Coward

      鰓の片面を真空にすれば海水からの酸素の移動速度は少し速くなると考えられます。
      それからその場所の海水の酸素が飽和状態からかなり少なくなっていた場合、やはり片側の酸素分圧を下げないと酸素が取り出せません。フィルタを多少小さくしたり等の効果はあると思いますが、でもお書きのように問題の解決になっていませんから、詐欺でしょうね。

      欧米のブックメーカーという賭け事屋で「この企画が商品化できないという」のに賭けることは出来れば面白いのに。

      • by Anonymous Coward

        商品化出来るに賭ける人は素直に投資するから、賭け不成立だろうね。
        もっともブックメーカーならどうにかするかもしれん。

        • by Anonymous Coward

          ギャンブルをする人はお金が欲しい人とギャンブルがしたい人です。
          クラウドファンディングに出るようなガラクタを求める人ではありません。
          ファンドの約束が守られると思うもののそのファンドが実現するものに興味はない、しかし賭け事が好きな人は成功する方にかける。故に成立する可能性はある。

          • by Anonymous Coward

            コインの裏表で賭けるにしても、参加者はそのコインが欲しいわけじゃないもんな。
            欲しけりゃ100円出すなりしてそのコインを買えば済むわけで、ギャンブルしたい人は、その裏表に万円かけたりする。

            それに今回のような案件を賭けの対象にしたら、成功に金かけて、さらにこのプロジェクトに大量の金を出資すれば確率が上がるわけで、フェアな賭けにはならないな。

            • by Anonymous Coward

              資金調達に成功するか否かを賭けの対象にすればそうなるな。
              実際に完成するかや提供された品が宣伝通りのものになるかを賭けにすれば問題ない。

              • いやいやいや

                研究開発費が潤沢であれば開発成功する可能性は上がるでしょ.

                根本的に解決しようがないようなことを言ってるのでなければ.
                今回のは金積んでもどうしようもないかもしれないけど,確率上がる案件いくらでもあるんじゃないですかね.

                親コメント
    • by Anonymous Coward

      同意。

      あと、バッテリーのために活動限界が45分になるといっているけど、
      本当は試作品とやらがそれっぽく動くための、「タネ」の稼動限界なんじゃないかと思う。

    • by Anonymous Coward

      サメのように泳ぎ続けることでフィルターに新しい海水を吹きつけるんじゃないの?

      「必要な量の酸素をリアルタイムに得ることは難しい」ならコンプレッサーを含めて何があってもダメだと思うんだけどね

    • by Anonymous Coward

      処理効率の問題だったら、別にスキューバのボンベサイズを背負っても実際に人間の必要分を処理できる方が圧倒的に良いはずですしね。
      処理能力が無いとわかっていながらこんなオモチャサイズに拘る理由は無い。
      水中スクーターと一体化したようなサイズだって欲しい人は欲しいものだろう。

    • by Anonymous Coward
      H6O な水素水や、水にありがとう と同レベルの100% 詐欺ですね。

      水素水には、あれだけケチがつくのに「もしかしたら」的なコメントが書かれるのは、水中の事情に関しては、リテラシーの平均値がそれだけ低いということなんでしょうかね。

      ダイビング/シュノーケルとかやってたら自分の命に関わる知識なので騙される要素は皆無ですけど、、、
    • by Anonymous Coward

      まったく計算はしていませんが、フィルターを使うより、水を電気分解して酸素を得るほうが効率的かもしれない。
      といっても、そんな電力が得られるような装置にも見えないが。

「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

処理中...