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ホーキン博士の専門は、ブラックホールの熱力学のように思われます。んで、ホログラフィック原理 [wikipedia.org]というのがありまして、「ブラックホールに落ち込んだすべての物体が持つ情報は、事象の地平面の表面の変動に完全に含まれることが推測される」そうです。しかし、280K度と290K度と300K度の同僚の水を混ぜると290K度の水になり、元の情報は失われていると思うのです。またミキサーに水と
そこで言われている情報とはエントロピーのことだよ。温度の違う水を混ぜると、系全体のエントロピーは増える。減ることはない。
君は水が分離された状態のほうが情報が多いと考えているようだが、逆なのだ。
整理された状態の物は、少しの情報で表せる。混ぜ合わさって乱雑な状態に近づくほど、それを正確に表現するには多くの情報が必要なのだ。
1から100まで番号のついた100個のボールを、番号順に1列に並べたら、それを表現するのには「100個のボールが1列に番号順に並んでいる」だけで済む。だが、それをぐちゃぐちゃに混ぜてばらまいたら、その状態を表現するのに、ボール一つ一つの位置とその番号を記した情報が必要なのだ。
もともとは、280K,290K,300Kの水という3つの情報であったのが290Kの水という1つの情報になったのではという疑問じゃないでしょうか。
温度というのは、物の本質を直接表しているような物理量ではなく、平均値などのように人間が解釈しやすいように加工された情報だ。
温度を計測・算出をする(あるいは水を温度という観点で評価する)という過程で、すでに多くの情報が捨てられている。だから「280K,290K,300Kの水という3つの情報であったのが290Kの水という1つの情報になった」という勘違いが起きるんだな。
この場合、情報を捨てているのは水を「温度」という概念で整理して見てしまう人間の行為だ。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
ホログラフィック原理 (スコア:1)
ホーキン博士の専門は、ブラックホールの熱力学のように思われます。
んで、ホログラフィック原理 [wikipedia.org]というのがありまして、
「ブラックホールに落ち込んだすべての物体が持つ情報は、事象の地平面の表面の変動に完全に含まれることが推測される」そうです。
しかし、280K度と290K度と300K度の同僚の水を混ぜると290K度の水になり、
元の情報は失われていると思うのです。
またミキサーに水と
Re: (スコア:1)
そこで言われている情報とはエントロピーのことだよ。
温度の違う水を混ぜると、系全体のエントロピーは増える。減ることはない。
君は水が分離された状態のほうが情報が多いと考えているようだが、逆なのだ。
整理された状態の物は、少しの情報で表せる。
混ぜ合わさって乱雑な状態に近づくほど、それを正確に表現するには多くの情報が必要なのだ。
1から100まで番号のついた100個のボールを、番号順に1列に並べたら、それを表現するのには
「100個のボールが1列に番号順に並んでいる」だけで済む。
だが、それをぐちゃぐちゃに混ぜてばらまいたら、その状態を表現するのに、ボール一つ一つの位置と
その番号を記した情報が必要なのだ。
Re: (スコア:0)
もともとは、280K,290K,300Kの水という3つの情報であったのが
290Kの水という1つの情報になったのでは
という疑問じゃないでしょうか。
Re:ホログラフィック原理 (スコア:0)
温度というのは、物の本質を直接表しているような物理量ではなく、
平均値などのように人間が解釈しやすいように加工された情報だ。
温度を計測・算出をする(あるいは水を温度という観点で評価する)という過程で、すでに多くの情報が捨てられている。
だから「280K,290K,300Kの水という3つの情報であったのが290Kの水という1つの情報になった」という
勘違いが起きるんだな。
この場合、情報を捨てているのは水を「温度」という概念で整理して見てしまう人間の行為だ。