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そのうち地球はスペースデブリの膜に覆われて宇宙に行けなくなるぞ。NASAは監視はしているけど、回収に行ったって記事は無いよね?
12月打ち上げ予定の、HTVこうのとり6号機では、HTV搭載導電性テザーの実証実験(KITE) [ard.jaxa.jp]が予定されています。導電性のテザーをデブリ衛星にくっつけて、地球磁場との相互作用で減速して大気圏突入させる、という技術。2011年に発表 [srad.jp]されて2014年に宇宙実験の予定 [science.srad.jp]だっのが、2年おくれでやっと、って感じですかね。
「漁網メーカーとJAXAが協力」って聞くと、「投網で衛星を捕らえるのか」と勘違いしそうになるんですが、そうではなくテザーそのものが網になっているそうです。デブリ掃除の運用ではデブリ衛星にランデブーしてテザーを貼り付けていく運用を想定。テザーが単なる紐ではなく網なのは、おそらく切断に対する耐久性 [srad.jp]を重視してたんだと思います。
で、ちょうど、今朝のNHKでこのテザー実験が紹介されてたんですが、その漁網メーカーは「ロープを結んで網を作る」のではなく、「ロープそのものをよりながら網目状に編んでいく」という技術を売りにしているそうで。結び目がないと強度的に優れているし、軽くかさばらないとか。通常の漁網製造ラインで作ったテザーでは微妙なバラツキが出て問題になったので、よりも高精度な網を製造する機械を設計開発するところからやったそうです。
まあ書きかけ [medium.com]で悪いんだがスペースデブリとはなんぞやと言うのを理解して貰うと「膜」とか言う言葉は出てこないと思うんだ。地球周回軌道上のスペースデブリてのは、静止軌道のちょい外側から大気圏のすぐそばまでもわっと覆ってる塵の雲、ただしそれらは毎秒8キロ弱からそれ以上のすごいスピードで動いてる。そんな感じ。
上でもわっとと書いたけれど、宇宙機が投入される軌道ってのは割りとお決まりがあるんで、スペースデブリもそれに沿って筋状や帯状に固まって存在してる。だもんで先ず対策の1つ目としてはデブリの居そうな軌道を避ける。軌道は交差するかも知れないけれど、デブリと同じ軌道を取るよりは衝突する確率が減る。
次はリンク先の文章にもちらっと触れられてる(ホントはその後に詳しく書くつもりだったけど投げっぱになってる)ように宇宙機の外側にホイップルバンパーを装備する。ホイップルバンパーの質量分だけ宇宙機のコストパフォーマンスは落ちるけれど、そこは民間の打上げ会社のコストダウンに期待しようみたいな。
上の2つで当面(今世紀いっぱい?)は凌げるんじゃないかなあと。
>デブリの居そうな軌道を避ける。軌道は交差するかも知れないけれど...
デブリと同じ軌道のほうが、衝突確率が低くなるし相対速度が小さくなってより安全ではないだろうか?
特定のデブリ1個ならその通りだけど、実際は複数のデブリがそれぞれ異なった軌道にいるわけですよ。なので、1つのデブリと同じ軌道を取って回避したとしても、別のデブリとは衝突しちゃうのよね。軌道傾斜角がある場合、軌道の反対側で接触すると正面衝突になるから、同じような軌道に乗るメリットは特にないんです。
雲と表現してるのは、まぁ存在確率みたいなもんで、そこに突っ込むとある確率で衝突しちゃうぞ、という感じ。ならば、雲に突っ込まない軌道にするか、雲に突っ込むとしても突っ切る形にすれば衝突確率は減るよね、ってのがレス元の提案なんじゃないかな。
当面の対策としては、軌道は用途などに依存するのであまり選べないけど、低軌道で済む用途ならなるべく低くて大気に落ちやすい軌道を選ぶ。(その代わり頻繁に打ち上げるか電気推進で軌道維持する。故障すれば自然落下するように。)ロケットの爆破ボルトや部品が散らばらないような設計にする。静止軌道に上げる上段は、仕事が終わったら自ら大気圏に突入するよう軌道変更する仕組みを組み込む。衛星のブレークアップの原因になる液体燃料を使わず、電気推進での軌道制御とする。等々、ゴミを出さない対策が優先されるでしょう。万が一衝突された場合は、一部の破損で機能喪失しないような設計も必要かな。最悪でも、導電性テザーを放出して大気圏に下ろすような制御ができるようにし、ゴミを増やさない。
所で、「民間企業による打ち上げ」に話を戻すと、現在の技術力では低軌道に小型・超小型衛星を上げるぐらいの能力しか獲得できませんし、そのニッチを狙っているわけです。だから、そもそもデブリにはなりません。数年もすれば落ちてきますからね。杞憂でした。
回収機が大きなデブリになるだけだから回収しないの静止は使い終わったらちょっと外しておけばどこへ行くにも避けて飛べるから関係ないし
その辺逆手に取って、地上で処理できないアレやコレを打ち上げて撒いたりしませんように。
頭悪いね。
アレやコレやって薄い本の事ですか?
地球を取り巻くアレやコレやの薄い本の層
おとろしい・・・
貴重な薄い本を回収しようと宇宙人が押し寄せ、ちょっとした観光地になりましたとさ。または。オゾンホールを埋めるように薄い本が集まり、絶滅の瀬戸際だった人類は救われました。
# 2つ合わせると宇宙戦争勃発となります
スペースデブリは後にアルテミスの首飾りと呼ばれ地球防衛の要になる。
惑星間戦争になる頃なら近地点を100km遠地点を数万kmくらいに置いた小惑星を何度か通過させれば粗方取れるんじゃないか
アルテミスの首飾りを構成する戦闘衛星12基は、大型の高速スペースデブリ(バザードラムジェット推進氷塊)12個と各々ほぼ同時に激突し、瞬殺されます。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
スペースデブリの回収は? (スコア:1)
そのうち地球はスペースデブリの膜に覆われて宇宙に行けなくなるぞ。
NASAは監視はしているけど、回収に行ったって記事は無いよね?
Re:スペースデブリの回収は? (スコア:5, 参考になる)
12月打ち上げ予定の、HTVこうのとり6号機では、HTV搭載導電性テザーの実証実験(KITE) [ard.jaxa.jp]が予定されています。
導電性のテザーをデブリ衛星にくっつけて、地球磁場との相互作用で減速して大気圏突入させる、という技術。2011年に発表 [srad.jp]されて2014年に宇宙実験の予定 [science.srad.jp]だっのが、2年おくれでやっと、って感じですかね。
「漁網メーカーとJAXAが協力」って聞くと、「投網で衛星を捕らえるのか」と勘違いしそうになるんですが、そうではなくテザーそのものが網になっているそうです。デブリ掃除の運用ではデブリ衛星にランデブーしてテザーを貼り付けていく運用を想定。
テザーが単なる紐ではなく網なのは、おそらく切断に対する耐久性 [srad.jp]を重視してたんだと思います。
で、ちょうど、今朝のNHKでこのテザー実験が紹介されてたんですが、その漁網メーカーは「ロープを結んで網を作る」のではなく、「ロープそのものをよりながら網目状に編んでいく」という技術を売りにしているそうで。結び目がないと強度的に優れているし、軽くかさばらないとか。
通常の漁網製造ラインで作ったテザーでは微妙なバラツキが出て問題になったので、よりも高精度な網を製造する機械を設計開発するところからやったそうです。
Re:スペースデブリの回収は? (スコア:2, 参考になる)
まあ書きかけ [medium.com]で悪いんだがスペースデブリとはなんぞやと言うのを理解して貰うと「膜」とか言う言葉は出てこないと思うんだ。地球周回軌道上のスペースデブリてのは、静止軌道のちょい外側から大気圏のすぐそばまでもわっと覆ってる塵の雲、ただしそれらは毎秒8キロ弱からそれ以上のすごいスピードで動いてる。そんな感じ。
上でもわっとと書いたけれど、宇宙機が投入される軌道ってのは割りとお決まりがあるんで、スペースデブリもそれに沿って筋状や帯状に固まって存在してる。だもんで先ず対策の1つ目としてはデブリの居そうな軌道を避ける。軌道は交差するかも知れないけれど、デブリと同じ軌道を取るよりは衝突する確率が減る。
次はリンク先の文章にもちらっと触れられてる(ホントはその後に詳しく書くつもりだったけど投げっぱになってる)ように宇宙機の外側にホイップルバンパーを装備する。ホイップルバンパーの質量分だけ宇宙機のコストパフォーマンスは落ちるけれど、そこは民間の打上げ会社のコストダウンに期待しようみたいな。
上の2つで当面(今世紀いっぱい?)は凌げるんじゃないかなあと。
Re: (スコア:0)
>デブリの居そうな軌道を避ける。軌道は交差するかも知れないけれど...
デブリと同じ軌道のほうが、衝突確率が低くなるし相対速度が小さくなってより安全ではないだろうか?
Re:スペースデブリの回収は? (スコア:3, 参考になる)
特定のデブリ1個ならその通りだけど、実際は複数のデブリがそれぞれ異なった軌道にいるわけですよ。
なので、1つのデブリと同じ軌道を取って回避したとしても、別のデブリとは衝突しちゃうのよね。
軌道傾斜角がある場合、軌道の反対側で接触すると正面衝突になるから、同じような軌道に乗るメリットは特にないんです。
雲と表現してるのは、まぁ存在確率みたいなもんで、そこに突っ込むとある確率で衝突しちゃうぞ、という感じ。
ならば、雲に突っ込まない軌道にするか、雲に突っ込むとしても突っ切る形にすれば衝突確率は減るよね、ってのがレス元の提案なんじゃないかな。
当面の対策としては、軌道は用途などに依存するのであまり選べないけど、低軌道で済む用途ならなるべく低くて大気に落ちやすい軌道を選ぶ。(その代わり頻繁に打ち上げるか電気推進で軌道維持する。故障すれば自然落下するように。)
ロケットの爆破ボルトや部品が散らばらないような設計にする。
静止軌道に上げる上段は、仕事が終わったら自ら大気圏に突入するよう軌道変更する仕組みを組み込む。
衛星のブレークアップの原因になる液体燃料を使わず、電気推進での軌道制御とする。
等々、ゴミを出さない対策が優先されるでしょう。
万が一衝突された場合は、一部の破損で機能喪失しないような設計も必要かな。最悪でも、導電性テザーを放出して大気圏に下ろすような制御ができるようにし、ゴミを増やさない。
所で、「民間企業による打ち上げ」に話を戻すと、現在の技術力では低軌道に小型・超小型衛星を上げるぐらいの能力しか獲得できませんし、そのニッチを狙っているわけです。
だから、そもそもデブリにはなりません。数年もすれば落ちてきますからね。杞憂でした。
Re: (スコア:0)
回収機が大きなデブリになるだけだから回収しないの
静止は使い終わったらちょっと外しておけばどこへ行くにも避けて飛べるから関係ないし
Re:スペースデブリの回収は? (スコア:1)
その辺逆手に取って、地上で処理できないアレやコレを打ち上げて撒いたりしませんように。
Re: (スコア:0)
頭悪いね。
Re: (スコア:0)
アレやコレやって薄い本の事ですか?
Re:スペースデブリの回収は? (スコア:2)
地球を取り巻くアレやコレやの薄い本の層
おとろしい・・・
Re: (スコア:0)
貴重な薄い本を回収しようと宇宙人が押し寄せ、ちょっとした観光地になりましたとさ。
または。
オゾンホールを埋めるように薄い本が集まり、絶滅の瀬戸際だった人類は救われました。
# 2つ合わせると宇宙戦争勃発となります
Re: (スコア:0)
スペースデブリは後にアルテミスの首飾りと呼ばれ地球防衛の要になる。
Re: (スコア:0)
惑星間戦争になる頃なら近地点を100km遠地点を数万kmくらいに置いた小惑星を何度か通過させれば粗方取れるんじゃないか
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
アルテミスの首飾りを構成する戦闘衛星12基は、大型の高速スペースデブリ(バザードラムジェット推進氷塊)12個と各々ほぼ同時に激突し、瞬殺されます。