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構造の機械的な強さのことに注目を集めているようだが、グラフェンは熱伝導性が非常に大きい物質でもある。
平面構造で、重ねても平面間の熱伝導率は低く、放熱用の素材としてはいまいち使いにくかった(細切れをグリースに混ぜる程度)が、こうやって立体構造にできるなら優秀なヒートシンクを作れるかも。
まあ、こんな複雑な構造のグラフェンシートを実際につくれるとしたら、の話だけどw
空気が通り抜ける構造でないと、折角伝導した熱を運び出すことができないですね。でもカーボンナノチューブを束にするよりは実現が楽かなあ。
ジャイロイドブロックの端にピエゾ振動子をつけて進行波で空気を流すポンプとか作れるかな。LSI上にそんなのを形成した研究事例がありましたよね。
ジャイロイドは中の空隙はつながっているので(膜の表側の空間と裏側の空間はつながってないけど)、空気が通り抜けられる構造ですよ。
「通り抜けられる」からと言って、「効率良く素通りする/熱交換できる」とは限らんし。
スポンジや紙みたいなのでも水や空気は通り抜けられるけど、どちらかというとゴミを漉しとるフィルターの用途でしか使わんでしょ。
そら紙やスポンジは熱伝導性が悪いからなwヒートシンクに使うバカはいない。
ビデオを見れば、向こう側を見通せる穴があるくらいに通気性がいいのがわかるだろうに。
分子サイズの隙間だと、空気が通るかどうかは微妙です。ファンデルワールス力で捕捉されちゃうかもしれないし、そもそもグラフェンなんだから表面にπ電子がうねうねしてます。
ただ、空気を抜くとかいう議論ができている時点で、空気の分子は通れることが確実視されているのかもしれません。が、細い管というのは抵抗が大きいので、空気を流そうとすると相当圧力をかけないといけなそうな気がします。
スケールを大きくすればいいだけじゃないの?
単純にスケールを大きくしただけじゃ強度が足りなくて潰れちゃうでしょ?強度は断面積(=スケールの2乗)にしか比例しないが、支える必要のある重さはスケールの3乗に比例する。
空気分子が楽に通り抜けられる程度にまで大きくすればいいだけでしょ?ヒートシンクは構造材じゃないんだから、自重と空気の流れの風圧に耐えられればいいだけ。
この構造物をグラフェンで作ることができれば、「現在知られている中で最も軽く、強い素材の一つ」になる、ということだから、最も適しているだろう。
うん、グラフェンじゃないね。
グラフェンって、鉛筆の芯にスコッチテープをはって剥がして黒いのがついた、その薄さですからね。
この研究では、グラフェンを使って、軟鉄の4.6%の密度のバージョンや、空気より密度の小さくなるバージョンなど、スケールを変えた様々な密度の構造物を作った場合の機械的特性を研究しているんだよ。
動画に出てくるピンク色の卑猥な物体は強度評価用にマクロサイズで作った模型なんでグラフェン出できているわけではないし実際に作る場合も目はもっと細かくなります。冗談なのか本気なのかわかりかねますが…
細かくなっても比率は同じだから、模型で貫通する穴ができているなら、縮小しても貫通穴はそのまま残る。で、スケールを調節して、空気分子が楽に通り抜けられるぐらいの穴になるように作ればいいだけでしょ、という話。わかる?
元の論文をgoogleに訳させたものを斜め読みした限りでは実際に作ったら光学顕微鏡でも見えない小さな穴しか作れないよ。
どうやってジャイロイド構造を保ったままスケールを調節するつもり?
そもそもこの論文はどうやって作るかについて述べたものではない。「作れたら」こういう強度になりますよという話。
記事内でも研究者が「実際にこんな構造物を普通の方法で作るのは多分不可能だろう」と書いている。続けて「例えばこういう方法でなら...」とアイディアを出してはいるが。
シミュレーションで、密度をヘリウムより軽くするまでに小さくすると、構造の強度が大気圧に耐えられなくなると言っていることからわかるように、いろいろな密度で作ることを考えている。論文の中にもスケールを変えたシミュレーションモデルを作って解析した旨が述べられているが。本当に読んだの?
http://gigazine.net/news/20140731-silentpower/ [gigazine.net]銅製のスポンジたわし型ヒートシンク
問題はコスパだけで作りさえすれば効率良く熱交換できるみたいですねCore i7 4785T+GTX 760をファンレスで冷やせたみたいですし
多孔質金属は次のヒートシンクとして注目されてはいますが、こんな結果も出てます。http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1036941.html [impress.co.jp] (グロ注意)>具体的な実験手法などについては論文を参照されたいが、結論から言うと、多孔質金属フィンの性能は芳しいものではなかった。
多孔質金属は穴が不規則で微細な形状であるがゆえに圧損が高いので、タワシみたいな形状で大気との熱交換がちゃんと行われるそのヒートシンクはビックリなのですが。
その写真を見る限りヒートシンクに使われてるものは、多孔質(ポーラス)構造の金属というよりもっと目が粗いスポンジ状のものですね。
言うなれば無印良品で販売している、石鹸が溶けない"石鹸置き"みたいなものです(ドヤァ
ポーラスなものといえばもう少し目が詰まっているというか、穴のほうが小さいという感じですね。この枝の下につけてるロータス金属ってのはその穴の方向をうまく制御して風通しが良くなるようにしたものみたいですね。
# 無印の石鹸置きはマジお勧めだから、騙されたと思って買ってみよう
その記事でも
ロータスアロイ株式会社のホームページでは、水冷システムにおいてマイクロチャンネルのヒートシンクに代わってロータス金属を採用することで2倍の熱伝達率を実現していることが紹介されている。
と書いてあるけど。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
ヒートシンクにどうか? (スコア:0)
構造の機械的な強さのことに注目を集めているようだが、
グラフェンは熱伝導性が非常に大きい物質でもある。
平面構造で、重ねても平面間の熱伝導率は低く、放熱用の素材としてはいまいち使いにくかった
(細切れをグリースに混ぜる程度)が、こうやって立体構造にできるなら優秀なヒートシンクを作れるかも。
まあ、こんな複雑な構造のグラフェンシートを実際につくれるとしたら、の話だけどw
Re: (スコア:0)
空気が通り抜ける構造でないと、折角伝導した熱を運び出すことができないですね。
でもカーボンナノチューブを束にするよりは実現が楽かなあ。
ジャイロイドブロックの端にピエゾ振動子をつけて進行波で空気を流すポンプとか作れるかな。
LSI上にそんなのを形成した研究事例がありましたよね。
Re: (スコア:0)
ジャイロイドは中の空隙はつながっているので(膜の表側の空間と裏側の空間はつながってないけど)、
空気が通り抜けられる構造ですよ。
Re: (スコア:0)
「通り抜けられる」からと言って、「効率良く素通りする/熱交換できる」とは限らんし。
スポンジや紙みたいなのでも水や空気は通り抜けられるけど、どちらかというと
ゴミを漉しとるフィルターの用途でしか使わんでしょ。
Re: (スコア:0)
そら紙やスポンジは熱伝導性が悪いからなw
ヒートシンクに使うバカはいない。
ビデオを見れば、向こう側を見通せる穴があるくらいに通気性がいいのがわかるだろうに。
Re:ヒートシンクにどうか? (スコア:1)
分子サイズの隙間だと、空気が通るかどうかは微妙です。
ファンデルワールス力で捕捉されちゃうかもしれないし、そもそもグラフェンなんだから表面にπ電子がうねうねしてます。
ただ、空気を抜くとかいう議論ができている時点で、空気の分子は通れることが確実視されているのかもしれません。
が、細い管というのは抵抗が大きいので、空気を流そうとすると相当圧力をかけないといけなそうな気がします。
Re: (スコア:0)
スケールを大きくすればいいだけじゃないの?
Re: (スコア:0)
単純にスケールを大きくしただけじゃ強度が足りなくて潰れちゃうでしょ?
強度は断面積(=スケールの2乗)にしか比例しないが、支える必要のある重さはスケールの3乗に比例する。
Re: (スコア:0)
空気分子が楽に通り抜けられる程度にまで大きくすればいいだけでしょ?
ヒートシンクは構造材じゃないんだから、自重と空気の流れの風圧に耐えられればいいだけ。
この構造物をグラフェンで作ることができれば、「現在知られている中で最も軽く、強い素材の一つ」になる、
ということだから、最も適しているだろう。
Re:ヒートシンクにどうか? (スコア:2)
うん、グラフェンじゃないね。
グラフェンって、鉛筆の芯にスコッチテープをはって剥がして黒いのがついた、その薄さですからね。
Re: (スコア:0)
この研究では、グラフェンを使って、軟鉄の4.6%の密度のバージョンや、
空気より密度の小さくなるバージョンなど、スケールを変えた様々な密度の構造物を作った場合の
機械的特性を研究しているんだよ。
Re: (スコア:0)
動画に出てくるピンク色の卑猥な物体は強度評価用にマクロサイズで作った模型なんでグラフェン出できているわけではないし実際に作る場合も目はもっと細かくなります。
冗談なのか本気なのかわかりかねますが…
Re: (スコア:0)
細かくなっても比率は同じだから、模型で貫通する穴ができているなら、縮小しても貫通穴はそのまま残る。
で、スケールを調節して、空気分子が楽に通り抜けられるぐらいの穴になるように作ればいいだけでしょ、という話。
わかる?
Re: (スコア:0)
元の論文をgoogleに訳させたものを斜め読みした限りでは
実際に作ったら光学顕微鏡でも見えない小さな穴しか作れないよ。
どうやってジャイロイド構造を保ったままスケールを調節するつもり?
Re: (スコア:0)
そもそもこの論文はどうやって作るかについて述べたものではない。
「作れたら」こういう強度になりますよという話。
記事内でも研究者が「実際にこんな構造物を普通の方法で作るのは多分不可能だろう」
と書いている。続けて「例えばこういう方法でなら...」とアイディアを
出してはいるが。
シミュレーションで、密度をヘリウムより軽くするまでに小さくすると、
構造の強度が大気圧に耐えられなくなると言っていることからわかるように、
いろいろな密度で作ることを考えている。
論文の中にもスケールを変えたシミュレーションモデルを作って解析した旨が述べられているが。
本当に読んだの?
Re: (スコア:0)
http://gigazine.net/news/20140731-silentpower/ [gigazine.net]
銅製のスポンジたわし型ヒートシンク
問題はコスパだけで作りさえすれば効率良く熱交換できるみたいですね
Core i7 4785T+GTX 760をファンレスで冷やせたみたいですし
Re: (スコア:0)
多孔質金属は次のヒートシンクとして注目されてはいますが、こんな結果も出てます。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1036941.html [impress.co.jp] (グロ注意)
>具体的な実験手法などについては論文を参照されたいが、結論から言うと、多孔質金属フィンの性能は芳しいものではなかった。
多孔質金属は穴が不規則で微細な形状であるがゆえに圧損が高いので、タワシみたいな形状で大気との熱交換がちゃんと行われるそのヒートシンクはビックリなのですが。
Re:ヒートシンクにどうか? (スコア:1)
その写真を見る限りヒートシンクに使われてるものは、多孔質(ポーラス)構造の金属
というよりもっと目が粗いスポンジ状のものですね。
言うなれば無印良品で販売している、石鹸が溶けない"石鹸置き"みたいなものです(ドヤァ
ポーラスなものといえばもう少し目が詰まっているというか、穴のほうが小さいという
感じですね。この枝の下につけてるロータス金属ってのはその穴の方向をうまく制御して
風通しが良くなるようにしたものみたいですね。
# 無印の石鹸置きはマジお勧めだから、騙されたと思って買ってみよう
Re: (スコア:0)
その記事でも
ロータスアロイ株式会社のホームページでは、水冷システムにおいて
マイクロチャンネルのヒートシンクに代わってロータス金属を採用することで
2倍の熱伝達率を実現していることが紹介されている。
と書いてあるけど。