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骨髄の遺伝情報を書き換えて鎌状赤血球症を治療する手法が開発される」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    鎌形赤血球症があると平均寿命が大きく縮む代わりにアフリカ諸国に蔓延している病気のどれだかにかからないとどこかで読んだ

    • by Anonymous Coward on 2017年03月09日 16時36分 (#3173415)

      そう、マラリア耐性で有名ですね。
      こっから下はwikipedia斜め読みですが、鎌状赤血球ではマラリア原虫がうまく成長できないため、耐性がある。
      発現遺伝子をホモで持つとまず大人になれず死亡してしまうけど、ヘテロで持つ人はマラリアも重症貧血もかからず成長できる人が出るため、ある程度遺伝子が残っていく。

      治しちゃって大丈夫?とか一瞬思ったが、科学としては両方とも発症しないようにすることが目標、か。
      (マラリアで致死なのは子供、重症貧血はそこそこ大きくなってから、という違いもあるようだ)

      親コメント
      • > マラリアで致死なのは子供、重症貧血はそこそこ大きくなってから
        これが割と重要で、
        子供のうちに死んじゃうとそもそも子孫を残せないのでその遺伝子は残らないけど、
        「大きくなってから」が一応子供を作ってからという意味なら、子孫を残すうえでは有効だから残るんですよね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ではみんなで出産可能年齢ぎりぎりまで子供を作らないようにすれば、重症貧血者の寿命も延びるようになるかも。

          • by Anonymous Coward

            0個ならマラリアによる死亡リスク増大、
            2個なら重症貧血者による死亡リスク増大、
            1個ならどちらのリスクも低下して安全だが、
            両親共に1個以上該当遺伝子を持っていると該当遺伝子を2個持った子供の出生リスクが発生する。

            直接の影響としては、寿命が伸びるというより淘汰されるだけ。
            元々マラリアとのトレードオフなら当分は該当遺伝子保持者の数の収束点が変化するだけな気がする。

            長期間続けば該当遺伝子を2個獲得した時点で死ぬような遺伝子が発生したりとか、
            マラリアリスクの低下要因を維持しつつ貧血リスクの低下した変異が発生したりとか、
            該当遺伝子を持つ相手を結婚相手から除外するような好みが発生する可能性はあるけど……
            有益な遺伝子の変異を獲得するって何十世代必要なんだろう。

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